個人でカフェや飲食店などを経営している方のなかには、フリーWi-Fiの設置を検討している方も多いでしょう。
フリーWi-Fiを設置すれば、集客効果や顧客満足度の向上が見込めます。
有名なチェーン店もフリーWi-Fiを導入している今、こうした店に負けないためにも、個人店こそフリーWi-Fiを設置すべきです。
では、個人店がフリーWi-Fiを設置するには、どうすればいいのでしょうか?
今回は、個人店の経営者に向けて、Wi-Fiの設置方法について紹介していきます。
個人店がお客さん用のWi-Fiを設置する4つの方法
Wi-Fiを設置する主な方法は、以下4つあります。
- Wi-Fiルーターを設置
- フリーWi-Fiを契約
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ポケットWi-Fiを契約
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置くだけWi-Fiを契約
このように、お客さん用のWi-Fiの設置方法は複数ありますが、なかにはおすすめのものも、そうでないものもあります。
では、次のパートから、おすすめのWi-Fi設置方法について紹介していきましょう。
個人店におすすめな2つのWi-Fi設置方法
個人店におすすめなWi-Fiの設置方法は、以下の2つです。
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Wi-Fiルーターを設置
-
フリーWi-Fiを契約
これらはどちらも、店に固定回線があることが前提条件です。
フリーWi-Fiの場合、固定回線との契約がサービス内容に含まれているケースもあるので、店に固定回線がない場合は、そちらを検討してもいいでしょう。
ここでは、それぞれの設置方法について説明していきます。
個人店におすすめなWi-Fi設置方法①
~Wi-Fiルーターを設置~
Wi-Fiルーターの設置は、席数が少ない、小規模な個人店におすすめです。
Wi-Fiルーターは、固定回線の電波をWi-Fiで家の中に飛ばすための機器ですが、店に設置すれば、店内にWi-Fi電波を飛ばせます。
お客さんは、このWi-Fi電波を利用することで、スマホやパソコンをネットに接続可能です。
Wi-Fiルーターは、機種ごとに、スマホやパソコンなどのデバイスの同時接続台数が決められています。
20台以上接続可能なモデルもあるので、小規模な個人店なら、これで十分だと言えるでしょう。
Wi-Fiルーターのメリットは、機器を購入するだけで使用できるため、月額料金がかからないことです。
デメリットは、フリーWi-Fiと比べると、同時接続台数が少ない点が挙げられます。
Wi-Fiルーターは、市販のものを購入して、光回線の終端装置である「ONU」とLANケーブルで接続することで使用できます。
個人店におすすめなWi-Fi設置方法②
~フリーWi-Fiを契約~
お客さんが多く、Wi-Fiルーターでは同時接続台数が足りないという場合には、オフィスや店舗向けのフリーWi-Fiがおすすめです。
フリーWi-Fiは、サービス事業者に申し込みをして、「Wi-Fiアクセスポイント装置」を購入、またはレンタルすることで利用できます。
この装置があれば、お客さんはアクセスポイントに接続することで、ネットができます。
フリーWi-Fiの主なメリットは、以下の2つです。
- 同時接続台数が多い
- 安全性が高い
フリーWi-Fiの同時接続台数は、サービスやプランによっても異なりますが、100台を超えるものも珍しくありません。
また、市販のWi-Fiルーターと比べて、セキュリティがしっかりしていて、安全性が高いのもメリットです。
ただし、フリーWi-Fiには、初期費用のほか、月額料金がかかるというデメリットもあります。
とはいえ、月額料金は高くても4,000円程度なので、大きな負担にはならないはずです。
フリーWi-Fiは、サービス事業者と契約することで、Wi-Fiアクセスポイント装置を送ってもらえます。
この装置とONUをLANケーブルで接続すれば、フリーWi-Fiを使用できます。
個人店におすすめできない2つのWi-Fi設置方法
固定回線がない個人店の経営者のなかには、以下のWi-Fiの設置を考えている方もいるかもしれません。
- ポケットWi-Fi
- 置くだけWi-Fi
これらはどちらもモバイル回線を使用しているため、固定回線がなくても利用できるうえ、月額料金も固定回線より安いのがメリットです。
しかし、これらは2つとも、お客さん用のWi-Fiには向きません。
ここでは、ポケットWi-Fiと置くだけWi-Fi、それぞれがおすすめできない理由について、説明していきます。
個人店におすすめできないWi-Fi設置方法①
~ポケットWi-Fiを契約~
ポケットWi-Fiは、持ち運びが可能なWi-Fiルーターです。
個人で使用するぶんには便利ですが、ポケットWi-Fiには以下のデメリットがあります。
- 通信制限がある
- 通信速度が安定しづらい
- 回線の種類や設置場所によっては電波が届きにくい
ポケットWi-Fiは、基本的にデータの通信量が定められており、規定のデータ通信量を超えると速度制限がかかります。
WiMAXの「ギガ放題」も、月間のデータ通信量は無制限ですが、3日で10GBの制限があります。通信速度が安定しづらいのも、ポケットWi-Fiのデメリットです。
ポケットWi-Fiのモバイル回線通信では、基地局が発する電波を、周囲のユーザーたちが分け合って使う形となっています。
そのため、利用者が多い場所や時間帯は、回線が混雑してしまい、速度が遅くなってしまうのです。
回線の種類や場所によっては、電波が届きにくい点も注意が必要です。
キャリア回線の場合、全国ほぼすべてのエリアをカバーしていますが、WiMAXの「WiMAX2+回線」は、キャリア回線に比べて通信エリアが狭くなっています。
また、WiMAXは、屋内や地下では電波が入りにくいのも難点です。
いくら無料でWi-Fiが利用できても、通信環境が悪ければ、お客さんは不満に感じてしまいます。
そのため、ポケットWi-Fiは、お客さん用のWi-Fiとしてはおすすめできません。
個人店におすすめできないWi-Fi設置方法②
~置くだけWi-Fiを契約~
置くだけWi-Fiは、コンセントを挿すことで使える、自宅で使用するタイプのWi-Fiルーターです。
自宅用といっても、置くだけWi-Fiもモバイル回線が使われているため、ポケットWi-Fiと同じ、以下のデメリットがあります。
- 通信制限がある
- 通信速度が安定しづらい
- 回線の種類や設置場所によっては電波が届きにくい
置くだけWi-FiにはWiMAXや「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」がありますが、WiMAXには3日で10GBの通信制限あり。
SoftBank Airは通信量無制限ですが、回線の混雑時には速度制限がかかることがあると公表されています。
置くだけWi-Fiは、ポケットWi-Fiに比べれば同時接続台数が多いのですが、通信の不安定さや電波状況については、ポケットWi-Fiと変わりありません。
そのため、置くだけWi-Fiも、お客さん用のWi-Fiとしてはおすすめできません。
まとめ
個人店で、お客さん用のWi-Fiを設置するのにおすすめな2つの方法と、それぞれのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット | |
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WiFiルーター |
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フリーWiFi |
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個人店を経営されている方は、お客さんの数やセキュリティ面から、どちらを選ぶか決めるといいでしょう。