最近、カフェや飲食店、店舗などでフリーWiFiを導入が増えてきています。
実際、フリーWiFiの導入を考え経営者も多く、その理由は経営面でのメリットが大きいからに他なりません。
具体的にどんなメリットがあるのか?そして、逆のどういったデメリットがあるのかをここで詳しくご説明します。
飲食店がフリーWiFiを設置するメリット
まず、メリットを箇条書きで挙げてみます。
- 店舗の認知度向上
- 集客数の向上
- 滞在時間の満足度向上
- 客単価の向上
- 従業員満足度の向上
- 宣伝されやすくなる
イメージを付けやすくするために、もう少し細かく解説します。
店舗の認知度向上
フリーWiFiを繋ぐ際に、SSIDを入力する必要があります。
SSIDというのはWiFi機器の名称やサービス名を示すことが多いです。
仮に、外でフリーWiFiを探している時に、上記画像のように店舗名(飲食店名)が分かる名称で表示されていたら、少し周りを見てみたりしませんか?
店舗から離れていると表示されませんが、最近のWiFiは割と遠くまで飛ぶので、表示される可能性もあります。
また、仮に使うにしても電波が強いほうがいいので、店舗の近くまで行くケースも考えられます。
結果的に、店舗名を認知してもらえる可能性が向上するわけです。
集客数の向上
業態にもよりますが、昨今の個人当たりの通信データ利用量は、数年前の数倍にも膨れ上がる勢いで伸びています。
結果的に、スマホのデータ容量だけじゃ足りない!という人が増えているため、フリーWiFiがあるお店を選ぶ客層が増加傾向にあります。
飲食店やカフェ、また滞在時間が多少長めになりやすい店舗だと、フリーWiFiがあるお店が選ばれる可能性も高くなります。
結果、フリーWiFiを導入することで集客数の向上が期待できるわけです。
滞在時間の満足度向上
近年、動画配信サービスや電子書籍、youtubeやインスタグラムなど、データ容量を大量に消費するコンテンツの利用者が増えています。
私も、飲食店に入ったら料理が出るまでの間、電子書籍でマンガを読んだりして待っています。
ただダウンロードって結構データ容量が大きいので、スマホやタブレットだと控えめに意識します。
しかし、フリーWiFiが気楽に使えるなら、そのお店にいる間はフリーWiFiを利用して、明日読むものまでダウンロードするかもしれません。
結局、待ち時間を有効活用できるので、フリーWiFiがあって助かった!と満足度の向上に期待できます。
客単価の向上
フリーWiFiがあると、滞在時間が増える可能性があるので、店舗によっては注文数が増えることもあります。
例えば、ちょっと甘いものが食べたい気分の時、カフェとスイーツショップで、どちらもスイーツと飲み物がある場合、フリーWiFiがあるお店とないお店どちらに行くでしょうか。
ちょっとのどが渇いただけならカフェでいいかもしれませんが、このカフェだったら快適に利用できるフリーWiFiがあるし、スイーツもそこそこ美味しいから、こっちのカフェにしよう!みたいになるかもしれません。
結果、フリーWiFiがあることで客単価の向上につながる可能性があります。
従業員満足度の向上
学生アルバイトや若い層の従業員が多いお店の場合、休憩時間や待ち時間、空いた時間にスマホを触ることが多いと思います。
※経営者としては、あまり触らないでほしいと思いつつ、なかなか言えない状況の場合もありますよね。
ただし、アルバイトやパートの場合、通信費削減のために、スマホで利用できるデータ容量が少ないプランにしていることも多いです。
こんなスタッフが多い場所で、自由に使えるWiFiがあれば、それだけで喜ばれるはずです。
その結果、従業員満足度が向上します。
宣伝されやすくなる
最近の宣伝といえば、お客が発信してくれるTwitterやInstagramなどのSNSが非常に活用できます。
しかし、お店にいるときに速度制限に掛かっていて、SNSにアップロードできない!という状態で機会損失をしてしまうこともあります。
もし快適に利用できるフリーWiFiがあれば、料理や商品をアップしてくれる可能性もあるので、その場で宣伝効果が得られます。
結局のところ、快適にスマホを利用できる状態=SNSにアップしやすい状態なので宣伝してくれる人が増えることを期待できるでしょう。
飲食店フリーWiFiを設置するデメリット
デメリットも箇条書きで挙げてみました。
- 回転率・客単価が下がる可能性がある
- 無駄な接客が増える可能性がある
フリーWiFiの導入は大きなメリットがある反面、それに反対するようなデメリットもあります。
回転率・客単価が下がる可能性がある
これは飲食店の場合に考えられることですが、快適に利用できるフリーWiFiは多くのお客様に喜ばれる反面、WiFi利用目的で来店される可能性があります。
そういった客層は、少ない注文で長く居座る可能性があり、客単価が下がる可能性があります。
また、他のお客様に迷惑はかけないものの、回転率が悪くなる可能性はあります。
無駄な接客が増える可能性がある
フリーWiFi利用を目的として来店されるお客様は、「いつ帰るんだろう…」「他のお客さんが入れないから早く帰ってほしい」「注文まだだろうか…」といった感情を抱きやすいものです。
結果的に、「ご注文はお決まりになりましたか?」だったり、「他のお客様のために、1時間をめどに…」なんて無駄な接客が増える可能性があります。
フリーWiFiはお店の集客施策でやるものですが、それがかえってネガティブな原因を与える可能性があります。
飲食店はフリーWiFiを導入するべきか
結論からいうと「導入するメリットは大きい」です。
そうはいっても、店舗・飲食店において、フリーWiFi導入の一番大きな障害になるのが、以下3つだと思います。
- 回転率の低下
- 客単価の低下
- ネガティブな接客が増えること
しかし、導入するフリーWiFiの種類で、これら3つのデメリットを解消することも可能です。
また、店舗・飲食店側の仕組みづくりによって解消することもできます。
ただし気を付けないといけないのが、制限ありまくりで速度遅すぎるようなフリーWiFiを導入することはメリットがないということです。
店舗用フリーWiFiの決定版
ギガらくWi-Fiに問い合わせる
店舗・飲食店が導入するフリーWiFiの選ぶ基準
導入するフリーWiFiを選ぶ基準は以下4つです。
- 同時に何台接続できるか
- 通信速度はどの程度必要か
- セキュリティーはどうするか
- 導入費用はどうするか
詳しくご説明します。
同時に何台接続できるか
フリーWiFiの利用できる人数が制限されて使えない人が多く出るのでは意味がありません。
店舗規模や集客数から、フリーWiFiの最大利用者数を割り出して、どの程度の人が同時利用できるようにするか決める必要があります。
通信速度はどの程度必要か
通信速度はフリーWiFiの満足度を決める重要な要素です。
しかし現在、通信速度の遅いフリーWiFiを導入している店舗が多いです。
仮に、不満がでない程度の通信速度を担保すると、どの会社のフリーWiFiが良いのか見極める必要があります。
セキュリティーはどうするか
フリーWiFiは便利ですが導入を誤るとデータ漏洩リスクがあります。
例えば、WiFi規格(WPA・WPA2・WPA3など)の暗号化方式により、セキュリティー強度が大きく変わってきます。
お店のため、お客様のために導入するフリーWiFiが、両者のマイナスになるものであってはいけません。
SSIDやパスワードを管理するのはもちろんですが、WiFi規格にも注意を払う必要があります。
導入費用はどうするか
フリーWiFiは、無料で設置できるものから、初期費用を払って設置するもの、初期費用無料で月額料金を払って設置するものなど様々です。
初期費用は0~50,000円、月額料金は0~5,000円ほどが一般的です。
低品質のフリーWiFiなら安く、高品質のフリーWiFiは月額料金が少しかかります。
フリーWiFiを設置することで経営上のマイナスにならないようにするには、将来を考えるとある程度の品質を担保するのは重要です。
費用対効果も考えたうえで、どの程度の費用なら払えるのかを決めましょう。
フリーWiFiを導入する手順
- フリーWiFiの業者を決めて問合せ
- フリーWiFiを設置できるか調査
- フリーWiFiを設置
1.フリーWiFiの業者を決めて問合せ
フリーWiFi業者はたくさんあります。
どのフリーWiFi業者にするのか、通信速度・同時接続台数・セキュリティー・料金などのバランスを考えて決めましょう。
店舗用フリーWiFiの決定版
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2.フリーWiFiを設置できるか調査・説明をうける
フリーWiFiを設置する業者を決めても、店舗・飲食店の配線状況次第で設置できない場合があります。
ご自身で調べた情報に勘違いがないとも限りません。
あとでフリーWiFiの業者を間違えたとならないために、しっかりと説明を受けましょう。
また、そもそも設置可能か見てもらうのも重要です。
3.フリーWiFiを設置
フリーWiFiの業者を決め、現地調査が終了すると、最後に設置工事があります。
選ぶフリーWiFiによっては設置工事が不要なものもあり、自分で接続するだけで済むこともあります。
フリーWiFi設置後は、SSIDとパスワードを設定すればつながるようにもできますし、誰でもパスワードなしで接続できるようにもできます。
設定方法は選んだ業者に確認してください。
まとめ
飲食店・店舗にとって、フリーWiFiを設置することで計り知れないメリットを得ることがあります。
ただ導入や仕組みを間違えるとデメリットの方が大きくなることもあります。
フリーWiFiを導入する場合は、どういった店舗・飲食店にするのかの経営方針に沿って、フリーWiFiを選びましょう。