SoftBank 5G ポケットWiFiはどうなの?エリアや料金などを徹底比較

この記事はSoftBank(ソフトバンク)の5G回線が使えるポケットWiFiを検討・調査している人に向けて書いています。

  • SoftBank5GポケットWiFiはおすすめか?
  • SoftBank5GポケットWiFiの料金は安いのか?
  • SoftBank5GポケットWiFiのスぺックは良いのか?
  • SoftBank5GポケットWiFiよりほかに良い5GポケットWiFiはあるのか?

このようなSoftBank5GポケットWiFi5Gに関するあらゆる情報を詳しく解説、または比較をして判断できるようにしました。

著者:瀬戸根弘宜
瀬戸根弘宜
私は新聞社に日本で結いるネット回線のプロとして認められた専門家です。13年以上にわたり累計2万人以上にネット回線選びのお手伝いをしてきた経験から、独自の観点や比較手法によって、後で後悔しないコスパの良いポケットWiFi・WiMAXの選び方をお伝えしている。
更にChat WiFiが運営するWiFi情報サイト「ちょっとWiFi」の監修者にも抜擢されました。

著者・監修者の詳細情報はこちら

ぜひ最後までご覧ください。

SoftBank5GポケットWiFiの詳細内容

SoftBank5GポケットWiFiは1種類の端末かつ2種類のプランがあります。

プランによって利用できるデータ通信量と月額料金が違い、通信速度は端末スペックを参考にしていただければと思います。

SoftBank5GポケットWiFiで利用できる端末からご紹介します。

SoftBank5GポケットWiFiの端末

SoftBank 5G A004ZT ソフトバンクの5G専用端末

Pocket WiFi 5G A004ZTのスペック詳細
発売日 2021年3月19日
メーカー ZTEコーポレーション
通信速度 ■最大下り
5G:3.0Gbps
(WiFi利用時は最大881Mbps程度)
4G:838Mbps
■最大上り
5G:298Mbps
4G:46Mbps
連続通信時間
(バッテリー)
約7.4時間:4G(AXGP)
約5.9時間:4G LTE(FDD-LTE)
約3.6時間:5G(Sub6)
約3.0時間:5G(ミリ波)
サイズ 約W133×H73×D18.6mm
重量 約225g
WiFi規格 IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax
(5GHz/2.4GHz)
同時接続台数 30台
端子 USB Type-C

5Gエリアでの最大通信速度は3Gbpsとなり光回線より高速です。
※あくまでも理論値で出ても最大10分の1(300Mbps)程度です。

ただバッテリーの持ちは比較的短い方で、5G通信時だと3時間程度しか持たないようです。

ただ同時接続台数が多いので、急に10台以上繋がないといけないときにも利用しやすいです。

瀬戸根

同時接続台数が多すぎても、そもそもデータ容量が足りなくなり、通信速度も安定しなくなるので、同時接続は5台程度に抑えておくのが理想です。

SoftBank5GポケットWiFiのプラン内容

SoftBank5Gイメージ

SoftBank5GポケットWiFiのプラン詳細

プラン名 データプラン50GB
SoftBankポケットWiFiのプラン(50GB)
データシェア
SoftBankポケットWiFiプラン(データシェア)
月額料金 毎月:5,280円 毎月:1,078円
キャンペーン なし なし
データ容量 1ヵ月 50GB
※データシェアは30GBまで
30GBまで
(メリハリ無制限でも)
3日間 なし なし
速度制限時 月50GB超過時
128Kbpsに低下
月30GB超過時
128Kbpsに低下
利用回線 5G
SoftBank4GLTE
5G
SoftBank4GLTE
契約期間 縛りなし 縛りなし
支払う費用 月額料金
事務手数料
端末代
月額料金
事務手数料
端末代

SoftBank5GポケットWiFiで利用できる最大データ通信容量は50GBです。

データ通信容量50GBで毎月5,280円もするので、100GBで3,700円台がある中で考えると、ポケットWiFiの中では非常にコスパが悪いです。

他社との違いや詳細は後ほどご紹介します。

SoftBank5Gポケットの対応エリアはどう?

2021年5月5日時点の5G回線の対応エリアは下記の通りです。

※4都市でデータを抽出しました。

SoftBank5GポケットWiFiの対応エリア状況
参照元:Pocket WiFi 5G A004ZTのサービスエリアマップ

濃いめのピンク色と、薄い紫色が5G対応エリアで、濃いポンク色は3.7GHzの5G回線なので通信速度は4Gに近いです。

SoftBank5Gエリアの詳細情報

※5G回線が本領発揮するのは、28GHz等の高周波数帯で利用できるようになってからです。

SoftBank5G回線は各エリアの主要場所は割と広めの地域で利用できるようです。

ちなみにSoftBank5Gは各キャリアの中でも開発が早いですが、5G回線は高周波数帯の電波を使っている兼ね合い上、室内だとまだまだ電波が弱かったり、そもそも室内で5G回線を使えないことも非常に多いです。

あくまでも対応エリアマップは、その地域で電波は飛んでいるが使えるかどうかはその場所で試さないとわからないと考えておきましょう。

瀬戸根

エリアマップも残念ながら理論上のエリアなので、実際に利用できたエリアというわけではありません。

SoftBank5GポケットWiFiと他社5GポケットWiFiを徹底比較

5GポケットWiFiのある会社
  1. SoftBank
  2. WiMAX
  3. docomo
  4. au

5G回線のポケットWiFiを扱っているのは、SoftBankも合わせて4社です。

比較では、「料金・プラン面」「対応エリア面」の2つで細かくみていきます。

5GポケットWiFiの料金・プランの比較

5GポケットWiFiの比較表
SoftBank
softbankのロゴ
WiMAX
UQ WiMAX※他プロバイダ有り
docomo
docomo logo
au
auロゴ
月額料金 毎月5,280円 1~24ヵ月目:4,268円
25ヶ月目以降:4,818円
毎月7,315円 48ヵ月間:5,478円
49ヵ月目以降:7,678円
データ通信容量 50GB 無制限
(3日15GB)
60GB 80GB
キャンペーン なし 5,000円
キャッシュバック
なし なし
端末代
(端末名)
69,840円
(Pocket WiFi 5G A004ZT)
21,780円
(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)
68,904円
(Wi-Fi STATION SH-52A)
71,500円
(Speed Wi-Fi 5G X01)
最大通信速度 下り:3.0Gbps
上り:298Mbps
下り:2.2Gbps
上り:183Mbps
下り:4.2Gbps
上り:480Mbps
下り:4.1Gbps
上り:481Mbps
契約期間 縛りなし 2年間 縛りなし 縛りなし

この比較表だけでパっと分かることは多いので、特に比較説明なしでも大丈夫な方もほとんどかと思います。

ただ、比較表だけで分からない方のために、比較結果を小分けにして紹介します。

通信速度はdocomoが一番速い

SoftBank
softbankのロゴ
WiMAX
UQ WiMAX※他プロバイダ有り
docomo
docomo logo
au
auロゴ
端末代
(端末名)
Pocket WiFi 5G A004ZT Galaxy 5G Mobile Wi-Fi Wi-Fi STATION SH-52A Speed Wi-Fi 5G X01
最大通信速度 下り:3.0Gbps
上り:298Mbps
下り:2.2Gbps
上り:183Mbps
下り:4.2Gbps
上り:480Mbps
下り:4.1Gbps
上り:481Mbps

通信速度は回線というより端末スペックによる数値で、実際の通信速度とは異なります。

ただ、現時点で端末の通信速度はdocomoが4.2Gbpsが最も早く、WiMAXが2.2Gbpsと半分程度となっています。

瀬戸根

WiMAX+5Gの2.2Gbpsでも充分速いので、速度は気にしなくて大丈夫です。

データ通信量はWiMAXが一番多い

5GポケットWiFiの比較表
SoftBank
softbankのロゴ
WiMAX
UQ WiMAX※他プロバイダ有り
docomo
docomo logo
au
auロゴ
データ通信容量 50GB 無制限 60GB 80GB
3日制限 なし 3日15GB なし なし
速度制限時の
通信速度
約128Kbps 約1Mbps 約1Mbps 約128Kbps

データ通信容量は、softbank/docomo/auの3キャリアとも100GB未満と少ないです。

しかし、WiMAXだけ1ヵ月無制限なので、3日15GB制限なので実質的には月150GB制限のようなものとなっています。

ただそれでも、SoftBank5Gより「WiMAXは3倍、docomoの2.5倍、auの約2倍」多く使えるので、5G回線による高速通信を沢山楽しみたいなら、WiMAXが最適です。

月額料金はWiMAXのほうが安い

SoftBank
softbankのロゴ
WiMAX
UQ WiMAX※他プロバイダ有り
docomo
docomo logo
au
auロゴ
月額料金 毎月5,280円 1~24ヵ月目:4,268円
25ヶ月目以降:4,818円
毎月7,315円 48ヵ月間:5,478円
49ヵ月目以降:7,678円
データ通信容量 50GB 無制限
(3日15GB)
60GB 80GB
キャンペーン なし 5,000円
キャッシュバック
なし なし

利用できるデータ通信容量と月額料金のバランスで言えば、これも圧倒的にWiMAXのほうが安く沢山データ容量が使えるのでコスパが良いです。

キャリアは基本5,000円以上かかりますがデータ容量が少ないので、1GBあたりの単価にしてみると差が分かりやすいです。

1GBあたりの単価 データ容量
SoftBank
(5,280円)
105.6円 50GB
WiMAX
(4,268円)
28.4円 実質150GB
docomo
(7,315円)
121.9円 60GB
au
(5,478円)
68.4円 80GB

1GBあたりの単価でみると、WiMAXはSoftBankの4分の1となっています。

こう考えるとSoftBank5Gはコスパが悪いといわざるおえません。

ちなみにこれは端末代を想定していない状態なので、端末代を考えると更にコスパが悪くなります。

端末代金はWiMAXが一番安い

SoftBank
softbankのロゴ
WiMAX
UQ WiMAX※他プロバイダ有り
docomo
docomo logo
au
auロゴ
端末名 Pocket WiFi 5G A004ZT Galaxy 5G Mobile Wi-Fi Wi-Fi STATION SH-52A Speed Wi-Fi 5G X01
端末代 69,840円 21,780円 68,904円 71,500円

キャリア系の5GポケットWiFiの端末代は約7万円かかります。

ほとんどスマホと同じような金額帯ですが、WiMAXは21,780円なので3分の1以下の価格設定となっています。

瀬戸根

キャリアは解約時違約金がほとんどありませんが、端末残債が違約金より重くのしかかるリスクがあると想定しておきましょう。

5GポケットWiFiの各社の対応エリア比較

5Gエリアを調査した結果を比較してみましょう。

分かりやすく東京エリアで比較しました。

5GポケットWiFi 対応エリア
softbank

softbank5Gのエリア

山手線や東京メトロの主要駅周辺は比較的5Gに対応したエリアとなっています。

WiMAX

WiMAX+5Gのエリア

薄い紫色と濃いめの赤色が5Gエリアで、隅田川より西側はほとんど5G対応エリアとなっています。
※WiMAX+5Gの5G回線はauの回線を利用しています。

docomo

docomo5Gのエリア

docomoは濃いめの赤色が5Gエリアで、まだまだ主要駅周辺のみと狭いです。

au

au5Gのエリア

auの5Gエリアは、薄目ピンク・紫・濃いめの赤色のエリアです。
黄色は4GLTEエリアなので、WiMAX+5G同様に隅田川より西側が対応エリアということです。

※4G基地局のNR化により急拡大しました。
※NR化とは2~3.5GHz周波数帯の特的の4G基地局を5Gに転化する技術のことです。

結果から見ると、5G対応エリアは「WiMAX+5G」と「au」が圧倒的に広いです。

逆にdocomoは若干遅れている印象を受けます。

ただ。最終的にどのキャリアも同じぐらいの対応エリアになるよう開発が進むはずなので、そこまで深く意識する必要はないかもしれません。

 

瀬戸根

現状ではWiMAX+5Gとau5Gが一番広いです。

SoftBank5GポケットWiFiはおすすめか?

結論からいうと、SoftBank5GポケットWiFiはおすすめできません。

その理由は比較で分かった通りの

おすすめできない理由

 

  1. 結局コスパが悪い
  2. 端末代が高すぎる
  3. 通信速度はどれも変わらない
  4. そもそも同時接続数30台もいらない
  5. SoftBankスマホの割引がない

結局コスパが悪い

SoftBank5GポケットWiFiは、月額料金と利用できるデータ容量のバランスでみてもコスパが悪いです。

もう一度1GBあたりの単価をみてみましょう。

1GBあたりの単価 データ容量
SoftBank
(5,280円)
105.6円 50GB
WiMAX
(4,268円)
28.4円 実質150GB
docomo
(7,315円)
121.9円 60GB
au
(5,478円)
68.4円 80GB

月50GBしか利用できないのに毎月5,280円もかかるので、1GBあたり105円もかかります。

とはいえdocomoよりは安いですが、それでもWiMAXが1GBあたり28.4円なので圧倒的に差がありすぎます。

だからこそ、SoftBank5GポケットWiFiのコスパは悪いです。

端末代(PocketWiFi 5G A004ZT)が高すぎる

SoftBank 5G A004ZT ソフトバンクの5G専用端末

端末スペックだけでみると悪くはありません。

ただ、端末代69,840円もするので決して安いとはいえませんよね。

対照的にWiMAX+5G専用端末(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)は21,780円と安めの料金設定なので、比べるとどうしても高さが目立ってしまいます。

またスペック的に比べても何ら遜色はないので、

通信速度はどれも変わらない

通信速度比較
WiMAX
(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)
下り最大:2.2Gbps
上り最大:183Mbps
au
(Speed Wi-Fi 5G X01)
下り最大:4.1Gbps
上り最大:481Mbps
docomo
(Wi-Fi STATION SH-52A)
下り最大:4.2Gbps
上り最大:480Mbps
SoftBank
(Pocket WiFi 5G A004ZT)
下り最大:3.0Gbps
上り最大:298Mbps

5G端末の通信速度は、スペックだけでみると最大4.2Gbpsと2.2Gbpsで大きな差があります。

しかし、実際の通信速度はスペック通りとはいかず、実際に5G回線で出る通信速度は70~150Mbps程度となっています。

そのため端末スペックの通信速度は当てにしないほうが良いです。

そもそも同時接続数30台もいらない

Pocket WiFi 5G A004ZT(SoftBank5G端末)は、同時接続台数は最大30台となっています。

他の5G端末は10台前後なので2倍以上の差があります。

しかし、そもそもモバイルWiFiルーターは光回線のようにメイン回線と同じような使い方をするものではないので、そこまで多くの台数を接続できる必要はありません。

瀬戸根

月50GBしか使えないのに、たくさん繋ぐとすぐ速度制限に掛かって大変です!

SoftBankスマホの割引がない

SoftBank5GポケットWiFiには、SoftBankスマホの割引がありません。

モバイルデータ専用プランだけに割引プランもありそうですが、今SoftBankスマホ割引があるのは光回線とSoftBankAirだけです。

また月20GB使えるSoftBankの新料金プラン(LINEMO)の登場で、そもそもSoftBankのキャリア利用者も減ってきています。

結局のところSoftBankスマホ割引はないですが、経済的な面でそもそもSoftBank5GポケットWiFiを利用するのはデメリットしかないといえます。

まとめ

SoftBank5GポケットWiFiは、圧倒的なコスパの悪さからおすすめできないです。

5Gエリアはいずれの会社も同じと考えると、データ通信量が多くて月額料金の安いWiMAXを選ぶほうが満足度が高いのは間違いないです。

また、最近のスマホ業界の事情から考えても、キャリアスマホを利用し続けるのは費用面で勿体無いので、新料金プランに乗り換える人も増えてきています。

結局のところ、キャリア系ポケットWiFiはもうすでに検討する必要が無いところに来ているというところです。

ただ5G回線の高速通信は非常に魅力的なのは事実!今まで他のポケットWiFiで通信速度の遅さを感じていた人であれば、5G回線を利用したいと考えている人も多いことと思います。

5GのポケットWiFiを検討している方は、月額料金・端末代金が安く、データ容量も多いWiMAX+5Gを検討してみてはいかがでしょうか?

実際のWiMAX2+とWiMAX+5Gの速度差

通信速度と室内の快適さは全然違いました。

■WiMAX+5Gの通信速度

Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの通信速度

■WiMAX2+の通信速度

WX06の通信速度

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