
ビジネス向けクラウドSIM技術を活用したクラウドWiFi『DoRACOON(ドゥラクーン)』が、NTTメディアサプライから新しく登場しました。
日本でNTT回線というと、「品質が高いから安心!」「サポート品質が高い!」という印象を持っている方も非常に多いかと思います。
ここでは、そんな期待されるDoRACOONを法人契約するか検討する時に、気になるたくさんのことについて、詳しくお伝えします。
DoRACOONもUQ WiMAXもどっちも気になっている!
そんな人は先に「法人向けポケットWiFi徹底比較」をご覧いただくことをお勧めいたします。
- 著者:瀬戸根弘宜
- インターネット回線営業13年以上にわたり、累計2万人以上にネット回線選びのお手伝いをした経験から、アナタが本当の意味で安く使えるポケットWiFi・WiMAXの選び方をお伝えしています。
その結果、神戸新聞社にもネット回線のプロとして認められました。
注意:WEB上には正しくない情報が横行しています(大手しかり)。騙されている人が少しでも少なくなるよう、メリット・デメリットも踏まえて詳しくご紹介させていただきます。
受賞歴:BIGLOBE 優秀賞、賢威アワード優秀賞
出身:京都府・鳥取県
→著者・監修者の詳細情報はこちら
DoRACOONは事業主か法人格でしか契約ができません。そのため一般ユーザーは契約できないのご注意ください。
もし使いたい場合はレンタルを利用してください。
→DoRACOONのレンタルはココだけ!お試し利用にも最適な料金設定
DoRACOON(ドゥラクーン)の
サービス内容
〜どんなポケットWiFi?〜
Do(どこでも)RACOON(楽に)使える、クラウドSIM技術を利用したポケットWiFiである、ドゥラクーンの料金・サービス詳細について簡単に解説します。
DoRACOONのサービス内容
DoRACOONは、クラウドSIM技術を活用したポケットWiFi(以降クラウドWiFiと呼称)です。
クラウドSIM技術(クラウドWiFi)とは?
シンプルに言うと「マルチキャリアのLTE回線のうち、最適なLTE回線が使えるポケットWiFi」です。
マルチキャリアというのは、au/docomo/softbank等の携帯キャリアを指しており、これらキャリアのLTE回線が利用できます。
通常、ポケットWiFiは、モバイル端末にSIMカードを挿さないと通信を行うことはできません。
クラウドSIM技術では、各社SIMカードを挿してあるクラウドサーバーを経由して、クラウドサーバーが回線状況を判断して、利用すると決めたSIMカードの情報を端末側に貸し与えることで、通信が可能になっています。
明確には、クラウドサーバーはau・docomo・SoftBankといったキャリアのLTE回線が利用できるSIMカード情報を持ち、通信を行いたい場所ならどのLTE回線が快適に通信できるのかをクラウドサーバーが判断しているわけです。
その結果、特定のLTE回線で繋がりにくいエリアで利用する場合でも、快適に利用できるLTE回線が使えるようになるというわけです。
特定の回線を使うために必要な情報を記録させているICカードです。

DoRACOONの料金プラン
マルチファンクションタイプ | モバイルルータータイプ | スマートフォンタイプ | ||
---|---|---|---|---|
YT60 | DOR01 (スマフォンMS01) | DOR02 (GlocalMe U3) | jetfon S20i | |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
プレミアムプラン (1日5GB~) | 4,500円 | 3,800円 | 4,300円 | |
容量制限型プラン (1ヶ月5GBの場合) | 2,000円 | 1,500円 | 2,000円 | |
◯GBプラン (30GBプラン等) | 検討可能 (要問合せ) | 検討可能 (要問合せ) | 検討可能 (要問合せ) | |
エコノミープラン (無制限・低速128Kbps) | - | - | 1,000円〜 | |
休止プラン | 500円 | 500円 | 500円 | |
契約期間 | 縛りなし | 縛りなし | 縛りなし |
3種類の端末があり、基本プランは3種類(プレミアム・5GB・休止)、jetfonS20iのみエコノミープランがあります。
プレミアムプラン
月額料金 | モバイルルータータイプ 3,800円 スマートフォンタイプ 4,300円 マルチファンクションタイプ 4,500円 |
データ容量 | 1日5GB〜 |
速度制限 | 5GB超過後、段階的に速度制限 |
速度制限解除 | 翌日 |
契約期間 | 縛りなし |
1日5GBのデータ容量制限を基準とし、段階的に通信速度が低下していくプランです。速度制限にかからず利用できるデータ容量は最大155GB/月です。
1日5GB以上利用することも可能で、5GBから利用した容量に応じて、段階的に速度制限が厳しくなっていきます。
1日5GB未満→制限なし
1日5~10GB→1~3Mbps
1日10GB以上→約128Kbps
※あくまで例なので、明確な通信速度ではありません。
容量制限型プラン
月額料金 (5GBの場合) | モバイルルータータイプ 1,500円 スマートフォンタイプ 2,000円 マルチファンクションタイプ 2,000円 |
データ容量 | 月5GB |
速度制限 | 5GB超過月の月末まで |
速度制限解除 | 翌月1日 |
契約期間 | 縛りなし |
1ヶ月に利用できる容量が決まっているプランです。決まった容量を使い切ると速度制限にかかります。
どうしても速度制限を解除したい場合、1GBあたり500円で追加すれば、購入した容量分は速度制限なしで利用できます。
※モバイルルーターの場合、10GB:2,000円/15GB:2500円/20GB:3,000円
また、30GB等の大容量プランも検討しているようで、お問い合わせしていただいた際に、1ヶ月で利用したいデータ容量をお伝えください。
エコノミープラン(スマホタイプのみ)
月額料金 | スマートフォンタイプのみ 1,000円 |
データ容量 | なし |
速度制限 | なし |
速度制限解除 | なし |
契約期間 | 縛りなし |
1ヶ月・1日のデータ容量制限なしの無制限プランです。
無制限ですが、通信速度は事実上、速度制限と同じ128Kbpsで固定されます。
128Kbpsでできること
まず、ほとんどのことが満足にできない通信速度です。
仮にできることがあるとすれば、「メールやチャットのテキストのやり取りぐらい」です。
※WEBサイトでも開くまでに時間がかかります。
休止プラン
月額料金 | 500円 |
一定期間利用しないから休止させておきたい時に利用するプランです。
社員が退職したけど、2ヶ月後には社員が入ってくる時などに活用出来るプランです。
1ヵ月だけの休止も可能なのでフレキシブルに活用できます。
【おまけ情報】DoRACOONのマスコットキャラ
名前:アライグマの楽空(らくう)くん
RACOON=アライグマという意味を持つ単語なので、名前から連想しやすいキャラを作ったのでしょうか。
孫悟空みたいに自由に空を飛び回るのに可愛い顔をしたアライグマなので、超人キャラであるのは間違い有りません!
DoRACOONの契約対象者について
DoRACOONは事業者向けポケットWiFiです。
そのため契約できる対象者は下記の方に限ります。
- 法人(会社名義申込のみ)
- 個人事業主(登記していればOK)
- 副業利用(登記していればOK)
副業でも可フリーランスでも可と書いてあるWEBサイトもありますが、原則不可ですのでご注意ください。
一般利用で契約を考えている方は、申込むことはできても基本的には審査で落ちます。
また仮に契約できたとしても、規約違反なので急に契約を切られても文句はいえません。
事業目的で利用される場合は、気にせずお申込みいただけます。
DoRACOONのメリット・デメリット
- ポケットWiFi中で最もデータ容量が多い
- スタートアップキャンペーンがある
(※株式会社縁人から申込時のみ) - 休止プランがありフレキシブルに使える
- NTT西日本のグループ会社だからこその安心感
- 豊富な支払方法(口座振替・請求書払い等)
- 契約期間の縛りがない
(いつ解約しても違約金がかからない)
- 端末購入が必要
- 小容量プランは割高
ひとことで言えば、「最初に端末購入は必要だけど、たくさんのデータ容量が利用でき、更に休止プランもあるからフレキシブルに使える、高品質オールラウンダーポケットWiFi」ということですね。
ただ、大容量プランをメインにしていることもあり、低容量プランは少々高めの料金設定になっています。
もし、毎月の使用データ容量50GB以下の場合は、DoRACOONではなく別のプランをおすすめします。ただどの程度データ容量を使うか分からないなら、DoRACOONにするのが理想です。
最大のデメリット:低容量プランのコスパが悪い
DoRACOONは、月300GB使えて4180円(税込)という料金設定になっていて、他社ポケットWiFiと比較してみてもお得な料金設定です。
しかし、データ通信制限が月20GBでも月3,300円もかかり、データ容量が少ないプランのコスパは決して良いとはいえません。
だからこそ、1ヶ月50GB以下の利用がメインになる法人・個人事業主は、DoRACOON以外のポケットWiFiを選ぶのをおすすめします。
月50GB以下ならDoRACOONより最適なポケットWiFiがある
WiMAXの法人向けプランを運営しているKDDIの「Speed Wi-Fi NEXT」に、最近ミドルユーザー向けプランが開発された非公開プランの情報が入ってきました。
そのプラン内容は、「WiMAX2+回線をメイン利用とするギガ放題コースしかなかったWiMAXに、au4GLTE常時使える状態で月50GB程度利用可能」ということものです。
WiMAXやDORACOONが大容量プランなら、位置づけ的にKDDIはミドルプランですね。
auは「Speed Wi-Fi NEXT(WiMAX & au4GLTE)」というブランド名を使って、WiMAX2+回線とau4GLTE回線を利用したポケットWiFi(いわゆるWiMAX)を販売しています。
WiMAXと使える回線は全く同じものですが、WiMAX2+回線はUQコミュニケーションズ、au4GLTE回線はKDDIの所有のため、WiMAXはau4GLTEを月7GBまで使えませんでした。
KDDIが提供するSpeed Wi-Fi NEXTは、au4GLTEの利用できる量を設定できる権限を持っています。
このプランがすごいのは、WiMAXの地下や室内の奥側、トンネル内や新幹線だと不安定になることが多かったデメリットを完璧に解消できることです。
その理由は、日本トップクラスの繋がりやすい(日本全体での人口カバー率99%)のau4GLTE回線を月50GB使えるということで、スマホみたいにどこでも繋がるポケットWiFiが手に入るということです。
しかも、そんなプランのポケットWiFiが、DoRACOONよりも安い料金で利用できるという情報が手に入ったのです。
ただし、法人向けプランの内容は基本非公開なので、情報開示請求が必要で、詳細を外部に漏らすことはできませんが、代理店の中でも法人の特約プランを扱える所というのは少ないので探すのが大変です。
ただ今お読みの方はお察しの通り私は知っているのでお伝えさせていただきます。それは、KDDI特約店の中でもこの特別プランを扱っているのは「株式会社縁人」です。
ちなみに、縁人さんはDoRACOONを扱っている数少ない代理店でもあるので、「DoRACOON」「KDDIのミドルプラン」、「UQ WiMAX法人専用特別プラン」など、全て縁人さんに相談することが可能です。
各種法人WiFiの相談がしやすい代理店
新しいKDDIのミドルプラン
情報開示はこちら
特別条件開示希望キャリアに全てチェックをして、相談するのがおすすめです。
実はプラン内容を全て知っていますが、守秘義務により公開できないことをご了承ください。
DoRACOONと他社ポケットWiFiの違い
〜比較で分かる3つのこと〜
ここから、DoRACOONか他社ポケットWiFiのどっちがいいのか悩む。
そんな方に向けて、WiMAX・クラウドWiFi等の法人契約で人気のあるポケットWiFi各社と、レンタルWiFiをあわせて3つの軸で比較します。
・料金(プラン)の違い
・回線(エリア・速度)の違い
・通信速度の違い
・【重要】他社クラウドWiFiと少し違う
料金(プラン)の違い
利用するデータ容量ごとに料金を比較しました。
無制限ぽい(100GB以上)のポケットWiFiで料金比較
無制限と大容量プラン(100GB)を、2年利用した想定で比較しました。
※ロゴをクリックで法人契約できるサイトにジャンプすることができます。
100GB以上使える大容量プランの法人向けポケットWiFiだと、見た目の最安値は「BroadWiMAX」ですが、初期費用18,857円を無料にする代わりにオプション加入が必須になるため、手間等をふまえたコスパではUQ WiMAXのほうが優れています。
ただ、WiMAXは3日10GBの制限があり、1ヶ月で考えると100GB相当のようなものといえます。
そういった意味では、DoRACOONは150GB以上も利用でき、更にスタートアップキャンペーン ※1 があるので、1GB当たりのコストはDoRACOONが最も安いといえます。
また、DoRACOONは契約期間の縛りがないので、いつ解約しても違約金がかかりません。
UQ WiMAX法人専用特別プランの月額料金やキャンペーン内容は、情報開示請求をした方にしかお伝えできない※2ため、DoRACOONやBroadWiMAXよりどの程度お得になるのか、お伝えすることができません。
DoRACOONを扱っている代理店が、UQ WiMAX法人専門特別プランを扱っているので、一緒に聞いてみるのもおすすめです。
※2 開示申請した方にしかお伝えできないようになっているようです。
DoRACOOとUQ WiMAX
両方同時に問い合わせる方はこちら
50GB前後のポケットWiFiで料金比較
50GB前後のプランがある法人契約できるポケットWiFiを、2年契約した想定で比較しました。
ここからは、明らかにレンタルだと高くなるので除外しております。
50GB程度のデータ容量プランを扱っている会社なら、コスパ的にKDDI(au)の法人専用特別プランがおすすめです。
ちなみに多くの50GBプランは100GBプランと比較してみると、600円~1,000円ほどの料金差があります。
※50GBいくのかな?いかないのかな?と思われる場合は100GB以上にされるのをおすすめします。
50GBで充分であれば、確実に無駄なコストを抑えることができるので、このプランを選ぶのが理想です。
ちなみに、KDDI(au)の法人専用特別プランは、「月50GB以下ならDoRACOONより最適なポケットWiFiがある」でご説明したポケットWiFiです。
昨年に法人プランの運営元がUQからKDDIになったことにより、法人向けに新しくミドルユーザー向けのプランが開発され、ギガ放題コースしかなかったWiMAXに、月50GB程度までau4GLTEが利用可能な特別プランができたとお伝えしたものですね!
実は、私が知っている中ではこれが最もコスパが高いです。(私は情報公開できる立場にないのですいません。)
どちらにしても一度、キャンペーン情報も兼ねて、KDDI特約店の株式会社縁人に問い合わせしてみて、色々情報が揃ってから契約されるポケットWiFiを選ぶのがおすすめです。
→Speed Wi-Fi NEXT(WiMAX & au4GLTE)※法人専用特別プランの情報開示はこちら
※DoRACOONもここで扱っているのですがオトクなキャンペーンしてます。
30GB前後のポケットWiFiで料金比較
30GB前後のプランだと、DoRACOONは端末代がかかる分少し高くみえてしまいます。
ただ、使わない月は「休止プラン(500円/月)」、たくさん使う月は「プレミアムプラン」にコース変更できるので、使い方次第では最もフレキシブルに利用できます。
ちなみに低容量プランで最も安いのは上記表のとおりではない可能性があります。(法人専用プランは基本表にでないので…)
というのも、UQ WiMAX法人専用特別プランの運営元がKDDIに変わってから、新しく「ミドルプラン」が登場したという噂があります。
KDDIということは日本最高クラスのLTE回線を高い帯域幅で利用できる可能性があるので、どのポケットWiFiよりも安くて条件が良い場合があるので情報開示申請をされるのがおすすめです。
私が知っている中ではこれが最もコスパが高いです。(私は情報公開できる立場にないのですいません。)
→Speed Wi-Fi NEXT(WiMAX & au4GLTE)※法人専用特別プランの情報開示はこちら
※DoRACOONもここで扱っているのですがオトクなキャンペーンしてます。
回線(エリア)の違い
ポケットWiFiは、下記の3種類あります。
ポケットWiFi | 利用回線 |
---|---|
WiMAX | WiMAX2+回線 au4GLTE回線 |
クラウドWiFi | au/docomo/SoftBankの4GLTE回線 (全て使える) |
キャリアLTE系 | au/docomo/SoftBankの4GLTE回線 (いずれか一つのみ) |
DoRACOONはクラウドWiFiです。
3種類のポケットWiFi回線のエリアの違い
WiMAX | クラウドWiFi(SIM) | キャリアLTE系 | |
---|---|---|---|
通信速度 (通常時) | ◎ | ◯ | ◯ |
通信速度 (混雑時) | ◯ | △ | △ |
エリア (地下) | △ | ◎ | ◎ |
エリア (ビルの奥) | △ | ◯ | ◯ |
エリア (山奥) | ◯ | ◎ | ◎ |
エリア (トンネル) | ◯ | ◎ | ◎ |
エリア (都市部) | ◎ | ◎ | ◎ |
エリア (田舎) | ◯ | ◎ | ◎ |
エリア (ベッドタウン) | ◎ | ◎ | ◎ |
エリア (海岸部) | ◯ | ◎ | ◎ |
総合評価 | 速いけど… 使うエリアは選ぶ ※要エリア調査 | どこでも使える でも遅くなりがち ※エリア調査不要 | どこでも使える でも遅くなりがち ※エリア調査不要 |
WiMAX回線のエリア
メインで利用する回線は「WiMAX2+回線」で、”一度に大容量データの送受信が得意だが、窓から20m以上離れたビルやマンション内、地下やトンネル内、山奥などに回り込むのが苦手”という特性をもった回線です。
ちなみにau4GLTEも利用できますが、毎月7GBまでしか利用できず、超過した場合はWiMAX2+回線も制限にかかってしまいます。
※端末で設定変更可能。デフォルトはWiMAX2+回線のみ
- 通信速度はポケットWiFiで最速
- 伝送遅延がものすごく少ない
- ビルやマンションで、壁から20mほど離れると電波が弱くなりがち
- 山奥・トンネル内・地下だと圏外になりがち
クラウドWiFi(SIM)回線のエリア
クラウドWiFi(SIM)は、「au/docomo/softbankのLTE回線」が利用でき、”スマホのように、どんなとこでも繋がるのは得意だが、スマホ利用者の通信速度を害さないようになってるので、利用者が増える時間帯は遅くなる”という特性をもった回線です。
- 3キャリアLTEが使えるから、エリアが一番広い
- 地下でもバリバリ繋がる
- 朝8:30頃/昼12:30頃/夜18~22:00頃は、通信速度が遅くなりがち
- いきなり速度制限にかかったように遅くなる事がある
- 伝送遅延が起きることがよくある
キャリアLTE系回線のエリア
キャリアLTE系は、最も多いのが「SoftBankLTE回線」で、”SodftBankスマホのように、どんなとこでも繋がるのは得意だが、スマホ利用者の通信速度を害さないようになってるので、利用者が増える時間帯は遅くなる”という特性をもった回線です。
- スマホのようにエリアが広い
- 地下でもバリバリ繋がる
- 朝8:30頃/昼12:30頃/夜18~22:00頃は、通信速度が遅くなりがち
- いきなり速度制限にかかったように遅くなる事がある
- 伝送遅延が起きることがよくある
ポケットWiFiの通信速度の違い
キャリアLTE系のポケットWiFiは、原則レンタルとキャリア契約したものしかないので、クラウドWiF(SIM)i2社とWiMAX1つで比較しました。
クラウドWiFi(SIM)2社で、DoRACOONの通信速度の雰囲気がつかめるかと思います。
【1回目:朝9時】クラウドWiFiとWiMAXの速度比較
1回目 | 上り速度 | 下り速度 | Ping | Jitter |
---|---|---|---|---|
クラウドWiFi (Ex Wi-Fi CLOUD) | 9.7Mbps | 7.2Mbps | 37.68ms | 12.09ms |
クラウドWiFi (ZEUS WiFi) | 22.02Mbps | 7.59Mbps | 42.21ms | 25.55ms |
WiMAX (BroadWiMAX) | 59.24Mbps | 2.59Mbps | 45.83ms | 53.05ms |
1回目の通信速度はWiMAXが圧倒的。しかし、上り速度は、ZEUS WiFiのほうが優秀でした。
【2回目:昼12時半】クラウドWiFiとWiMAXの速度比較
2回目 | 下り速度 | 上り速度 | Ping | Jitter |
---|---|---|---|---|
クラウドWiFi (Ex Wi-Fi CLOUD) | 15.65Mbps | 11.18Mbps | 42.99ms | 13.79ms |
クラウドWiFi (ZEUS WiFi) | 20.40Mbps | 17.15Mbps | 45.80ms | 325.41ms |
WiMAX (BroadWiMAX) | 34.59Mbps | 4.28Mbps | 60.37ms | 621.26ms |
2回目も下り速度はWiMAXが速く、上り速度はZEUS WiFiが速い結果になりました。
【3回目:夜21時】クラウドWiFiとWiMAXの速度比較
3回目 | 下り速度 | 上り速度 | Ping | Jitter |
---|---|---|---|---|
クラウドWiFi (Ex Wi-Fi CLOUD) | 16.88Mbps | 17.75Mbps | 40.68ms | 55.11ms |
クラウドWiFi (ZEUS WiFi) | 5.50Mbps | 9.66Mbps | 43.61ms | 93.35ms |
WiMAX (BroadWiMAX) | 47.23Mbps | 5.58Mbps | 42.63ms | 30.06ms |
3回目も、WiMAXはさすがの下り速度です。しかし上り速度はEx Wi-Fi CLOUDが3回目でようやく上回りました。
速度比較の結果はWiMAXが圧勝
わかりやすく、下り速度だけでまとめました。
回数 | クラウドWiFi | クラウドWiFi | WiMAX |
---|---|---|---|
1回目 | 9.7Mbps | 22.02Mbps | 59.24Mbps |
2回目 | 15.65Mbps | 20.40Mbps | 34.59Mbps |
3回目 | 16.88Mbps | 5.50Mbps | 47.23Mbps |
平均 | 14.08Mbps | 15.97Mbps | 47.02Mbps |
※通信速度は環境により大きく変わります。
※BroadWiMAXとUQ WiMAXはほぼ同じ速度です。
では速度比較結果をまとめると、「クラウドWiFi(SIM)は、平均的にストレスなく利用できる下り速度ですが、ものすごく速いというわけではない。ただ上り速度はWiMAXを遥かに上回る」という結果になりました。
しかし、WiMAXは平均40Mbpsを超えていて、大容量データのダウンロードでもへっちゃらですが、上り速度が遅いために画像や動画、大容量ファイルのアップロードが多い人にとってはストレスになる可能性があります。
- 純粋な通信速度を求める方は WiMAX が最適
- ビジネス環境なら クラウドWiFi(SIM) はバランスが取れてる
DoRACOONとクラウドWiFi(SIM)との違い
結論からいうと、DoRACOONは他社クラウドWiFi(SIM)と、回線の卸元が違うので高品質なサービスが期待できるということです。
結果、行政処分を受けるに至ったのですが、これはクラウドWiFiを巻き込む大きな問題となりました。実はこのタイミングで、無制限ポケットWiFiをうたうポケットWiFiが大量に無くなりました。
ちなみに、こういった通信障害まで発展した理由は、採算上を理由としたクラウドサーバー上で利用するSIMの仕入れが少なかったことによる、特定キャリアからの締め出しです。
ちなみに、こういった問題が起きている時、別の商流では普通に使えていたこともあり、商流が違えば問題なく利用できるわけです。
DoRACOONは、さすがNTTともいうべく、過去に問題が起きたところとは違う会社を利用しているようです。
詳しく知りたい方は下記を御覧ください。
→ どんなときもWiFi「総務省による行政指導に対する再発防止措置報告のお知らせ」
実際にDoRACOONを使っているのはこんな人
DoRACOONを利用し始めた人、DoRACOONに乗り換えた人はたくさんいます。
その中の一例をご紹介します。
【教師】休止プランに魅力を感じた
夏休みや冬休みなどの長期休み期間中は、ポケットWiFiを利用しないため、休止プランがあるDoRACOONにした。
端末代は掛かるけど、休止期間ですぐペイできるし、長期スパンで考えたら他のポケットWiFiよりお得に感じる。
居住地:非公開回線:DoRACOON
情報を集めだした段階なので、情報を頂き次第更新します。
DoRACOON(ドゥラクーン)の効果的な使い方
〜様々な事業に活躍〜
DoRACOONは、1日5~10GBとポケットWiFiの中で最大クラスのデータ容量なのでも、他のポケットWiFiよりも様々な使い方ができます。
- 民泊やマンスリーマンションの宿泊運営に
- 飲食店の店舗用WiFiに
- 屋台のWiFiに
- イベント事業で使うWiFiに
- 観光案内で使うWiFiに
- 教育現場で使うWiFiに
- 移動の多いセミナーで使うWiFiに
- モバイルクリニックのWiFi接続用に
- 様々な出張サービスで使うWiFiに
- 会社の来賓用に使うWiFiに
- 大学のゼミ・合宿で持っていくWiFiに
- 自治体の催し物・会合のネット回線に
- 事務所移転時の一時的なネット回線に
- 学習塾(夏・冬季講習)でのタブレット授業で使うWiFiに
光回線が通せないような場所で使う、WiMAXだと電波が弱そうな場所で使うなど、人によってクラウドWiFiの利用を検討する理由は様々かと思います。
ただ、DoRACOONなら、色んな用途に応えてくれるでしょう。
DoRaCOONは法人契約するのに最適か?
結論からいうと、下記の理由から法人が利用するポケットWiFiには向いています。
- NTTがだしているクラウドWiFiとしての安心感がある
- LTE回線なのでエリアが広い
- コース変更ができるのでフレキシブルな使い方ができる
- 口座振替や請求書払いに対応している
- 無制限のポケットWiFiより使えるデータ容量が多い
- 契約期間の縛りがないので、いつでも負担なく解約できる
クラウドWiFiは不安だという方もいるかもしれませんが、過去に問題の起きた業者とは、違う業者から回線を仕入れています。
NTTの法人サービスは個人より安定性を重視しているため、コンシューマー向けのポケットWiFiより品質が高いと思います。

今月はイベントで多めにデータ容量を使いたいけど、来月から3ヶ月はあまり使う予定がないから休止させておくといった使い方もできれば、退職したスタッフの代わりが入ってくるまで、休止プランにしておくという使い方もできます。
利用する企業によって多種多様な使い方ができるので、今までのポケットWiFiや料金が常に固定のポケットWiFiに不安がある方は、DoRACOONのご利用はおすすめできます。
ただLTE回線のポケットWiFiは、混雑する時間帯は回線の特性上遅くなることもあります。そういった意味で。WiMAXの法人専用特別プランと比較してみることをおすすめいたします。