AiR-WiFi(エアーワイファイ)は、クラウドSIM技術を活用し、エリア最大級のポケット型WiFi。
月100GBプランの中で最安値級の税込3,278円でありながら1年縛りのため、また縛りなしプランでも3,608円となっており、クラウドSIMで1-2位を争う人気度の高いポケット型WiFiといえます。
そんなAiR-WiFiですが、実際の口コミを見ていくと「遅い」「繋がらない」などの声もよくみられますが、実際に多くの方が利用しているのも事実なので、どこまで本当なのか?と契約前は気になるものです。
結論からお伝えすると、AiR-WiFiは「月額料金がシンプルに安くて人気です!ただし、クラウドSIM特有の速度が遅くなるケースもありますが、使い方を知っていれば回避できる」です。
また他にもAiR-WiFiのデメリットは7つ、メリットが5つもあるのでシッカリとご説明させていただきます。
また、メリットや他社クラウドWiFiと比較したデータもご用意しましたので、AiR-WiFiを検討する際の参考になればと思います。
- 20Mbps程度の通信速度で使えてる人もいるが、クラウドSIM特有の遅さはある
- 解約締日が1ヶ月前だから解約しづらい
- 縛りなしプランなら最安値の料金設定
クラウドSIMなので、電源を入れた時に掴むSIM次第で、通信速度がかなり遅いことがあります。再起動をすれば改善できますが、それでもWiMAXなどと比べると遅いです。
そのため、通信速度が遅いポケット型WiFiは嫌だという方にはおすすめできません。他のポケット型WiFiにされる事をおすすめいたします。
ちなみに速度と料金バランスに優れているのはWiMAXですが、安いものが良い人もいると思いますので、一度「ポケット型WiFiのおすすめランキング8選」や「ポケット型WiFiの選び方」をお読みいただく事をお勧めします。
瀬戸根 弘宜(ネット回線アドバイザー)
信頼できる新聞社運営の専門家ガイドである「マイベストプロ」で初めてネット回線アドバイザーに認められた人物。専門家ならでは裏話や利用者目線でのリスクを正確に説明できる数少ない人物。ネット回線情報でよく見るマイベストやちょっとWiFiなど多くのメディアを監修。株式会社LIFE FiTの代表取締役でもある。
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AiR-WiFiの評判はどう?良い口コミと悪い口コミを紹介
AiR-WiFiの代表的な口コミを集めると、次のようなものが大半でした。
AiR-WiFiの悪い口コミ
主に速度面と解約面の悪い口コミが多いです。
クラウドSIM特有の悪いSIMをつかんだ時の遅さはどうしようもないです。だから、遅い時は再起動をすることで、ギガに余裕のあるSIM情報を掴むので、速度改善されることはあります。
ただ、解約面のシステムの悪さは、AiR-WiFiの運営元が改善しなければならない重要課題かと思います。
是非改良していただきたいところです。
AiR-WiFiの良い口コミ
20Mbpsほど出ていれば特に問題なく使えるレベルですね。
ただ、クラウドSIMは平均的に15〜20Mbps程度は出るような商品設計になっているはずなので、これぐらいは出ます。
実際の利用者の通信速度をまとめている計測サイトのデータを見ている限り、下り平均19.1Mbps出ているので遅くはありませんが、速くもないといったところです。
AiR-WiFiだけでなくy、クラウドSIMのポケット型WiFiは、どのSIM情報を掴むのかで速度が変わりがちなので、通信速度に不満がない人も多ければ、遅いと嘆いている人も多いですね。
AiR-WiFi(エアーワイファイ)とは?
AiR-WiFiは、格安で利用できるクラウドSIM技術を利用したポケット型WiFiです。
AiR-WiFiは、au/docomo/softbankといったキャリアのLTE回線が利用でき、WiMAXやY!mobileなども対応エリアが広く、田舎でも安定して繋がることから一定数の方から人気の高いポケット型WiFiです。
そんなクラウドSIMの中でも、料金が非常に安い特徴をもっています。
簡単にいうと、利用する場所で最適なキャリアのLTE回線で常に通信ができるモバイルWiFiルーターです。
最近ではクラウドSIMという名称が一般化されてきており、クラウドサーバー上に格納しているSIM情報を随時読み込みながら利用する、SIMカードを必要としない新しいポケット型WiFiです。
AiR-WiFiの運営会社
AiR-WiFiは、株式会社FREE DiVE(旧株式会社Ocean map)という、MUGEN WiFiというクラウドSIMやWiMAX(5G CONNECT)を販売している会社が運営しています。
まだまだ若いベンチャー企業ですが、ポケット型WiFiを販売しているキャリアは割と長く、今後もユーザーに求められるネット回線の販売をしていくことが期待される会社でもあります。
AiR-WiFiの料金プラン内容
サクッとプラン | まるっとプラン | らくらくプラン | |
---|---|---|---|
月額料金 | 3,278円 | 3,608円 | 3,377円 |
端末種別 | U2s | G4 | U3 |
データ通信制限 | 月100GB | 月100GB | 月100GB |
速度制限 | 100GB超過後 月末まで128Kbps | 100GB超過後 月末まで128Kbps | 100GB超過後 月末まで128Kbps |
契約期間 | 1年間 ※月300円追加で縛りなしに | 1年間 ※月300円追加で縛りなしに | 1年間 ※月300円追加で縛りなしに |
お試し期間 | 30日お試しレンタル有り (実質25日) | 30日お試しレンタル有り (実質25日) | 30日お試しレンタル有り (実質25日) |
AiR-WiFiの月額料金プランは、3種類の料金設定に分かれていますが、違う点は端末の種類だけです。
それ以外のデータ通信制限や速度制限、契約期間等は全く同じです。
途中解約する場合の違約金
AiR-WiFiの解約金は安めの設定ですが、注意点があります。
解約金 | 注意事項 | |
---|---|---|
1年契約 | 1~12ヵ月未満:2,970円 13ヵ月目:更新月0円 14~25ヵ月目:2,970円 26ヶ月目:更新月0円 ※以降同様に自動更新 | ・解約時は端末返却が必要 ・解約は20日までに申請が必要 ・備品の返却忘れや、端末の過度な破損や汚損も費用が掛かる 【弁済金内訳】 330円:SIMピン 880円:USBケーブル×1本 550円:説明書 1,100円:箱 22,000円:端末 |
縛りなし | いつでも無料 | ・申請した月の翌月末に解約となる ・解約時は端末返却が必要 ・返却事務手数用1,000円がかかる ・備品の返却忘れも費用が掛かる 【弁済金内訳】 330円:SIMピン 880円:USBケーブル×1本 550円:説明書 1,100円:箱 22,000円:端末 |
1年契約時の違約金は、端末レンタルなので残債などもなく、1年未満解約時は1ヶ月相当分にあたる2970円が解約違約金となって今うs。
また、縛りなしプランと1年契約プランの差は、24ヵ月利用した場合でも総額でみて200円だけしか変わりません。
1年半程度で解約するのであれば、返却事務手数料等を払っても縛りなしプランのほうがオトクです。
AiR-WiFiのオプションサービスは2つ+セット
AiR-WiFiのオプションは2種類だけです。
オプション | 料金 |
---|---|
契約期間縛りなし オプション | 月330円 |
端末補償 オプション | 月660円 |
縛りなし+端末補償をセットなら
縛りなし+端末補償=月660円
1年プランで補償をつけるなら、
縛りなしにしても同じ金額
契約期間なしオプションはそのままで、契約期間を縛りなしにする場合につけるオプションです。
安心オプションは、端末を水没等した際に使う端末修理等の補償オプションです。
安心オプションの内容
基本的には、水没や全損時に端末を無償で交換してくれるだけの補償オプションです。
月額 | 660円 |
補償内容 | 水没・全損時に交換及び修理をしてくれる |
加入方法 | AiR-WiFi契約時と同時のみ |
注意事項 | ・1年未満に2度補償を利用する際は、9000円がかかる。 ・契約時のみ加入可能 ・加入後は解約までオプションキャンセル不可 ・AiR-WiFiへの送料はお客様負担 ・交換は「検品済み端末(新古品)」となる。 |
端末は1年間のメーカー保証がついているので、自然故障であれば無料で交換・修理してくれます。
AiR-WiFiの端末は3種類
AiR-WiFiで取り扱っている端末種別は3種類です。
U2s | U3 | G4 | |
---|---|---|---|
イメージ | |||
プラン | サクッとプラン | らくらくプラン | まるっとプラン |
下り(通信速度) | 150Mbps | 150Mbps | 150Mbps |
上り(通信速度) | 50Mbps | 50Mbps | 50Mbps |
液晶 | |||
バッテリー | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
同時接続台数 | 5台 | 5台 | 10台 |
重量 | 149g | 125g | 188g |
サイズ | 127×66×14mm | 126×66×10mm | 136×72.2×12mm |
充電対応(USBタイプ) | MicroUSB | Type-C | Type-C |
状態 | 新古品 | 新品 | 新古品 |
基本的に、通信速度やサイズ等はあまり変わりません。
ちなみにG4はスマホをモバイルルーターにしたような端末なので、GoogleMAPが使えたり、翻訳アプリが使えますが、動きがもっさりしているので、高機能端末とは思わないほうが良いでしょう。
AiR-WiFiをスマホに繋ぎ、スマホでGoogleMAP等を利用するほうが確実に快適に利用できます。
AiR-WiFiで選ぶならU2sが良い
AiR-WiFiの端末は「U2s」を選ぶのがおすすめです。
その理由は下記3点です。
- U3やG4とスペック差がない
- 月額料金が単純に安い(U3を選ぶならMugenWiFiのほうが安い)
- 通信速度がU3より速いという人が一定数いる
基本的に月額料金が安いうえ、400円高いU3にしたところで使用感に差はないので、U2sにする方がコスパが高いです。
ただ、AiR-WiFiのU2sは新古品ということなので、いつまでU2sの在庫があるのかわかりませんが、現時点では最安値で利用できるのは間違いないので、選んで損はないでしょう。
AiR-WiFiと他社クラウドSIMを比較
ここから、AiR-WiFiのスペックがどの程度か知るために、他社クラウドWiFiと3つの項目を比較してみます。
- 料金の安さ(月額料金)
- 解約のしやすさ(解約金)
- 契約のしやすさ&お得さ(キャンペーン・お試し期間)
ここからは、人気の高いクラウドWiFi4社とAiR-WiFiを合わせて全5社で比較をします。
利用するかの判断材料としてシッカリとご覧くださいね。
クラウドSIMの中で1番最適なものを探しているという場合は、下記の記事もご参考ください。
\ クラウドSIMのおすすめを探すなら /
AiR-WiFiと人気クラウドWiFiの料金比較
ここでは、データ容量100GBの月額料金に絞り、2年利用した場合の想定で比較を行います。
比較表の通り、月額料金と2年利用した場合の実質月額はモンスターモバイルが最安値です。
2番目に総合的に安いのはTHE WiFiの100GBプラン、3番目にAiR-WiFiとなっています。
そのため、使いやすさの面も踏まえると、THE WiFiかAiR-WiFiが安いといっても良いのではないでしょうか。
ちなみに、クラウドSIMでおける人気端末はU2s/U3/NA01ですが、モンスターモバイルはMacaroon SEという機種で若干使いにくい機種となっており、あまり選ばれている印象がありません。
AiR-WiFiと人気クラウドWiFiの解約のしやすさを比較
AiR-WiFiに興味を持った方は、1年契約や縛りなしプランがあり安いからこそご興味を持ったかと思います。
そこで、1年程度の短期利用だった場合、本当にAiR-WiFiは解約しやすいのかを他クラウドSIMと比較してみました。
総額※ | 契約期間 | 月額料金 | 違約金 | 解約方法 | |
---|---|---|---|---|---|
AiR-WiFi | 45,914円 | 1年間 | 3,278円 | 1~12ヵ月目:2,970円 更新月(13/26ヶ月目):0円 | WEBのみ |
THE WiFi | 48,532円 | 2年間 | 3,828円 ※4ヶ月無料期間あり | 24ヵ月未満:10,780円 25ヶ月目以降0円 | WEB TEL |
MUGEN WiFi | 51,634円 | 2年間 | 3,718円 | 1~24ヵ月未満:3,300円 25ヶ月目以降0円 | WEBのみ |
モンスター モバイル | 46,420円 | 1年間 | 3,080円 | 1~24ヵ月未満:3,080円 26ヵ月以降:3,300円 ※更新月:25ヶ月目 | TELのみ |
それがだいじWiFi | 51,634円 | 2年間 | 3,718円 | 0円 | WEB TEL |
クラウドWiFi | 51,634円 | 縛りなし | 3,718円 | 0円 | WEBのみ |
1年間の利用での解約のしやすさという点の比較では、違約金などを含めた総額はAiR-WiFiが最も安いです。
解約時に費用がかからない「それがだいじWiFi」と「クラウドWiFi」が良さそうに見えますが、月額料金が高いために割高になってしまっていました。
ただ、AiR-WiFiの解約方法はWEBからのみとなっており、WEBでの解約に慣れていない方からすると、かえって解約しづらいといった見方もあります。
AiR-WiFiと他社クラウドSIMの通信速度を比較
AiR-WiFiは平均20Mbps以上でており、クラウドSIMの中でも比較的安定した速度であることがわかります。
また測定件数からしても、500件を超えていることから、実際の利用者も多めではあるので、安定して出ているといっても良いでしょう。
ただ、さらに利用者が多く速度の速いTHE WiFiの方が、、通信速度が安定しているという見方もできます。
比較結果:AiR-WiFiは1年利用ならおすすめ
2年利用する際、AiR-WiFiの実質的な料金は、通信速度が安定していたTHE WiFiの次に安かったけど、総合的な使いやすさやコスパを踏まえるとおすすめとは言えません。
ただし、1年で解約することを想定した比較では、AiR-WiFiは解約時の負担がなく、また料金もしっかりと安いうえ、速度は比較的安定しているという抜群のバランスを見せていました。
だからこそ、AiR-WiFiは1年利用想定ならおすすめできます。
2年程度利用する場合は、通信速度の安定性と端末の使いやすさの面から、THE WiFiの方がコスパが高いです。
AiR-WiFiのデメリットは8つ
AiR-WiFiのデメリットは以下の7つです。
- いつ契約しても初月は全額(日割りなし)
- AiR-WiFiはU3以外の機種は新古品
- U3端末は割高
- クレジットカード払いのみ
- 安心オプションの途中解約&途中契約はできない
- サポートはメールのみ(現時点では)
- 端末返却しないと解約完了しない
一つずつ詳しく説明します。
いつ契約しても初月は全額(日割りなし)
AiR-WiFiは、どのプランを選らんでも、月半ばや月末に契約しても、契約した月の月額料金は1ヶ月分がまるっと掛かってしまいます。
そのため、日割り料金設定のあるポケット型WiFiより、月半ば~末にかけての契約する場合、割高になってしまいます。
日割りではないですが、翌月配送予約を利用すれば、月初2~3日以内に契約開始できるようになるので、日割りがなくてもお得に使うことは可能です。
AiR-WiFiの端末は全て新古品
AiR-WiFiで扱っている端末は、全て新古品となり、工場出荷後に送られた新品端末ではありません。
新品ではないと聞くと汚れているのかな?傷ついていたりするんじゃないかな?という不安があるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
新古品というのは、キャンセル等で戻ってきた端末が多く、流通上の発送はしたけど使われていないものが多く含まれます。
結果的にほぼ1~2度ぐらいしか通電されていない、ほとんど新品といってよい端末もあります。
実は、新品より新古品のほうが初期不良率が低いので、ある意味安心ではあります。
U3端末は月額料金が約100円上る
端末の説明でもお伝えしましたが、AiR-WiFiでU3を選ぶのは割高です。
端末 | U2s(AiR-WiFi) | U3(AiR-WiFi) | U3(MUGEN WiFi) |
---|---|---|---|
月額 | 3,278円 | 3,377円 | 3,818円 |
キャンペーン | なし | なし | 10,000円 キャッシュバック 30日お試し返金保証 |
縛りなしオプション | 330円/月 | 330円/月 | 660円/月 |
最安値のMUGEN WiFiと比較してみてもわかる通り、U3端末自体は新品ですが、キャッシュバックなし+30日お試し返金保証もないということで、決してオトクではありません。
ただ、縛りなしの場合は、オプション代が安いので、U3でも月額料金はMUGEN WiFiより安くなりますが、それ以上に新古品であってもU2sが安いです。
AiR-WiFiは、U2sの縛りなしプランが安く、なぜかアンテナの入りも旧機種のU2sの方が良い印象です。
クレジットカード払いのみ(口座振替不可)
AiR-WiFiの支払方法はクレジットカード払いのみなので、口座振替などに対応していません。
口座振替を望まれる方は、口座振替に対応したポケット型WiFiを選びましょう。
安心オプションの途中解約&途中契約ができない
端末補償オプションである安心オプションは、契約時の同時加入しかできなくなっています。
また、安心オプションに加入すると、契約期間中に途中解除することができなくなり、必要なくなっても月660円のオプション代を払い続けることになるので、大きなデメリットといえるでしょう。
ただ、そもそもAiR-WiFiの安心オプションをつけると、負担なく縛りなしプランにできるので、嫌になれば解約すれば大丈夫です。
端末故障で新たに端末を手に入れる場合は1台につき2万円掛かります。ただ24ヵ月加入しても12,000円なので、別につけていてもいっかと思う方もいるかもしれませんが、メーカー保証が1年間ついています。
サポートは現在メールのみ
AiR-WiFiは、現在電話サポートを行っていません。
原則メールのみの対応のようで、サポート電話番号は存在しませんでした。ちなみに、メールを送ってみたところ現時点でも1~2日ほどで返答があるので、対応は遅くはありません。
今後電話サポートも開始されるかと思いますが、現時点では電話サポートがない点をデメリットと言えるかと思います。
解約後は端末返却しないと解約完了しない
多くのポケット型WiFiは、解約申請手続きを行うだけで解約が完了しますが、AiR-WiFiは端末返却の確認がされて初めて解約手続きが完了するシステムになっています。
当然、他のクラウドSIMは端末返却しなかったら、弁済金や機器損害金が請求されるので返却することになります。
そういった意味で端末返却をしないと解約できないAiR-WiFiは、ある意味いろんなリスクを防げるといっても差し支えないですね。
なので、デメリットかというと、そうではないかもしれません。
AiR-WiFiのメリットは6つ
AiR-WiFiのメリットは6つありますが、その中でも料金に関するメリットが大きいです。
- 月額料金が2部門で最安値
- 1年未満の解約金が安い
- 新古品なので初期不良率が低い
- 3キャリアLTE回線で圏外がほぼない
- 海外でもそのまま使える
- 30日お試しレンタル期間がある
一つずつ詳しく説明します。
月額料金は2部門で最安値級
AiR-WiFiでU2s(サクッとプラン)を選んだ場合、月額料金3,278円(1年契約時)はクラウドWiFiの中でも最安値級です。
また、契約期間の縛りなしにするオプションは330円なので、100GB縛りなしを3,608円(業界最安値)で利用可能になっています。
U2sを利用している同じ業者のクラウドWiFiでも3,718円なので、月110円安く設定されています。
めんどうな手間なく毎月のシンプルな安さを求めるなら最適なのは間違いありません。ただ、1年以上利用する場合は、THE WiFiの方が安いです。
1年未満の解約金が安い
AiR-WiFiの解約金は、1年契約プランの場合は更新月以外2,970円となっています。縛りなし契約のポケット型Wi-Fiが増えたとはいえ、違約金が設定されている通信業者は非常に多く、AiR-WiFiの違約金は安いです。
また縛りなしプランの料金が安い影響で、1年半利用時でも縛りなしプランのほうが総合的に安くなっていて、ほとんど縛りなしプランを販売するためにあるようなクラウドWiFiでもあります。
とにかく契約期間に縛られず安く使いたいという人におすすめできます。
縛りなしプランも縛りありプランも、どっちも解約しやすいので安心感はあります。
新古品なので初期不良の確率が低い
新古品は一度通電していることが多く、その際問題なく利用できていたもの、初期不良による交換品も含まれています。
これが意味するところは、問題なく使えた形跡のある端末だということで、基本的に初期不良率がかなり低いです。
しかも、端末は基本的に新品にしか見えないほどキレイな端末ばかりなので安心して利用できます。
せっかく新品を契約したのに修理して戻ってきたら、新古品と変わらないです。そして何より修理に結構期間が掛かるので、そのあたりを踏まえると新古品はある意味賢い選択とも言えます。
3キャリアのLTE回線で圏外が少ない
AiR-WiFiはクラウドSIM型ポケット型WiFiなので、SIMカードを挿す必要なく3キャリアのLTE回線を利用することができます。
クラウドWiFiがメインで拾う回線は基本SoftBankLTEですが、最近クラウドSIMサーバーを運営している業者の仕入れが変わったのかdocomoのLTE回線を拾う確率も増えてきています。
SoftBank7割、ドコモ・au3割ぐらいの割合になっています。
ちなみにWiMAXはエリアが広くなったとは言っても、山奥では繋がりませんが、クラウドSIMはスマホ並みのエリアの広さなので田舎でも安心して使うことができます。
最近のクラウドWiFiの回線提供会社は、帯域幅を多めに購入しているのか、速度も安定してきている傾向にあります。docomoLTE回線を多めに拾うようになったのはそのおかげかもしれません。
海外(全135カ国)でもそのまま使える
クラウドSIM型ポケット型WiFi(通称クラウドWiFi)は、全世界135ヵ国で利用しているSIMカード情報を格納しているので、端末を持って行くだけで全世界ほとんどの国でWiFiを利用することが可能です。
今までのポケット型WiFiは、その国の回線に対応したSIMカードを利用しないと、海外でWiFiが使えなかったことを考えると非常に便利になったといえます。
ちなみにAiR-WiFiを海外で利用する場合、AiR-WiFiの月額料金とは別途で1日1,200円~で1GBも利用できるので、下手なレンタルWiFiよりも安く利用することが可能です。
海外で使う場合は、WiFiレンタルどっとこむ等のキャンペーンを沢山行っている会社のほうが安いので、クラウドSIMを持っていても利用しないことを推奨します。
30日お試しレンタル期間がある
AiR-WiFiは30日間(実質25日間)のお試しレンタル期間があります。
お試し期間中に解約される場合、初月月額費用&初期事務手数料が0円となります。
ただいくつか注意点があります。
- 契約日(申込日)より25日以内に申請が必要
※次月発送は到着日より25日以内 - 端末等の返却は契約日より30日以内に行う必要がある
- 返送処理手数料1,100円が掛かる
- クリーニング・メンテナンス費用1,870円はかかる
- 50GB以上利用時は通常解約扱いになる。(2,970円の違約金が発生)
30日お試し期間があると、U2sは新古品なので端末の状態は問題ないか?また通信速度やエリアは満足に利用できるのかを判断するのにちょうど良いですね!
AiR-WiFiのこだわりとは?直撃インタビューを実施
山本さん(AiR-WiFi運営責任者)
年齢:26歳
出身:関西生まれ
- 株式会社Ocean Map元代表
- 現在AiR-WiFi運営責任者
趣味:映画鑑賞・ゴルフ
月に一度ゴルフのラウンドに回ってましたが、自粛期間中なので行けていない…。
AiR-WiFiの安さへのこだわりから、端末が中古であることへの配慮、1年契約なのに30日試しを作ったのかなどの背景を踏まて、ガッツリと聞いてみました。
AiR-WiFiはなぜこんなに安いの?
AiR-WiFiは、クラウドSIM型ポケットWiFiの中で実質的にものすごく安いわけではありませんが、毎月の請求額においてシンプルな安さを誇っています。
AiR-WiFi | Mugen WiFi | |
---|---|---|
実質月額 (25ヶ月目解約想定) | 3,410円 | 3,450円 |
月額料金 | 3,278円/月 | 3,718円/月 |
キャンペーン | なし | 10,000円 キャッシュバック |
契約期間 | 1年間 | 2年間 |
※実質月額は、「(月額料金×25ヶ月分)+事務手数料-キャッシュバック」の計算式により算出
なぜこんなに安くできるのか率直に聞いてみました。
結論からお伝えすると、徹底的なコスト削減により、安く提供できています。
特に、多くのポケット型WiFiは以下のものに予算を取られがちで、削減できればプランに反映できます。
・紙で発行している契約書(デジタル化で削減)
・広告費(広告出稿の最適化で削減)
・人件費(極限まで削って削減)
・カスタマーコスト(問い合わせを自動化)
・コールセンターコスト(最後の最後まで使わない)
・端末仕入れ(新古品で削減)
これらの中でも人件費がものすごく費用がかかりますが、人件費をかけると安いプランで提供できなくなるので、問い合わせ自体を減らす工夫をチャットボットで行っています。
AiR-WiFiの端末は中古・新古品だけど大丈夫なの?
最近同様の業者は増えてきていますが、ポケット型WiFi全体で考えると、新古品を扱っているのはレンタルWiFi業者ぐらいです。
AiR-WiFiのように契約期間を縛っているポケット型WiFiのほとんどが新品端末で提供されています。
だからこそ、中古や新古品でも大丈夫なのか?という疑問をお持ちの方もいると思うので代わりに聞いてみました。
新古品端末というのは、ほぼ使われていない状態だけど、市場に新品として出せない端末のことなんです。
例えば、MUGEN WiFiを契約して開封された後にキャンセルされた場合は、販売することができない端末となってしまうわけです。
また、新古品ならではの良さもあるのですよ。
・通電等の点検ができるので初期不良率がかなり低い
・仕入れが安い
・端末ごとにある速度の個体差を最低限にできる
最後のはあまり知られていませんが、なぜか遅い端末も一部あるので、そういった端末を発送前のテストで弾いています。
その結果かわかりませんが、クラウドSIMでも悪くない通信速度で提供できています。
ちなみに端末は綺麗なの?
AIR-WiFiの端末は新古品(中古)ではありますが、利用者からすると、端末の状態は気になるところです。
そのため、本当に綺麗なのか?キレイな状態を維持するためにしていることを聞いてみました。
端末発送前はしっかりとチェックとメンテナンスを実施しております。
具体的には
・傷・汚れ・へこみのチェック(軽微なものでも細かくチェック)
・端末のバッテリー膨張がないかのチェック(少しでも膨張していると外す)
・端末の拭き掃除(隅から隅まで)
・端末の隙間にある汚れなどの掃除(細かいところまで丁寧に)
・洗浄後の消毒(備品全て)
・通信速度チェック(定める場所かつ複数回測定、基準を下回る端末は外す)
細々としたことは他にもありますが、主にこういったチェック&メンテナンスを経てお客様にお渡しするようになっています。
1年契約プランなのに、なぜ30日お試し期間をつくったの?
ポケット型Wi-Fiには初期契約解除制度というもので、8日以内ならキャンセルできますが、そもそも1年縛りで30日お試し期間を作るのはデメリットが多いのではないか?という疑問はあるので率直に聞いてみました。
クラウドSIMだからですね!
クラウドSIMは通常利用においては全く問題ない速度は出るのですが、利用されるユーザー次第では遅く感じる方もおられます。
もし不満がある状態で長期利用をしていただくのはどうなんだろう?という疑問は消えなかったんです。
だから、1年契約だからとはいえ、満足に使っていただくために30日お試し期間を作りました。
安くするために人件費を削っているとはいえ、サポートは大丈夫なの?
AiR-WiFiは安く提供するために、人件費を最大限削り、最も費用のかかるコールセンターサポートを廃止していますが、サポート対応を受けたい時にどうすれば良いのか?品質はどうなのかを聞いてみました。
実はそこが問題ではあったのですが、AiR-WiFiの顧客対応サポートはメールのみに絞って、ルールを設けたことでなんとかなっています。
また問い合わせ内容の多いものを毎週統計をとった上で、オンラインで解決しやすくするためにチャットボットの機能を強化しており、メールサポートを利用される方は非常に少なくなっております。
インタビュー内容は以上です。
AiR-WiFiのまとめ
ここでお伝えした大切な要素を簡単にまとめます。
■メリット面
- 端末は新古品だけど問題ない
- 毎月シンプルに安い
- 縛りなしプランも最安値
- 1年契約でも解約金が安い
■デメリット面
- U2s以外は割高
- クレジットカード払いのみ
- 安心オプションは途中解約できない
- 初月日割りではない(ただ、翌月予約できる)
- 解約したい月の1ヶ月前の20日までにしないといけない
AiR-WiFiは、クラウドSIMの中でも安い方であるのは確かですが、2年ほど利用するのであれば「THE WiFi」の方が安いです。またTHE WiFiの方が端末側の最適化がしやすいので遅くなった時の対策もしやすいです。
ただ、縛りなしプランの場合の料金設定は最安値となっているので、短期間だけの利用ならおすすめできる人も多いです。
しかし、サポート面の弱さと解約する際に1ヶ月前の20日までに手続きが必要なので、初めてポケット型WiFiを利用する人にとっては少々ハードルが高いかもしれません。
しかし、サポートが不要かつ自分で契約ごとを管理できる人にとっては、お得に利用できるポケット型WiFiであるのは間違いありません。
1年ぐらいの利用でもかなり安いので、悩んだら選んでみても良いと思いますよ。
元ドコモのスマホショップ店員、元ソフトバンクスタッフでauひかりの営業も行っていた光回線のプロ、ビックカメラでWiMAXを販売していたスタッフで構成されたスマギガ編集部。インターネット回線の知識と正しい選び方を伝えるために構成されたチーム。