楽天モバイルのホームルーター「楽天ターボ5G」の評判は?コスパが悪く今はおすすめできない

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楽天ターボ5G評判

楽天モバイルから登場した、5Gホームルーターの「Rakuten Turbo5G」は買いか?それとも他のホームルーター(置くだけWiFi)にしておいたほうが良いのか?

利用者の評判やスペック評価を踏まえ、契約するかどうかの判断ができるまで詳しく解説しました。

サクッと結論

おすすめできる人とは?

  • 楽天モバイル5G(sub6)の電波が強い場所に住んでいる人
  • ホームルーターでアップロード速度が欲しい人

原則この2つに該当する方にのみおすすめできます。ただし、基本的にはホームルーター(置くだけWiFi)の中でも圧倒的に料金が割高なので、コスパを意識している人はWiMAXホームルーターが最適です。

結局の結論

楽天ホーム5Gは他社ホームルーターと比較してもかなり割高で、電波の強さからみてもコスパが非常に悪いです。

楽天ターボ5gは、明らかにコスパが悪いので、ホームルーターを検討されている方は、他社ホームルーター(置くだけWiFi)を検討されることを推奨します。

この記事の監修者
瀬戸根(セト・せっちゃん)

瀬戸根 弘宜(セト)
ネット回線アドバイザー,WiMAXマスター

神戸新聞社が認めるネット回線アドバイザーであり株式会社LIFEFiTの代表取締役。利用ユーザーのことを第一に考えた、本来あるべきインターネット回線の選び方を提唱。
監修者プロフィール(マイベストプロ)

ここからは私が簡潔かつ詳しく解説します。

この記事の目次

楽天ターボ5G(Rakuten Turbo)の基礎情報|料金・通信速度など

楽天ターボ5G(RakutenTurbo5G)

楽天ターボ5Gは、楽天モバイルのスマホプラン(UNLIMITED Ⅶ)を使用した「Rakuten WiFi Pocket」とは全く違ったホームルーター専用プランとして販売されています。

詳細
月額料金1~6ヵ月:0円
7ヶ月目~:4,840円
端末代41,580円
一括/24回/48回
※48回払いは楽天カード払いのみ
データ通信制限
(速度制限)
無制限※1
対応回線楽天モバイル5G(sub6)
楽天モバイル4G
最大通信速度2.14Gbps
契約期間縛りなし
スマホ割引なし
事務手数料1回線目は無料
2回線目以降3,300円
キャンセル可能期間到着から8日以内なら可能
※初期契約解除制度
※1 当日を含む直近3日間のデータ利用量が多いと速度低下する可能性あり。
一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は中心の中断。(大容量がどの程度か不明)

楽天ターボ5G(Rakuten Turbo)の対応エリア

楽天ターボ5Gの対応エリアは、楽天回線5G(sub6)と楽天回線4Gのみとなっており、パートナー回線は使用できません。

楽天ターボ5Gの対応エリア
楽天ターボ5Gの対応エリア

楽天ターボ5Gのエリアは、まだまだ4GLTE回線がベースで、どの都市でも主要駅周辺が5G回線になってきています。

ただ、まだまだ基地局が少ないので5Gエリアでも室内に行くと電波が弱くなることも多いので、エリア内だと感じても参考程度にしておくことを推奨します。

詳しくは楽天ターボ5G専用ページでエリアをご確認ください。

楽天ターボ5G(Rakuten Turbo)の端末スペック

Rakuten Turbo 5G
機種名Rakuten Turbo 5G
生産元楽天モバイル株式会社
最大通信速度■4G接続時
下り:最大391Mbps
上り:最大76Mbps
■5G接続時
下り:最大2.1Gbps
上り:最大218Mbps
サイズ横幅:110mm
奥行き:110mm
高さ:148mm
重量774g
対応BAND■5G回線
Band n77 (3.8GHz)
■4G回線
Band 3 (1.8GHz)
ミリ波その他BAND非対応
Wi-Fi規格IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax
2.4GHz・5GHz対応
(Wi-Fi6対応)
セキュリティーWPA/WPA2/WPA3
※WEP非対応
暗号化方式PSK:TKIP
※AES非対応のためセキュリティーは不安
LANポート2台分
※最大1Gbps
対応SIMnanoSIM
※Rakuten WiFi Pocketは標準SIMのため規格が違う
最大接続数128台
チップセット
(複数台での通信の安定性に重要)
不明

→詳細は取扱説明書でご確認ください。

Rakuten Turbo 5Gは、5G回線に対応した楽天モバイル初のホームルーター端末です。

通信速度等のスペックは申し分ないような気もしますが、いくつか不安要素があるスペックになっているので記載しておきました。

Rakuten Turbo 5Gのスペックの不安要素
  • プラチナバンド非対応
  • 暗号化方式が甘い

Rakuten Turbo 5Gは、プラチナバンドに対応していないので、対応エリアであっても使用環境による電波品質への影響が大きく、エリア内でも使えないケースが出てくるでしょう。

また、楽天モバイルがプラチナバンドを取得できたとしても、この端末は対応していないので買い替える必要が出てきます。

さらに昨今で問題になっているWiFiセキュリティーに関して、暗号化方式がずいぶん以前のものなので脆弱です。WPA3はAES対応のはずですが、TKIPとしか書いてないのが気になる部分なので、セキュリティーを気にされる方は利用しないほうが良いかもしれません。

楽天ターボ5G(Rakuten Turbo)のキャンペーン

楽天ターボ

楽天ターボ5Gのキャンペーンは以下の通りです。

  • 6ヶ月間の月額割引(請求額は866円~に)
  • 事務手数料0円(1回線目のみ)
  • 20,000円ポイント還元(スマホとセット)

6ヶ月間の月額割引(請求額が866円~に)

期間月額料金
(24回払い時)
月額料金
(48回払い時)
※楽天カード払いのみ
キャンペーン期間
1~6ヶ月目
※初月=1ヶ月目
支払額:1,744円
月額0円
+
端末代1,732円

※2ヶ月目~1,732円
支払額:878円
月額102円
+
端末代878円

※2ヶ月目~866円
7~24ヶ月目支払額:6,572円
月額4,840円
+
端末代1,732円
支払額:5,706円
月額4,840円
+
端末代866円
25~36ヶ月目支払額:4,840円
月額4,840円
+
端末代0円
支払額:5,706円
月額4,840円
+
端末代866円
37~48ヶ月目支払額:4,840円
月額4,840円
+
端末代0円
支払額:5,706円
月額4,840円
+
端末代866円
49ヶ月目以降支払額:4,840円
月額4,840円
+
端末代0円
支払額:4,840円
月額4,840円
+
端末代0円

月額料金割引は6ヶ月分ありますが、その後の月額が若干高く端末代も高いので、毎月の支払額は6,000円程度になります。

事務手数料0円(1回線目のみ)

楽天ターボ5Gが1回線目の方は事務手数料0円で契約できるキャンペーンです。

2回線目以降の事務手数料は3300円がかかるようになりますが、楽天モバイル回線全体なのか、楽天ターボ5Gだけでのカウントなのか怪しいところではあります。

20,000円ポイント還元(スマホとセット)

楽天モバイルのスマホプラン「Rakuten最強プラン」を利用中の方が、楽天ターボ5Gを契約すると、20,000ポイント還元されるキャンペーンです。

ポイント付与のタイミングは「楽天ターボ5Gを利用した月の翌々月末頃(約2ヶ月後)」です。

ちなみに、楽天ターボを申し込み時点では楽天モバイルスマホを利用していなくても、楽天ターボ5Gの利用開始した翌月末までに楽天モバイルスマホプランを利用していれば適用されます。

ここで付与される20,000ポイントは6ヶ月間の有効期限があるのでご注意ください。

楽天ターボ5G(Rakuten Turbo)の口コミはどう?リアルな利用者の声を集めた

楽天ターボ利用者と楽天モバイルのホームルーターに関する口コミを集めてみました。

大多数の口コミ
  • 速度制限はない
  • 料金が高すぎる
  • 他端末でスマホプランを使うほうが良い
  • なぜか使えなくなった

それぞれご覧ください。

通信速度は悪くない!速度制限もなさそう

楽天ターボ5G利用者の声に、70GB近くの通信を1日でしても速度制限にかからなかった方がおられました。

ただこれって楽天モバイルのスマホプランでも同じなので、楽天ターボだからというわけではありません。

楽天ターボは高すぎ!スマホプランのUNLIMIT Ⅶより高いのがおかしい

まさにその通りで、次の「楽天ターボにするメリットがない!楽天モバイルのスマホプランを別端末で利用」でわかるように、UNLIMIT Ⅶより高く設定している意味が正直わからないです。

他社ホームルーターと比べても相場的に高い料金設定で、WiMAXホームルーターより毎月1500円以上高いお金を払うことにもなっています。

楽天ターボにするメリットがない!楽天モバイルのスマホプランを別端末で利用

確かに4万円以上もする端末代を払い、利用場所も固定されてしまうので、楽天ターボ5Gを契約すること自体がデメリットです。

それなら、楽天モバイルスマホプランの「Rakuten UNLIMIT Ⅶ」を、別ホームルーターで利用するほうが料金自体も安く、コンセントのある場所ならどこでも利用できる点から考えても、メリットが大きいのは間違いありません。

別端末で楽天モバイルを利用する際の注意点

結論からお伝えすると、ドコモhome5Gの端末(HR01・HR02)だと楽天回線4Gしか使えない(楽天回線5Gのバンドに対応していない)です。

楽天回線の対応BANDは「5G:n77、4G:Band3」だけです。

WiMAXホームルーターであれば、Speed WiFiHOME 5G L11Speed WiFiHOME 5G L12なら、楽天回線4G/5Gともに利用可能です。(n77/n88、Band3にも対応している)

現在流通している5Gホームルーターは、WiMAXホームルーターとドコモhome5Gが主流なので、この2つだけを出しましたが、4Gのホームルーターであれば、IOデータやPIXELA等から販売されています。

何故か使えなくなった

場所を変えていないのに設置場所でシステム的に弾かれるという誤作動が出た模様です。

同じような口コミは見当たりませんでしたが、1人でもこのような誤作動が出ている時点で他にもあると疑ったほうが良さそうです。

楽天ターボ5Gと他社ホームルーターを比較|8項目の違いでコスパが明確に

楽天ターボ5Gと他社ホームルーターの違いを徹底的に比較してみました。

料金を比較|実際の支払額の安さ

料金比較で見るべきは、想定される毎月の負担額です。

プラン月額と端末代を加味した、実際に毎月請求される金額をまずわかるようにしました。
※シンプルにわかりやすくするために、まだキャンペーンのキャッシュバック等は含めておりません。

毎月の支払額の比較表
(実際に払う額)

スクロールできます
端末代1年目2年目3年目4年目以降
WiMAXホームルーター
※カシモWiMAXの場合
実質無料
(27,720円)

4,818円
(初月1,408円)

4,818円

4,818円

4,818円
ドコモhome5G
※代理店GMOとくとくBBの場合
実質無料
(71,280円)

4,950円
(初月:日割り)

4,950円

4,950円

4,950円
SoftBankAir
※モバレコAirの場合
実質無料
(71,280円)

3,080円
(初月1,320円)

4,180円

4,180円

5,368円
楽天ターボ5G41,580円
6,572円
(1~6ヶ月0円)

6,572円

4,840円

4,840円
端末分割を想定した実際に支払う料金を記載しています。※WiMAX・ドコモ・SoftBankAirの端末代は利用中は同額割引が入るため実質無料です。※支払額に事務手数料は含めておりません。

毎月の請求額は、楽天ターボ5Gの支払額は非常に高額になっています。

楽天ターボ5Gの請求額が高額な理由は、他社ホームルーターみたいに端末代が実質無料ではないので、プラン月額+端末代が請求されるからです。

逆に、WiMAXホームルーターは毎月安定して4818円ほど、ドコモhome5Gは毎月安定して約5000円と高く、ソフトバンクエアーは2年目までなら約4,180円と安いが4年目以降が非常に高くなる料金設定となっています。

この請求額の比較は、総合的な安さを導き出すところではありませんが、結論的に楽天ターボ5Gはキャッシュバック等のキャンペーンが薄いので他社ホームルーターより高いのは確実です。

結論

楽天ターボ5Gは毎月シンプルに高い。

他社ホームルーターはキャンペーンでお得さが変わってくる。

キャンペーンを比較|実質的なお得さ

スクロールできます
キャンペーン実質月額
(1年解約ver)
実質月額
(2年解約ver)
実質月額
(3年解約ver)
WiMAXホームルーター
※GMOとくとくBBの場合
現金34,500円CB
※プロバイダ次第

3,934円
(総額51,146円)

3,791円
(総額94,783円)

3,871円
(総額143,227円)
ドコモhome5G
※代理店GMOとくとくBBの場合
Amazonギフト券
20,000円CB
※代理店次第

7,518円
(総額90,220円)

6,078円
(総額145,860円)

5,042円
(総額181,500円)
SoftBankAir
※モバレコAirの場合
現金17,000円CB
※代理店次第

6,245円
(総額74,944円)

3,972円
(総額95,332円)

3,777円
(総額135,988円)
楽天ターボ5G・6ヶ月無料
・スマホセットで
20000ポイント

5,885円
(総額73,920円)

5,363円
(総額128,700円)

5,188円
(総額186,780円)
※実質総額は、期間中の月額料金+初月分(0ヶ月目分)+事務手数料+端末代(端末残債)+解約違約金の合計からキャッシュバック分を差引きした金額を月額に計算した実質負担額のことです。

キャッシュバック等のキャンペーンを含めた実際の負担額の比較では、楽天ターボ5Gかなり割高でした。

たださらにその上をいくのがドコモhome5Gで、1年目で解約した場合は端末代が高すぎる影響で、ものすごく割高になってしまっています。

結論

楽天ターボは高い!

WiMAXホームルーターがお得すぎる。

解約のしやすさ比較|短期解約のしやすさ

スクロールできます
WiMAX
(BIGLOBE WiMAX)
ドコモ
(GMOとくとくBB)
SoftBankAir
(モバレコAirも同じ)
楽天ターボ5G
WiMAXのホームルーターdocomoのホームルーターsoftbankAir楽天ターボ5G(RakutenTurbo5G)
契約期間縛りなし縛りなし縛りなし縛りなし
違約金0円0円0円0円
端末代27,720円71,280円71,280円41,580円
端末分割24回/36回
(1155円×24)
(770円×36)
36回
(1,980円×36)
36回
(1,980円×36)
24回/48回
(1,732円×24)
(866円×48)
1年後の解約費用
(13ヶ月目)

端末残債
13,860円
※24回払い時

端末残債
45,540円

端末残債
45,540円

端末残債
19,052円
※24回払い時
2年後の解約費用
(25ヶ月目)

端末残債
0円
※24回払い時

端末残債
21,780円

端末残債
21,780円


端末残債
0円
※24回払い時
3年後の解約費用
(36ヶ月目)

0円
※24回払い時

0円

0円

0円
※24回払い時
※楽天ターボ5Gの48回払いは楽天カード払いのみ利用可能です。

楽天ターボ5Gは、24回払いだと端末代が高いので1年解約だったら解約時の負担額が2万円ほどと非常の高いです。ただこれでも二番目には安いです。

WiMAXホームルーターに関しては、最も端末代が高いBIGLOBE WiMAXを選んだ場合でも、24回払いであっても1年で解約する場合の端末残債を含む費用は1万円程度で済むので、短期解約が非常にしやすいと言えます。

ドコモhome5Gやソフトバンクエアーに至っては、端末代は利用していれば実質無料とはいえそもそも7万円以上と高額すぎるので、解約時に請求される端末残債が圧倒的に高額です。

万が一、1年で解約する可能性を考えると、痛い出費を覚悟する必要があります。

結論

楽天ターボ5Gは2番目に負担が少ないとはいえ、解約しやすくもない。

1年未満での解約が考えられるのであれば、WiMAXにしておくほうが無駄が少ない。

実際の通信速度を比較|スループットの良さ

スクロールできます
ホームルーター各社下り速度
(ダウンロード側)
上り速度
(アップロード側)
Ping値
(反応速度)
WiMAX
ホームルーター
WiMAXのホームルーター

170.26Mbps

29.7Mbps

45.73ms
ドコモhome5G
docomoのホームルーター

181.08Mbps

19.54Mbps

47.22ms
SoftBankAir
softbankAir
※モバレコAirも含む

143.11Mbps

11.41Mbps

42.78ms
Rakuten Turbo
楽天ターボ5G(RakutenTurbo5G)

110.48Mbps

43.46Mbps

47.24ms
実際の平均速度結果
2024年9月16日時点の「みんなのネット回線速度」のデータを参照

実際のみんなの通信速度の平均値を見てみると明らかで、楽天ターボ5Gのダウンロード側(下り)の速度は100Mbps以下で、ソフトバンクエアーと同じでした。

ただし、アップロード側の通信速度は、楽天ターボ5Gが最も良い数字を叩き出しているのも事実。

実際のところ50Mbps以上でていれば、通信速度に困ることはないので、楽天ターボ5Gでも充分と言えます。

ただ、WiMAXホームルーターやドコモhome5Gは、下り速度の平均値が100Mbps以上を超えているので、少しでも高速通信ができるものを選びたいなら、ドコモhome5Gが最も適切とは言えます。

結論

楽天ターボ5Gはアップロード速度は優秀!ただそもそ下り速度も充分なのであまり困ることはなさそうである。

ただし、5G回線(sub6)の電波強度が安定していればの話なので、対応エリアが微妙場合は候補に入れないことを推奨します。

データ通信容量(速度制限)を比較|大容量通信・複数人での使いやすさ

スクロールできます
WiMAXドコモ home5GSoftBankAir楽天ターボ5G
WiMAXのホームルーターdocomoのホームルーターsoftbankAir楽天ターボ5G(RakutenTurbo5G)
1ヵ月制限無制限無制限無制限無制限
3日制限制限なし制限なし制限なし制限なし
混雑時間の制限ありありありあり
速度制限条件非公開非公開混雑時間帯(ランダム)
エリア回線キャパ等
混雑時間帯(ランダム)
エリア回線キャパ等

現段階においては、どのホームルーターもデータ通信容量は無制限です。

WiMAXやドコモのホームルーターは無制限という認知度は高いですが、楽天ターボ5Gもソフトバンクエアーも一応無制限です。

ただ、楽天ターボ5Gの回線キャパは大手キャリアと比べると少ないので、利用者が増えた場合は遅くなったり、何かしらの制限がつけられる可能性はあります。

結論

楽天ターボ5Gも無制限だと考えてOKです。

ただどのホームルーターも同じなので、特別優れているという話ではありません。

対応エリアを比較|電波の安定度

対応エリアの広さは、都心だと非常にわかりにくいですが、横浜あたりをベースに比較してみると違いがわかりやすいです。

対応エリアの違いで見るべきポイントは5G回線のエリアの広さです。

WiMAXホームルーターのエリア

WiMAXホームルーターのエリア
WiMAXホームルーターのエリア

ピンク:5G(Sub6)、オレンジ:なんちゃって5G、黄色:4G

ドコモhome5Gのエリア

ドコモhome5Gのエリア
ドコモhome5Gのエリア

赤色:5G(Sub6)、オレンジ:通常5G、黄色:4G

楽天ターボ5Gのエリア

楽天ターボ5Gのエリア
楽天ターボ5Gのエリア

グレー:5G(Sub6)、ピンク:4G

ソフトバンクエアーのエリア

ソフトバンクエアーのエリア
ソフトバンクエアーのエリア

紫:5G(Sub6)、ピンク:4G(プラチナバンド含む)
ソフトバンクエアーはプラチナバンド非対応なので、このマップよりさらに狭いです。

5G回線が最も拡大しているのはドコモhome5Gで、次にWiMAXホームルーター(WiMAXはauの5G回線を使用)です。

そして大きく遅れをとってソフトバンクの5Gエリアの順になっています。

楽天ターボ5Gは残念なことに、まだまだ5Gエリアが狭いです。更に、このエリアマップも実際の対応エリアより広く作られており、本来は2分の1程度だと考えておくのが理想です。

結論

楽天ターボ5Gは5Gエリアだったとしても、使って見るまで5G回線が入るかわからない。

5G回線を使いたいなら、WiMAXかドコモhome5Gが安定します。

引越しのしやすさ比較|移動のしやすさ

これは移動体通信端末としてサービス提供しているかの違いにより変化します。

結論から言うと、WiMAX以外のホームルーターは、利用場所として登録している場所以外では使えません。

住所以外で使えるか
WiMAX
どこでも使える
ドコモ
不可
(住所変更すれば可能だが月1回だけ)
SoftBankAir
不可
(住所変更すれば可能)
Rakuten Turbo5G
不可
(住所変更をすれば可能)

楽天ターボ5Gは契約時に利用場所として登録したところでしか基本的に使えず、もし違う場所で利用すると回線提供停止措置を取られてしまいます。

近所だったらバレないのでは?と感じる方も多いかもしれませんが、通信をする基地局の情報を常にモニタリングしており、通信する基地局は50m~200m違うだけで変わる場合もあります。

通信をしてしまった場合は場所が変わったと判断された結果、ネットが利用できなくなってしまうので、利用場所の変更手続きを行う必要があります。

結論

楽天ターボ5Gは、利用場所として登録している住所以外で使うのはNGです。

ただどのホームルーターも同じなので、特別優れているという話ではありません。

端末スペックを比較

スクロールできます
WiMAX
(HOME 5G L12)
ドコモhome5G
(HR02)
SoftBankAir
(ターミナル5)
楽天ターボ5G
(Rakuten Turbo 5G)
WiMAXのホームルーターdocomoのホームルーターsoftbankAir楽天ターボ5G(RakutenTurbo5G)
通信速度
(下り最大)
2.7Gbps4.2Gbps2.1Gbps2.1Gbps
通信速度
(上り最大)
183Mbps218Mbps非公開218Mbps
サイズ横幅:101mm
奥行き:99mm
高さ:179mm
横幅:95mm
奥行き:95mm
高さ:170mm
横幅:103mm
奥行き:103mm
高さ:225mm
横幅:110mm
奥行き:110mm
高さ:148mm
重量446g847g1,086g774g
Wi-Fi規格WiFi6対応WiFi6対応WiFi6対応WiFi6対応
WiFi周波数2.4GHz/5GHz2.4GHz/5GHz2.4GHz/5GHz2.4GHz/5GHz
セキュリティーWPA3WPA3WPA3WPA3
有線LAN2つ2つ2つ2つ
同時接続台数42台66台128台128台

基本的に端末スペックだけで言えば、通信速度が最も大きく変わるポイントですが、そもそも通信速度は利用場所や電波状況次第で大幅に変わります。

プロの間では、そもそも端末スペックの速度は当てにならないということで、スループット(実際の速度)でしか話を進めないので、あまり気にしなくても良いです。

実際の速度比較表

スクロールできます
ホームルーター各社下り速度
(ダウンロード側)
上り速度
(アップロード側)
Ping値
(反応速度)
WiMAX
ホームルーター
WiMAXのホームルーター

170.26Mbps

29.7Mbps

45.73ms
ドコモhome5G
docomoのホームルーター

181.08Mbps

19.54Mbps

47.22ms
SoftBankAir
softbankAir
※モバレコAirも含む

143.11Mbps

11.41Mbps

42.78ms
Rakuten Turbo
楽天ターボ5G(RakutenTurbo5G)

110.48Mbps

43.46Mbps

47.24ms
実際の平均速度結果
2024年9月16日時点の「みんなのネット回線速度」のデータを参照

このように、 WiMAXホームルーターの最大通信速度は2.7Gbpsでも平均的な通信速度は128Gbps、ドコモhome5Gも最大4.2Gbpsですが、実際は217Mbpsとなっています。

このように端末スペックは当てにならないので、スペックを機にする場合は実際の通信速度(スループット)を参考にしてみてください。

なんなら端末のデザインが違うぐらいに思えば良いかと思います。

楽天ターボ5Gのメリットは3つだけ|おすすめの理由にはまだ弱い

楽天ターボ5Gのメリットは多くありません。

メリット
  • 上り側のアップロード速度が速い
  • 口座振替に対応している
  • データ通信容量が無制限!まだ3日以内での速度制限も緩い

上り側(アップロード)速度がはやい

楽天ターボ5Gの通信速度自体はソフトバンクエアー並みと早くはありませんが、上り速度だけはホームルーターで最も速いです。

上り速度下り速度
楽天ターボ5G31Mbps77Mbps
WiMAXホームルーター17Mbps128Mbps
ドコモ home5G21Mbps217Mbps
SoftBank Air8Mbps77Mbps

下り速度がホームルーター最速のドコモ home5Gより、上り速度は10Mbpsほど速いので、TikTokやインスタグラム等へのアップロードは楽天ターボ5Gの方が純粋に速いです。

ただし、電波環境さえよければの話です。

口座振替に対応している

楽天ターボ5Gは口座振替対応です。

ホームルーターは原則、口座振替に対応していますが、WiMAXホームルーターだけプロバイダが限定されています。

また口座振替手数料は基本220円/月のホームルーターが多い中、楽天ターボ5Gの口座振替手数料は110円/月なので、若干他社より諸経費は安いです。

データ容量が無制限!まだ3日以内等の制限も緩い

楽天ターボ5Gは1ヶ月のデータ通信容量制限がないので無制限に使えます。

ただ完全無制限というわけではのでご注意ください。

例えば、2~3日以内に基地局の通信キャパを圧迫するほどの大容量通信があると速度制限にかかる可能性があります。

ただ、1日70GB程度の通信を行なっても速度制限にかかっていない人も多いので、閾値は明確になっていませんが、まだまだユーザーが少ないことが理由かと思われます。

ユーザーが増える速度より基地局の整備が遅い場合は、速度制限にかかるようになる可能性もある点はご注意ください。

楽天ターボ5Gのデメリット|9つの要注意ポイント

デメリット
  • シンプルに高すぎる(WiMAXの2倍?)
  • キャンペーンが少ない
  • 楽天ターボ5GよりUNLIMIT Ⅶの方がコスパが良い
  • 快適に利用できる対応エリアがまだ狭い
  • 5G対応エリアでも繋がらないことが多い
  • パートナー回線(au回線)が使えない
  • 楽天スマホのセット割引がない
  • WiFiセキュリティーが弱い可能性がある
  • 実家や野外に持ち出して使うことはできない

シンプルに高すぎる(WiMAXの2倍?)

楽天ターボ5Gはシンプルに月額料金・端末代が高いので、短期・長期のどちらの利用期間においても非常に高いです。

WiMAX
(BIGLOBE WiMAX)
楽天ターボ5G
月額料金1ヵ月1,166円
2~24ヵ月3,355円
25ヶ月目~4,928円
1~3ヵ月102円
4~36ヵ月3,685円
37ヶ月目~4,840円
端末代21,912円41,580円
実質負担額1年間:44,783円
2年間:85,043円
1年間:75,051円
2年間:123,058円

一見すると、楽天ターボ5Gの月額料金はWiMAX(BIGLOBE WiMAX)と変わらないように見えますが、端末代やキャッシュバックの影響により、実際の負担額はWiMAXより1年間で3万円高く、2年間で4万円も高いです。

キャンペーンが少ない

楽天ターボ5Gのキャンペーンは他ホームルーターと比べて弱く、割高になっている理由です。

高額キャッシュバックなしで端末代が高く、事務手数料3000円と3ヶ月分の月額料金割引があるだけです。

3万円ほどのキャッシュバックがなければ、WiMAXホームルーターに立ちうちできず、キャンペーン自体は弱いと言わざるおえません。

楽天ターボ5GよりUNLIMIT Ⅶの方がコスパが良い

楽天ターボ5Gを契約するぐらいなら、UNLIMIT ⅦのSIMを契約して他ホームルーターで利用する方が毎月の料金も端末代も安いです。

また、UNLIMIT Ⅶなら外に持ち運ぶこともでき、将来的にプラチナバンド回線を取得できた場合でも、UNLIMIT Ⅶであれば対応すると予想でき端末も対応バンドの幅が広いのでそのまま使える可能性があります。

UNLIMIT Ⅶ楽天ターボ5G
月額料金20GB~:3278円1~3ヵ月102円
4~36ヵ月3,685円
37ヶ月目~4,840円
端末代約13,000円
(Speed Wi-Fi HOME 5G L11の中古)
41,580円
(Rakuten Turbo5G)
プラチナバンド対応
(Speed Wi-Fi HOME 5G L11の場合)

(Rakuten Turbo5Gの場合)
2年間の出費91,672円123,058円

Speed Wi-Fi HOME 5G L11の評判やスペックについて

楽天ターボ5Gの端末Rakuten Turbo5Gは、4G回線(B3)と5G回線(n77)の2つのバンドにしか対応していないので、楽天モバイル自体の回線が良くなったとしても端末を買い替える必要があります。

他端末で利用する時はAPN設定が必要

APN設定というのは、楽天モバイルの回線を端末で使用できるようにする設定のこと。

楽天モバイル以外で販売されているホームルーターを利用する場合、このAPN設定を行わないと楽天モバイル回線を使用できません。

APN設定自体は端末とデバイス(スマホ等)をWiFiで繋ぎ、端末の内部にアクセスをして該当項目に必要な情報を入れるだけの簡単なものです。

楽天モバイル回線のAPN設定はこちら

快適に利用できる対応エリアがまだ狭い

楽天回線の5Gエリアは特に、WiMAXホームルーターとドコモhome5Gに大きく遅れをとっており、まだまだ対応エリアが狭い状況です。
※詳細は「対応エリア比較」を参照ください。

そもそも楽天ターボ5Gを快適に使用できる環境は、5G回線提供エリア内かつ電波が強いことが条件なので、まだまだ快適に利用できるエリアが狭いです。

5G対応エリアでも繋がらないことが多い

楽天回線の5G回線は、3.7GHz帯と高周波で障害物(壁・木・建物等)に弱いので、室内だと電波が入ってこないこともあります。

そもそも楽天モバイルの5G回線提供エリアの場合、比較的障害物を避けやすい周波数帯である4G回線(1.7GHz帯)が5Gより電波が強い状況になりやすいので5G回線が微妙なエリアだと4G回線に接続しやすいです。

楽天モバイル自体の基地局はまだまだ少ないこともあり、自分の利用場所が1つの基地局から出ている電波でしか賄えていない状態だと、おそらく室内では圏外になることが多いです。

ちなみに大手キャリア(WiMAX(回線はau)やドコモ)は、2~3の基地局の電波を常に受信できる状態になっていることが多く、1つの基地局からの電波が弱くても補い合える状態になっているので、室内でも安定しています。

パートナー回線(au回線)が使えない

楽天モバイルは自社回線の弱い場所だと、パートナー回線(au回線)が使える場合がありますが、楽天ターボのプランはパートナー回線が使えないプランになっています。

楽天スマホとのセット割引がない

楽天モバイルスマホ利用が楽天ターボを契約したとしても、セット割引は一切ありません。

ただ、楽天スマホ利用者が楽天ターボを契約した場合は1000円キャッシュバックがあります。

端末のWiFiセキュリティーが弱い可能性がある

Rakuten Turbo 5Gの端末スペックに記載のセキュリティー方式が、TKIPとなっておりました。

このセキュリティー方式は旧来のもので、現段階においては脆弱なセキュリティーといえ、アマゾン等のECサイトで買い物をよくする方からすると心配要素の1つです。

Rakuten Turbo 5GのWiFi規格は、最新のWiFi6対応なので暗号化方式やセキュリティー機能も最新のはずですが、スペック表に記載の表記がおかしかったのであえて書いております。
もしかすると、最新セキュリティーのAES対応かもしれませんが、それでも心配なので記載しました。

実家や野外に持ち出して使うことはできない

楽天ターボ5Gは、登録している住所以外で利用できません。

よって、実家に里帰りする際や1週間ほど家を離れる際に、WiFiを持ち出すことができません。

もし、登録住所以外で使うと利用停止措置を取られてしまい、そもそも通信ができなくなってしまうので注意が必要です。

引越し等で利用住所が変わる際は、WEBで利用住所の変更をすれば大丈夫です。

楽天ターボ5Gはおすすめ?どんな人なら最適か

結論から言うと、現段階で楽天ターボ5Gをおすすめできる人はほとんどいません

楽天ターボ5Gを検討するにあたり必要と言える、他社ホームルーターとの比較や口コミまで紹介し、まとめとしてメリットデメリットまでお伝えしてきた通りの回答です。

また、アップロード速度は他ホームルーターより秀逸という意見もありますが、そもそもアップロード速度が必要な方は動画等の大容量データの送信が多い方なので光回線にした方が良いですし、マンションであれば楽天ひかりの方が安くすみます。
※楽天が良い方は、「楽天ひかり」を検討してみましょう。

楽天が好きで、楽天モバイルである程度揃えている!と言う方で、少々高くても良いなら楽天ホーム5Gを利用されるかもしれませんが、一般的にはあまりおすすめできないのでご注意ください。

楽天ターボ5Gにこだわりはないけど、ホームルータが良い方は「ホームルーター(置くだけWiFi)比較」でお探しいただくことを推奨します。

楽天ターボ5Gのよくある質問

楽天ターボ5Gを検討注・利用中の方のよくある質問をまとめてみました。

楽天ターボ5Gが繋がらない

まず、端末側が電波を拾っているか、端末側のランプをご覧ください。

Rakuten Turbo5Gのステータスランプの見方
転載:Rakuten Turbo 5G マニュアル「ステータスランプの見かた」

楽天モバイル回線の特性上、5G回線は青点灯だと電波が弱い可能性もあります。

その際は一度再起動をするか、置き場所を変えてみて電波受信レベルの強い緑色になる場所を探してみてください。

楽天ターボ5Gが遅い

電波受信レベルが高い場合は、Rakuten Turbo 5Gを再起動してみてください。

それでも改善しない場合は、接続しているデバイス側を再起動してみてください。

どんな端末でも電源を入れっぱなしだとメモリリークや重たくなる現象で通信速度が遅く感じるようになりますが、再起動をすれば改善できます。また立ち上げているアプリ等が多い場合は一度全て停止させてみてください。

それでも遅い場合は「ポケット型WiFiが遅い時の対処法」で原因と解決法がわかるかもしれません。

楽天ターボが家の中だと電波が悪い!対処法はある?

楽天端末を窓側に置いて電波の強いところを探してみましょう。

設置場所の近くの窓側だけでなく、家の中のあらゆる窓で調査してみることを推奨します。

どこに置いても電波が悪い場合は、対処法はありません。楽天回線が強化されるのを待つしかありませんので、不便だと感じている方は楽天ターボを解約して、他のホームルーターを契約することを推奨します。

こちらをご覧ください。
置くだけWiFi(ホームルーター)おすすめと比較ランキング!最安値と失敗しない選び方

楽天ターボの価格は?

楽天ターボの価格は月額料金と端末代に分かれています。

料金
月額料金1~3ヵ月102円
4~36ヵ月3,685円
37ヶ月目~4,840円
端末代
(Rakuten Turbo 5G)
41,580円
24回払い:(1,732円×24ヶ月)
48回払い:(866円×48ヶ月)
※48回払いは楽天カード支払いのみ可能

端末代を一括払いにしていれば、月額料金だけの支払いで済みますが、24回払いなら月額料金に24ヶ月間1732円が上乗せされる請求額となります。

楽天ターボはいつから?発売日について

楽天ターボの受付開始日は「2023年1月26日」です。
また端末のRakuten Turbo 5Gの発売日も「2023年1月26日」です。

楽天モバイルの回線エリアかどうやってわかる?

楽天モバイル端末(Rakuten Turbo 5G)の設定画面に入り、「ネットワークを選択」の画面に、「44011」「Rakuten」であれば楽天回線を掴んでいます。

端末の管理画面に入る方法

ブラウザで「http://192.168.210.1」にアクセスする
ユーザー名:「admin」と入力
パスワード:端末底記載の「管理用パスワード」を入力
※パスワードは変更可能ですが変更した場合は必ずスマホ等にメモをしておきましょう。

楽天ターボのデメリットは?
  • シンプルに高すぎる(WiMAXの2倍?)
  • キャンペーンが少ない
  • 楽天ターボ5GよりUNLIMIT Ⅶの方がコスパが良い
  • 快適に利用できる対応エリアがまだ狭い
  • 5G対応エリアでも繋がらないことが多い
  • パートナー回線(au回線)が使えない
  • 楽天スマホのセット割引がない
  • WiFiセキュリティーが弱い可能性がある
  • 実家や野外に持ち出して使うことはできない

詳しくは、「楽天ターボ5Gのデメリット」をご覧ください。

楽天ターボ5G評判

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