
auスマホを使ってるから、auの置くだけWiFiがほしい!
こう考えて検索しても、出てくるのがおすすめしないといった内容の記事ばかりではありませんか?
そうはいっても、スマホauだし、なんだかんだでauが好き!という人だと、おすすめできない理由にイマイチ納得しきれないと思います。
この記事では、auスマホ利用歴18年で、インターネット回線に携わって13年になる管理人が『auスマートポートのすべて』をお伝えします。
auスマートポートって実際どうなの?
まず結論からお伝えすると、『auスマートポートは料金が無駄に高い!』ですが、auスマートポートをおすすめできる人がいないわけではないです。
auスマートポートをおすすめできるのは限られた人のみ
auスマートポートは『データ容量20GBほどのプランで、自分の名義でauスマホを3台以上同時契約していて、あまりネットを使わない人』であれば、実はおすすめできます。
4人家族で、自分の名義で家族全員がauスマホを契約していて、単身赴任で一人暮らし、家にあまりいないけど、家にネットがないと不便に感じるネットライトユーザー。
また家族が住む家でauスマホが割引になる回線を利用していないことが条件。
その理由は、auスマートバリューでのスマホ料金の割引が大幅に効いてくるので、WiMAXの格安プロバイダを利用するよりもお得になるからです。
auスマートバリューは、auスマホ1台につき最大1,000円/月の割引がつくので、4台分の合計割引額が毎月4,000円になるので、ほぼ無料に近い状態で利用できることになります。
ただ、これだけの条件が揃ってる人ってなかなかいませんよね。
auスマートポートの料金・プラン
auスマートポートの料金プランは、WEBサイトを見るだけだと少々わかりづらくなっていますが、基本的には下記4種類の料金がかかってきます。
- 基本月額
→4,292円 - 端末代(分割分)
→22,000円(12/24/36のうち好きな回数で分割) - 割引分(auスマートバリュー分)
→1,000円 - オプション等
→ハイスピードプラスエリアモード1,005円
→エクストラオプション利用料2,500円(超過後2GBごと)
この基本料金だけだと少し分かりづらいので、auスマホとauスマホ以外の方で、分けて計算します。
auスマホ (auスマートバリュー利用時) |
auスマホ以外 (auスマートバリュー未利用) |
|
---|---|---|
月額 | 4,292円 | 4,292円 |
端末代 ※1 | 916円 | 916円 |
割引 | -1,000円 | - |
ハイスピードプラス エリアモード ※2 |
無料 (利用してもしなくても無料) |
1,005円 (利用しなければ0円) |
実際の月額 | 4,208円 | 5,208円 |
※1 端末代は22,000円を24分割で計算
※2 ハイスピードプラスエリアモード利用時は、au4GLTEが利用できますが、1ヶ月の通信データ容量制限が付きます。
(auスマートバリュー対象者:1ヶ月30GB、対象外は7GB)
auスマホ利用者は、auスマートバリューを利用することで、auスマートポート自体に1,000円の割引が入ります。
なので、auスマホかそうでないかで、毎月1,000円の料金差ができてしまいます。
auスマートポートの端末代は無料になるタイミングはあるか?
正直、今後どうなるかわかりません。
ただ、2019年9月30日にプラン内容が変わり、そのタイミングえ端末代が有料になったため、無料になる可能性は低いと考えられます。
どちらにしても、端末代22,000円は契約期間中に必ず掛かると思っておくほうが良いでしょう。
auスマートポートとWiMAXは本当に同じ?
置くだけWiFiで、違うサービスだと違いがでるのは、「回線」「料金」「端末」「サービス内容」の4つです。
この4つはどこまで同じでどこまで違うのか、詳しくご紹介します。
auスマートポートとWiMAXの回線は同じ
auスマートポートとWiMAXの置くだけWiFで利用している回線は全く同じもので、2種類あります。
- WiMAX2+(2.4GHz/5GHz)
- au4GLTE(800MHz)
この2種類の回線を利用した通信サービスがWiMAXであり、auスマートポートも同じ回線を利用しています。
通信エリアや通信速度等はWiMAXと全く同じです。
auスマートポート | UQ WiMAX | |
---|---|---|
ハイスピードモード (3日10GB制限) |
WiMAX2+のみ | WiMAX2+のみ |
ハイスピード プラスエリアモード (1ヶ月7GB制限) |
WiMAX2+ au4GLTE |
WiMAX2+ au4GLTE |
全く回線が同じで、端末側で行う通信モードの名称も同じとなっています。
WiMAX2+は高周波の電波を利用した高速通信が得意な回線、au4GLTEは低周波の電波を利用したエリアの広い回線となっています。
ただau4GLTEを利用した場合(ハイスピードプラスエリアモード時のみ)1ヶ月7GB制限がかかってしまい、その月はモードをハイスピードモードに変更しても同じです。
auスマートポートとWiMAXの取扱端末は同じ
auスマートポートとWiMAXで利用できる端末3種類あり、いずれも全く同じ端末です。
HOME 02 | HOME L02 | HOME 01 | |
---|---|---|---|
発売日 | 2020年1月30日 | 2019年1月25日 | 2018年12月7日 |
製造元 | NECプラットフォームズ | HUAWEI | NECプラットフォームズ |
通信速度 (下り) |
最大440Mbps | 最大1Gbps | 最大440Mbps |
サイズ | 約50×118×100mm (横×高さ×奥行) |
約93×178×93mm (横×高さ×奥行) |
約70×155×100mm (横×高さ×奥行) |
アンテナ性能 (体感) |
◯ | ◎ | ◯ |
同時接続台数 | 20台 | 40台 | 20台 |
WiFi規格 | 2.4GHz/5GHz | 2.4GHz/5GHz | 2.4GHz/5GHz |
その他 | スマートスピーカ連動 | Wi-Fi TX ビームフォーミング 四方位高感度アンテナ |
これらの端末はauスマートホームもWiMAXも全く同じ性能です。そのため、どの端末が良いのか?という疑問が湧いてくるかと思いますが、「HOME L02」を選べば問題ありません。
その理由は、実際に利用してみた際に微妙に感じたアンテナ感度の高さです。
若干ですが、L02のほうがアンテナ感度が高く、室内利用時の通信速度だったり電波強度が強く感じました。
auスマートポートとWiMAXの料金の違い
実質月額 ※1 (auスマホ時) |
特典 | 端末代 | 最短受取 | auスマホ割引 | 最低 契約期間 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
auスマートポート | 5,208円 (4,208円) |
なし | 22,000円 (1年/2年/3年分割) |
当日 | auスマートバリュー 月1,000円割引/台数分 |
2年 |
Broad WiMAX | 3,295円 (同じ) |
現金10,000円 キャッシュバック |
無料 | 最短 当日 |
auスマートバリューmine 月1,000円割引/1台分 |
3年 |
GMOとくとくBB | 3,393円 (同じ) |
現金30,000円 キャッシュバック |
無料 | 最短 2日後 |
3年 | |
GMOとくとくBB | 3,407円 (同じ) |
月額割引 | 無料 | 最短 2日後 |
3年 | |
UQ WiMAX | 4,380円 (同じ) |
3,000円分 商品券 |
15,000円 (一括/2年分割) |
最短 3~4日後 |
2年 | |
BIGLOBE | 4,330円 (同じ) |
現金15,000円 キャッシュバック |
19,200円 (一括/1年分割) |
最短 3~4日後 |
1年 |
計算式:実質月額=(期間中の月額合計+端末代-キャッシュバック)÷最低契約月数
auスマートポートの月額料金は、WiMAXの各社プロバイダの料金より約1,000円〜2,000円高いです。
この比較した置くだけWiFiがすべて同じサービスとして考えると、auスマートポートよりBroadWiMAXの方が毎月2,000円安く利用できるので、お得なのは間違い有りません。
よって、料金的に見ると、auスマートポートを選ぶと損をすることになります。
auスマートポートとWiMAXでサービス内容が少し異なる
実は料金以外にも、auスマートポートとWiMAXで違うところがあります。
スマホの割引が違う
どちらの置くだけWiFiもauスマホの割引がありますが、実は割引サービスとしての内容が違います。
- auスマートポート
割引名:「auスマートバリュー」 - WiMAX
割引名:「auスマートバリューmine」
割引台数 | 割引額 | 割引対象 | |
---|---|---|---|
auスマートバリュー (auスマートポート) |
台数分 | 最大1,000円/月 | 指定プラン加入の au(KDDI)で契約中の 通信端末 |
auスマートバリューmine (WiMAX) |
1台 | 最大1,000円/月 | 指定プラン加入の au(KDDI)で契約中の 通信端末 |
この割引サービスの違いにより、「同一名義のauスマホ台数分割引が受けられる」のか、「1台しか受けられない」のかの違いがでてきます。
また、auスマートポートでのスマホ割引はauスマホのみですが、WiMAXはUQmobileスマホも割引を受けることができます。
事実として、通信費総額の削減を考えるのであれば、UQmobileにするほうが賢い選択といえるため、どちらにしてもauスマートポートの旨味が無いともいえます。
ハイスピードプラスエリアモードの内容が少し違う
ギガ放題プランの基本は、ハイスピードモード(デフォルト)でWiMAX2+回線のみの利用だと、1ヶ月無制限(3日10GB)なので、設定を変更される方のみ対象の情報です。
ハイスピードプラスエリアモードは、エリアが広くなるメリットを得る代わり、1ヶ月の通信制限7GBのデメリットを得ることになります。
ただ、このハイスピードプラスエリアモード時の通信制限が下記の場合で変わります。
ハイスピードプラス エリアモード (auスマホバリュー適用時) |
ハイスピードプラス エリアモード (auスマホ以外) |
ハイスピードモード (auスマホ含む) |
|
---|---|---|---|
auスマートホーム | 1ヶ月30GB | 1ヶ月7GB | 1ヶ月無制限 (3日10GB) |
WiMAX | 1ヶ月7GB | 1ヶ月7GB | 1ヶ月無制限 (3日10GB) |
基本的にauスマホ利用者かつ、auスマートポートにauスマートバリュー適用時のみ、7GB→30GBに拡張されるだけです。
ただ、30GBという容量は、スマホ+PCの2つを使っているだけで、すぐに到達してしまいます。
最近だと、アプリのアップデートや、PCのソフトウェア・OSのアップデートでもかなりのデータ容量を使用してしまい、更に動画や音楽再生なんてしてしまうと、50GB〜100GBなんてあっという間に使ってしまいます。
なので、30GBは充分な容量とはいえません。
【結論】auスマートポートはWiMAXのOEM商品みたいなもの
auスマートポートとWiMAXの置くだけWiFiは、「回線(サービス提供エリア)」「端末」「プラン」などは全く同じで、サービスのコア部分が同じでなので使用感等は全く同じです。
ただ、WiMAXサービスをau(KDDI)がOEMして、自社サービスとして販売しているため、名前が違ったり、KDDIだからこそできる、auスマホ割引やau4GLTEのデータ容量制限にちょっとした違いがでているだけです。
よって、auの置くだけWiFiとして考えている方は、サービスのコア部分が同じにもかかわらず、月額料金が2,000円ほど安いWiMAXにしたほうがメリットが大きいのは間違い有りません。
【まとめ】auスマートポートよりWiMAXのほうがコスパがいい
auスマートポートとWiMAXの違いを、再びおさらいしてみましょう。
auスマートポート (ギガ放題利用時) |
WiMAX (ギガ放題利用時) |
|
---|---|---|
回線 | WiMAX2+ au4GLTE |
WiMAX2+ au4GLTE |
基本速度制限 (ハイスピード) |
1ヶ月無制限 (3日10GB) |
1ヶ月無制限 (3日10GB) |
基本速度制限 (ハイスピードプラスエリア) |
1ヶ月7~30GB | 1ヶ月7GB |
端末 | HOME 02 HOME L02 HOME 01 |
HOME 02 HOME L02 HOME 01 |
実質月額 | 5,208円 (au以外) 4,208円 (auスマホ) |
3,295円 (プロバイダ次第) |
キャンペーン | なし | 現金キャッシュバック 月額割引等 |
auスマホ割引 | 最大1,000円/月 (台数分) |
最大1,000円/月 (1台分) |
その他スマホ割引 | なし | UQmobile |
この通り、サービスコア部分に差はありませんが、それぞれサービス販売者としての細かな違いがでるだけです。
ただ、明らかに月額料金がWiMAXのほうが安いので、置くだけWiFiとしてはWiMAXを選ぶ方がお得です。
ちなみに、WiMAXはKDDI傘下の企業なので、au(KDDI)が好きという方は、ぜひWiMAXに目を向けてみてください!
WiMAXの置くだけWiFiのお得なプロバイダ比較
順位 | ![]() |
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![]() |
会社名 | BroadWiMAX | GMOとくとくBB (キャッシュバック) |
カシモWiMAX |
---|---|---|---|
ロゴ | ![]() |
![]() |
![]() |
想定納期 | 最短当日 | 最短1~2日後 | 約2~4日 |
実質月額 | 3,295円 | 3,351円 | 3,685円 |
回線 | WiMAX/LTE | WiMAX/LTE | WiMAX/LTE |
端末 | W06/WX06 | W06/WX06 | W06/WX06 |
契約期間 | 3年 | 3年 | 3年 |
特典 | 月額大幅割引 キャッシュバック 10,000円 |
キャッシュバック 最大31,500円 |
月額大幅割引 |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
詳細をみる | 詳細をみる | 詳細をみる |
■ ランキング全12社 ■
※1 実質月額は下記計算方式で算出しています。
(請求月額の総額-キャッシュバック÷最低契約期間)
最も安い使い放題のWiMAX、『BroadWiMAX』です。
実は今、BroadWiMAXのキャッシュバックは、受け取りがすごく簡単です。
というのも、GMOとくとくBBの場合、キャッシュバックを受け取るには、契約から11ヶ月後に、契約時に発行されるGMOとくとくBBのメールアドレスに届く、受取手続きができるメールを開き、そこから手続きをする必要があります。
※メールが届いた月の翌月末までに手続きをしないと、キャッシュバックは受け取れなくなります。
BroadWiMAXは、端末が届いた月の翌月5日に届くメールから、振込口座の申請をするだけ。
それだけで、一番お得に下記画像のように1ヵ月無制限で高速通信が利用できます。
BroadWiMAXが、なんだかんだでコスパがいいんです。
こういったことがあって、BroadWiMAXは2年連続満足度N01プロバイダに選ばれているのでしょう。
今一番安い&キャッシュバックが早いWiMAX
BroadWiMAXの
公式キャンペーンをみる
結論からいうと、今安く利用できるプロバイダは、『BroadWiMAX』です。
ただ、GMOとくとくBBを推しているWEBサイトが多いのはなぜかというと、BroadWiMAXの限定キャッシュバックを扱う権利がなく、当サイトのような料金比較にはならないためです。
またGMOとくとくBBに関しては、キャッシュバック金額が大きいのでお得なように感じますが、実際は『キャッシュバックの受取までに1年かかり、受取手続きを忘れるリスクが高い』というわけで、おすすめできない人も非常に多いのが現実です。
そうはいっても、実質月額が安いWiMAXプロバイダは、auスマートポートを契約するより明らかにお得なので、ぜひお得に利用できる置くだけWiFiを選んでくださいね!