5G対応のポケットWiFi4種類を徹底比較!料金・キャンペーンを踏まえたおすすめがわかる

5G回線に対応したポケットWiFiは4種類あります。

  • WiMAX(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)
  • au(Speed Wi-Fi 5G X01)
  • docomo(Wi-Fi STATION SH-52A)
  • SoftBank(Pocket WiFi 5G A004ZT)

5G回線のポケットWiFiは光回線並の通信速度をモバイルルーターで利用できることから今まさに注目を集めています。

しかし、実際のところ使うとすればどこがいいのか?という疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

今から4G回線しか使えないポケットWiFiを契約するのは勿体ないですし、それならいっそエリアはまだ広がっていないけど5G回線に対応したポケットWiFiを契約しよう!なんて方も多いと思います。

そこでこの記事では、現在ある5G対応のポケットWiFiは契約するべきか?また、利用した場合の使い勝手はどうなのか?ということがシッカリとわかるよう解説させていただきます。

この記事でわかること。
  • 5G対応ポケットWiFi各社の料金プラン
  • 5G対応モバイルルーターのスペック
  • 5G対応ポケットWiFiの注意点
  • 4GプランのポケットWiFiとの違い
  • 5G対応のポケットWiFiは契約するべきかの考察
  • 契約するべきおすすめの5G対応ポケットWiFi

ココから具体的にご説明させていただきます。

瀬戸根

テキスト

総額表示の義務付けに対応

2021年4月1日より、税込み表記での総額表示が義務化されたことにより、当サイトに記載の料金は税込表示で記載しております。
※特別な事情がない限り税込み表記ですが、一部税抜き表記の箇所もあります。

参考:財務省の案内より

5G対応ポケットWiFiの各社プランなどの情報

5G対応ポケットWiFiは4種類

  • WiMAX(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)
  • au(Speed Wi-Fi 5G X01)
  • docomo(Wi-Fi STATION SH-52A)
  • SoftBank(Pocket WiFi 5G A004ZT)
月額料金 データ容量 通信速度
WiMAX
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
1~24ヵ月目:4,268円
25ヶ月目以降:4,818円
無制限
(3日15GB)
下り最大:2.2Gbps
上り最大:183Mbps
au
Speed Wi-Fi 5G X01
48ヵ月間:5,478円
49ヵ月目以降:7,678円
80GB 下り最大:4.1Gbps
上り最大:481Mbps
docomo
Wi-Fi STATION SH-52A
毎月7,315円 60GB 下り最大:4.2Gbps
上り最大:480Mbps
SoftBank
Pocket WiFi 5G A004ZT
毎月5,280円 50GB 下り最大:3.0Gbps
上り最大:298Mbps

まず各社5G対応ポケットWiFiのプラン内容や特徴について簡単にご説明します。

WiMAX(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)のプラン・特徴

UQ WiMAXの5Gイメージ

2021年4月8日より5G対応プラン&端末の取扱いを開始したばかり。

プラン名称も今までWiMAX2+でしたが、5G対応プランはWiMAX+5Gと名称変更し、今日本で取り扱いのある5G対応ポケットWiFiの中で最安値に位置しています。

WiMAX+5Gのプラン詳細
※UQ WiMAX
プラン名 ギガ放題プラス
月額料金 1~24ヵ月目:4,268円
25ヶ月目以降:4,818円
※2年間550円割引
キャンペーン 2年間500円割引

5,000円キャッシュバック
データ容量 1ヵ月 無制限
※PAモード時は15GB
3日間 3日15GB
速度制限時 直近3日で15GB超過した
翌日18~2時まで(8時間のみ)
通信速度が約1Mbpsに低下
利用回線 HS
(ハイスピード)
※デフォルト
WiMAX2+
au5G(一部)
au4GLTE(一部)
※一部=プラチナバンド以外
PAモード
(ハイスピードプラスエリア)
WiMAX2+
au5G
au4GLTE
※プラチナバンドも利用可能
契約期間 2年間
対応端末 Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
(21,780円)

※UQ WiMAXの料金プランです。

月額料金やキャンペーン内容、端末代や契約期間はプロバイダによって異なるので参考程度にお考えください。

WiMAX+5Gの特徴

  • auの5G回線が使える
  • デフォルトモードで高速ワイドエリアのau4GLTEが使える
  • 5G対応ポケットWiFiで最もデータ通信量が多い
  • 5G対応モバイルルータの端末代が安い
auの5G回線が使える

auの5G回線のイメージ

WiMAXの親会社がKDDIだからこそ実現したau5Gの利用。

現時点ではミリ波・sub6で提供している5G回線しか利用できませんが、近い将来NR化(〜2.4GHzの現在4GLTEで利用している周波数帯の回線を5G化すること)により、更にエリアが広がる事が予想されます。

ちなみにWiMAX独自回線も5Gと相性が良いので、NR化ができるようになれば更に広範囲エリアでの利用が期待できそうです。

デフォルトモードで高速ワイドエリアのau4GLTEが使える

WiMAX+5Gのデフォモードで使える3つの回線

WiMAX+5Gでは、デフォルトモードでau4GLTE(中帯域)の高速ワイドエリアに対応した回線を利用できるようになりました。

従来のWiMAX2+では、ハイスピードプラスエリアモードに変更しないとau4GLTEが利用できませんでした。

WiMAX+5Gでハイスピードプラスエリアモードにすると、デフォルトモードでは利用できなかったau4GLTEのプラチナバンド(700~800MHz)が利用できるようになり、スマホ並の繋がりやすさを実現できます。

※ただしハイスピードプラスエリアモードでは月間15GB利用してしまうと、デフォルトモードでも厳しい速度制限(128Kbps)に掛かってしまいます。

プラチナバンドとは?
プラチナバンドは低周波数帯である700~900MHzの回線で、最も障害物に強く・遠くまで飛ぶ回線のこと。
田舎や基地局との間に障害物のある場所では欠かせない回線です。
5G対応ポケットWiFiで最もデータ通信量が多い

WiMAX+5Gは、1ヵ月のデータ通信容量はカウントフリー(無制限)です。

しかし、3日15GB制限があるので、実質的に速度制限を気にせず利用できるデータ通信容量は1ヵ月150GB相当となります。

ただ、3日15GB制限に掛かった際の速度制限は非常に緩く、直近3日間の利用が15GBを超えた翌日18〜2時までの8時間だけ、概ね1Mbpsに速度低下するというものです。

速度制限時でも1MbpsはでるのでYoutube(中画質)の再生は可能なので、非常に緩めの速度制限となっています。

5G対応モバイルルータの端末代が安い

WiMAX+5Gで利用できる端末は「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」だけです。

そのGalaxy 5G Mobile Wi-Fiは21,780円で購入可能で、他社5G対応ポケットWiFiよりも非常に安価で購入できます。

後ほど分かりますが、他社より5万円ほど安いです。

今一番安い5G対応ポケットWiFiはWiMAX+5G

先に結論をお伝えすることになりますが、今ある5G対応ポケットWiFiの中で最も安く利用できるのがWiMAX+5Gです。

月額4,800円ほどで端末代2万円台(無料プロバイダもある)なのはWiMAXだけです。

5G対応のポケットWiFiを契約しようと考えている方はWiMAXをおすすめします。

WiMAX+5Gの最安値がわかる
プロバイダ比較はこちら

au(Speed Wi-Fi 5G X01)のプラン・特徴

aushop

国内キャリアの2番手であるauが販売している5G対応ポケットWiFiは2種類あります。

  • キャリアとして販売の5GポケットWiFi
  • プロバイダとして販売のWiMAX+5G

どちらのプランもみてみましょう。

au5GポケットWiFiのプラン詳細
WiMAX+5G au
プラン名 ギガ放題プラス ルーターフラットプラン80
月額料金 1~24ヵ月目:4,721円
25ヶ月目以降:5,271円
※キャンペーン適用後の料金
48ヵ月間:5,478円
49ヵ月目以降:7,678円
※キャンペーン適用後の料金
キャンペーン 2年間550円割引 5Gルータースタートキャンペーン
5Gルータースタート割
48ヵ月1,100円割引/月 
データ容量 1ヵ月 無制限
※PAモード時は15GB
80GB
3日間 3日15GB なし
速度制限時 直近3日で15GB超過した
翌日18~2時まで(8時間のみ)
通信速度が約1Mbpsに低下
80GB超過後
通信速度が128Kbpsに低下
利用回線 HS
(ハイスピード)
※デフォルト
WiMAX2+
au5G(一部)
au4GLTE(一部)
※一部=プラチナバンド以外
WiMAX2+
au5G
au4GLTE
※プラチナバンドも利用可能
PAモード
(ハイスピードプラスエリア)
WiMAX2+
au5G
au4GLTE
※プラチナバンドも利用可能
契約期間 2年間 2年間
対応端末 Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
(21,780円)
Speed Wi-Fi 5G X01
(71,500円)

WiMAXの方に関しては、UQ WiMAXより毎月約500円高い料金設定ですが、端末代金は同額です。

au 5GポケットWiFiの特徴

※WiMAXプランに関しての特徴はWiMAXで解説した特徴と同じなので割愛します。

  • プラチナバンドが使えてエリアが広い
  • 通信速度が最速級
  • キャリアの中では最安値級
プラチナバンドが使えてエリアが広い

auのプラチナバンド

au5G対応ポケットWiFiは人口カバー率99.9%のプラチナバンド回線が使えるので、スマホ並みにエリアが広いです。

またWiMAX+5GだとプラチナバンドLTEは、月15GBまでしか利用できませんが、au5GポケットWiFiは月80GBまで利用できます。

通信速度が最速級

下り最大速度が4.1GbpsとポケットWiFiの中で最速級です。

ただあくまでも端末スペックの理論値であり、1Gbpsも出ることはありません。

仮に5Gエリア内で利用したとしても良くでて200Mbps程度だとお考えください。

キャリアの中では最安値級

au5GポケットWiFiは、au/docomo/softbankといったキャリアの中で最安値級の料金設定となっています。

しかしWiMAXも含めて考えると決して安くはありません。

au5GポケットWiFiの詳細はこちら

docomo(Wi-Fi STATION SH-52A)のプラン・特徴

docomoイメージ

高品質の代名詞といえるNTT docomo。

docomoもいち早く5G対応させ、ハイスペック端末で5Gプランをいち早く登場させたのは今でも記憶に新しいはず。

そんなdocomoの5GポケットWiFiは次の通りです。

docomo5GポケットWiFiのプラン詳細
プラン名 5Gギガホ プレミア
月額料金 毎月:7,315円
※データシェアプランは1100円
キャンペーン ドコモ3回線以上で1,100円割引
ドコモ光セット割で1,100円割引
dカードお支払割で187円割引
データ容量 1ヵ月 60GB
※データシェアは30GBまで
3日間 なし
速度制限時 60GB超過時
約1Mbpsに低下
利用回線 5G
PREMIUM 4G
LTE
契約期間 縛りなし
対応端末 Wi-Fi STATION SH-52A
(68,904円)

docomo5GポケットWiFiの特徴

  • 契約期間の縛りが無い
  • ドコモのプラチナバンドが利用できる
  • モバイルルーターの端末スペックは全5Gの中で最強

docomoの5GポケットWiFiは、とにかく月額料金・端末代金が高いですが、以上3つの特徴があります。

契約期間の縛りが無い

docomoのモバイルルータープランには契約期間の縛りがありません。

そのため、いつ解約しても大丈夫ですが、端末代が高額なので分割払いにしていた場合はそれが解約金みたいになってしまいます。

ドコモのプラチナバンドが利用できる

人口カバー率99.9%で田舎でもしっかりと繋がるdocomoのプラチナバンドが使えます。

ただ5Gギガホプレミアは月60GBまで、データシェアプランはどんなプランを利用していても月30GBまでとなっています。

端末スペックは全5Gの中で最強

最大下り速度4.2Gbpsは全キャリアの中でTOPです。

2番手はauで4.1Gbpsなのでそこまで差はないかもしれませんが、最も性能が高い端末であるのは間違いありません。

ただ、実際にそこまでの通信速度がでることはないので、あまり気にしないほうが良いポイントでもあります。

docomo5GポケットWiFiの詳細はこちら

SoftBank(Pocket WiFi 5G A004ZT)のプラン・特徴

ソフトバンクショップ

最近何かと話題のSoftBankですが、他キャリアに負けじと5G対応ポケットWiFiがあります。

SoftBank5GポケットWiFiのプラン詳細
プラン名 データプラン50GB
月額料金 毎月:5,280円
キャンペーン なし
データ容量 1ヵ月 50GB
※データシェアは30GBまで
3日間 なし
速度制限時 月50GB超過時
128Kbpsに低下
利用回線 5G
SoftBank4GLTE
契約期間 縛りなし
対応端末 Pocket WiFi 5G A004ZT
(69,840円)

SoftBank5GポケットWiFiの特徴

  • 契約期間の縛りが無い
  • SoftBankのプラチナバンドが利用できる
  • キャリアの中でも月額料金は安め
契約期間の縛りが無い

SoftBankのモバイルルータープランには契約期間の縛りがありません。

そのため、いつ解約しても大丈夫ですが、端末代が高額なので分割払いにしていた場合はそれが解約金みたいになってしまいます。

SoftBankのプラチナバンドが利用できる

人口カバー率99.9%で田舎でもしっかりと繋がるSoftBankのプラチナバンドが使えます。

ただ、SoftBankのプラチナバンドは、au・docomoが700~800MHzに対して、SoftBankは900MHzなので若干エリアの広さが劣ります。

それでも通常のLTEよりエリアは広いのは間違いありません。

キャリアの中でも月額料金は安め

月額料金だけで見ると3キャリアの中で一番安いです。

ただ同じような金額のau5Gと比較すると、auは80GBに対してSoftBankは50GBなので、1GBあたりの単価でみると割高です。

そもそも50GBで足りる人は2,000後半~3000円程で利用できるポケットWiFiが他にもあるので、わざわざSoftBankを契約する必要はないでしょう。

SoftBank5GポケットWiFiの詳細はこちら

各社5G対応モバイルルーターのスペック比較

4種類の5G対応モバイルルーターのスペックで重要なのは、「バッテリー持ち」「WiFi規格」「サイズ」「重量」等の使いやすさ面ですね!

実際に比較してみたのでご覧ください。

5G端末のスペック比較
機種 バッテリー持ち サイズ 重量 Wi-Fi規格 同時接続数
(WiFiのみ)
WiMAX
(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)
※計測中
感触は7~8時間程
5G利用中は4時間前後
約W147×H76×D10.9mm 約203g IEEE802.11a/n/ac(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
10台
au
(Speed Wi-Fi 5G X01)
約7.5時間(4G LTE通信)
約3.5時間(5G通信)
約W157×H84×D16.0mm 約265g IEEE802.11a/n/ac/ax(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
16台
docomo
(Wi-Fi STATION SH-52A)
約6.5時間(LTE)
約4.5時間(PREMIUM 4G)
約5時間(5G)
約W157×H84×D16.0mm 約268g IEEE802.11a/n/ac/ax(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
16台
SoftBank
(Pocket WiFi 5G A004ZT)
約7.4時間:4G(AXGP)
約5.9時間:4G LTE(FDD-LTE)
約3.6時間:5G(Sub6)
約3.0時間:5G(ミリ波)
W133×H73×D18.6mm 約225g IEEE802.11a/n/ac/ax(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
30台

ひとつずつ見ていきましょう。

バッテリー持ちはそんなに変わらない

機種 バッテリー持ち
WiMAX
(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)
※計測中
感触は7~8時間程
5G利用中は4時間前後
au
(Speed Wi-Fi 5G X01)
約7.5時間(4G LTE通信)
約3.5時間(5G通信)
docomo
(Wi-Fi STATION SH-52A)
約6.5時間(LTE)
約4.5時間(PREMIUM 4G)
約5時間(5G)
SoftBank
(Pocket WiFi 5G A004ZT)
約7.4時間:4G(AXGP)
約5.9時間:4G LTE(FDD-LTE)
約3.6時間:5G(Sub6)
約3.0時間:5G(ミリ波)

まず、バッテリー持ちは、5G回線での通信時はどの端末でもかなり消費量が増えてしまいます。

一度に処理する情報量が増えるのでこれは致し方ないかもしれませんね!

ただ通常の4GLTE時のバッテリー持ちはどの端末もそこまで変わりません。

サイズはWiMAX+5Gが一番コンパクト?

機種 サイズ 重量
WiMAX
(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)
約W147×H76×D10.9mm 約203g
au
(Speed Wi-Fi 5G X01)
約W157×H84×D16.0mm 約265g
docomo
(Wi-Fi STATION SH-52A)
約W157×H84×D16.0mm 約268g
SoftBank
(Pocket WiFi 5G A004ZT)
W133×H73×D18.6mm 約225g

モバイルルーターを持ち運ぶ時に割と気になるのは「分厚さ」と「重さ」ではないでしょうか?

幅や高さなどはどの端末もそこまで差がありませんが、分厚さが1センチと2センチでは鞄に入れたときの嵩張り具合が全然違います。

また重量もWiMAX+5GのGalaxy 5G Mobile Wi-Fiが一番軽いです。

結局、総合的に考えてWiMAX+5Gの端末が最もコンパクトです。

Wi-Fi規格のスペックはキャリアが優勢

機種 Wi-Fi規格
WiMAX
(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)
IEEE802.11a/n/ac(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
au
(Speed Wi-Fi 5G X01)
IEEE802.11a/n/ac/ax(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
docomo
(Wi-Fi STATION SH-52A)
IEEE802.11a/n/ac/ax(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
SoftBank
(Pocket WiFi 5G A004ZT)
IEEE802.11a/n/ac/ax(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)

Wi-Fi通信にはWiFi規格(IEEE802.11a/n/ac/ax(5GHz))というものがあり、この最新規格がIEEE802.11ax(5GHz)です。

新しい規格ほどWiFi通信での通信速度が向上し、またセキュリティー性能も向上しています。

WiMAX+5GのGalaxy 5G Mobile Wi-Fiは、3キャリアに比べると1つ前のWiFi規格(11ac)までしか対応していないので、一段階劣ると言えます。

セキュリティー的観点から最新規格で利用できるのは望ましいですが、そもそもPCやスマホ・タブレットが最新規格で通信できるものはまだ少ないので、実際のところそこまでは必要ないというのが現状です。

同時接続台数の多さはSoftBankが圧倒的

機種 同時接続数
(WiFiのみ)
WiMAX
(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)
10台
au
(Speed Wi-Fi 5G X01)
16台
docomo
(Wi-Fi STATION SH-52A)
16台
SoftBank
(Pocket WiFi 5G A004ZT)
30台

ポケットWiFi(モバイルルーター)の平均的な同時接続台数は10台前後です。

しかし、SoftBankのPocket WiFi 5G A004ZTだけは最大30台まで同時通信可能となっています。

ただポケットWiFiで10台以上同時接続するとバッテリーがすぐなくなったり、そもそも通信が安定しなくなったり、データ容量が足りなくなるので、そこまで同時接続することはありません。

スペック上だけでみると凄いですが、オーバースペックであるのは間違いありません。

一般的には5台あれば問題ないのでそこまで気にしなくて良いでしょう!

結論:5Gのモバイルルーターはどれがいい?

強いていえば、持ち運びはWiMAXのGalaxy 5G Mobile Wi-Fiで、スペックはdocomoのWi-Fi STATION SH-52Aが優れているといえます。

ただ結局のところ、どのモバイルルーターも現時点では全てオーバースペックなので、スペックで選んでもあまり良い買い物はできません。

どの端末もそこそこ良いので後はプランで決めましょう。

5G対応ポケットWiFiの注意点

5GポケットWiFiの注意点2つ

  • 5G対応エリアはまだ狭い
  • WiMAX+5Gの月額料金は従来プランより高くなる

5G対応エリアはまだ狭い

各社5G回線の対応エリアマップを比較できるようにしました。

  • docomo:赤色が5G、オレンジ色はLTE
  • au/WiMAX:紫・赤・薄紫が5G、黄色はLTE
  • softbank:紅色が5G、薄い肌色がLTE
au/docomo/softbankの5Gエリア
参照元:「docomo5G対応エリアマップ」「au5G対応エリアマップ」「softbank5G対応エリアマップ

対応マップを見ていただいた通り、まだまだ5G対応エリアは主要部分のみにしか来ていないので、5G回線による通信が可能かといわれると非対応の方のほうが多いでしょう。

マップ上は大阪市内を中心にしたものですが、京都・神戸等の地域までの間はまだまだ5Gエリアが少ないです。

ただ、NR化といい今まで利用していた4GLTE回線を5Gに転化する技術があるので、順次5Gエリアが広がってきて、ある地点を超えると急激に広がるはずですので、契約中に急に5G通信が可能になることは充分に考えられます。

2022年までには更に広がっているのは間違いないでしょう。

WiMAX+5Gの月額料金は従来プランより高くなる

5G対応のWiMAX+5Gは、従来からあるWiMAX2+よりも月額料金は高くなります。

※各キャリア(au/docomo/softbank)の4GLTE専用プランと5G専用プランの料金差はほとんどありません。
※プロバイダにより料金差は違います。

人気のあるBroadWiMAXで見てみましょう。

BroadWiMAX
ギガ放題&ギガ放題プラスの料金差
プラン ギガ放題プラス
(WiMAX+5G)
ギガ放題
(WiMAX2+)
月額料金 1~24ヶ月目:4,763円
25ヵ月目以降:5,313円
1~2ヶ月目:2,999円
3~24ヶ月目:3,753円
25ヶ月目以降:4,413円
3年合計 178,068円 141,520円
金額差 1ヵ月分の差額:約1,015円
3年間の差額:36,548円

プロバイダによって料金差は異なりますが、端末代も加味すると平均して月500~1000円程は高くなっています。

ただ料金が高くなる分、室内での通信性能が大幅向上&通信データ容量が1.5倍になっています。

WiMAX+5Gを検討される場合、料金が上がってもデータ容量・通信性能分の価値があるかどうか?を基準に考えるのをお勧めいたします。

瀬戸根

個人的に使い比べた結果、1000円高くてもいい!と感じるほどの使い勝手の差を感じました

5G対応のポケットWiFiは契約するべきか?

本気でお伝えできるのは2つだけです。

  • WiMAX+5Gなら契約する価値は充分ある
  • キャリアの5GポケットWiFiはコスパが悪いからやめたほうが良い

WiMAX+5Gに関しては利用してみて、通信速度の速さとパケ詰まりの少なさ、端末の操作性の良さなどを踏まえて契約してよかった!と感じています。

ただ5G回線のエリアはまだまだ狭いので5G回線の恩恵を受けるのはまだ先であるのは間違いありません。

ただそれでも4Gエリアでの通信性能まで向上していることに価値を感じています。

ぜひ興味がある方は下記記事もご覧ください

キャリアの5GポケットWiFiはやめておいた方が良い理由は3つ

  • 端末代が約7万円は高すぎる
  • データ通信容量の割に月額料金が高すぎる
  • シェアプランは結局30GBまでしか使えない

はっきりいってスマホ並みの金額を払ってまで購入して使ってみる価値があるかといわれると、絶対に価値はないと感じます。

また、WiMAX+5Gは最低150GB以上利用できて月額4500~5000円ほどですが、docomoだと60GBで7000円なので1GB当たりの単価は4倍以上です。

更に現在docomo・SoftBank・auなどのキャリアスマホをお使いであってもシェアプランは30GBまでしか利用できないので、高額な端末代と付き1,100円のシェアプラン代を払う価値はありません。

そもそもキャリアスマホの月額料金は高すぎるので、今後、ahamoやpovoやLINEMOといった新料金プランに乗り換えた場合、シェアプランの契約はなくなり、7,000円程のプランに変更する必要がでてきます。

どうしても料金を抑える場合はWiMAX+5GのSIMのみプランを契約する方法もありますが、結局高額な費用でモバイルルーターを買った意味がなくなってしまいますよね!

結局のところ、キャリアの5G対応ポケットWiFiは契約しない方が良いです。

契約するべきおすすめの5G対応ポケットWiFiは「WiMAX+5G」のみ

ここまで、5G対応ポケットWiFi各社の「プラン内容」「モバイルルーター端末のスペック」「対応エリアの状況」などをお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?

結局のところ、5G対応ポケットWiFiはWiMAX+5Gが圧倒的にコスパが良いと感じているのではないでしょうか。

実際に5G対応ポケットWiFiでおすすめできるのはWiMAX+5Gだけです。

WiMAX+5Gだけお勧めできる理由

  • 5G対応端末Galaxy 5G Mobile Wi-Fiが安い
  • データ容量は最低150GBも使える
  • 速度制限に掛かっても最低1Mbps程度はでる
  • 従来より室内での電波強度があがっている
  • 通信速度がめちゃくちゃ速くなっている

    こういった点を踏まえると、従来のWiMAXより少しだけ月額料金はあがるものの、おつりがくるほどのメリットを感じることができ、コスパの良さを実感するのは間違いありません。

    Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの通信速度
    実測値:Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの4Gエリアでの通信速度

    実際に4Gエリアで通信速度を計測してもめちゃくちゃ速いです。

    WX06の通信速度

    ちなみに同時に計測したWX06(WiMAX2+)は6.2Mbpsでした。

    更に5Gエリアで計測すると下記のような通信速度がでました。

    WiMAX5Gエリアでの通信速度

    下手な光回線よりWiMAX+5Gのほうが通信速度が速いですよね!

    当然通信速度が速いだけでは意味ありませんが、WiMAX+5Gは高速ワイドエリアau4GLTEが標準で利用できるようになっているので、室内利用時の通信速度は大幅に向上しており、電波感度もよくなっていると感じています。

    結局のところ料金をほんの少し(1ヵ月で350mlのビール3本分)多めに払うだけで、これだけ使いやすくなるのはWiMAX+5Gしかありません。

    対してキャリアの5G対応ポケットWiFiは、データ容量100GB未満かつWiMAX+5Gより高いので、さすがに勿体無いと感じます。

    これらの理由から、5G対応ポケットWiFiを契約するならWiMAX+5Gが絶対おすすめです。

    WiMAXはプロバイダが多数あるので、WiMAX+5Gを検討される方は最安値のプロバイダや、条件にあうプロバイダの情報を仕入れられた上でご契約されるのを強くおすすめします。

    WiMAX+5Gの最安値はわかる
    プロバイダ比較はこちら