山間部や海側、田舎などで使うポケットWiFiはどれがいいのか分かりづらいです!
ただ間違い無く言えるのは、WiMAXは選ばないほうが良い!できれば田舎はクラウドWiFi一択で考えるのが理想的です。
ポケットWiFiは、WiMAXやY!mobile、docomoやSoftBankなど、たくさんありますが、この4つはいずれも対応エリアに弱点があったり、月額料金が高すぎるといった弱点があります。
結果的に、クラウドWiFi一択となるわけですが、なぜ田舎ではクラウドWiFiなのか?を失敗しない選び方から、様々な比較を通してお伝えします。
- 著者:瀬戸根弘宜
- 私は新聞社に日本で結いるネット回線のプロとして認められた専門家です。13年以上にわたり累計2万人以上にネット回線選びのお手伝いをしてきた経験から、独自の観点や比較手法によって、後で後悔しないコスパの良いポケットWiFi・WiMAXの選び方をお伝えしている。
更にChat WiFiが運営するWiFi情報サイト「ちょっとWiFi」の監修者にも抜擢されました。
→著者・監修者の詳細情報はこちら
2021年4月1日より、税込み表記での総額表示が義務化されたことにより、当サイトに記載の料金は税込表示で記載しております。
※特別な事情がない限り税込み表記ですが、一部税抜き表記の箇所もあります。
参考:財務省の案内より
【結論】田舎(特に山間部)でおすすめのポケットWiFi
先に結論だけを言うと、田舎では「クラウドWiFi」がおすすめです。
なぜなら、ポケットWiFiは4種類に大別できますが、その中でも下記3点に優れているからです。
- 通信速度が安定している
- 価格とパフォーマンスのバランスがいい
- データ通信制限の多い
簡単にいうと「対応エリアの広く、データ通信制限量の多い割に料金が安い」ということです。
そんな田舎に最適なクラウドWiFiの中で、おすすめ順にするなら下記の通りです。
おすすめ順

それがだいじWiFi
CP:最大5,280円キャッシュバック
月100GB端末実質無料2年契約最速
トンネルや地下、山でも繋がるクラウドWiFi!更に通信速度が平均20Mbps以上はそれがだいじWiFiだけ。
速度が安定しているから混雑しやすい夜でも安心です。
端末は購入になるので1年ぐらいの途中解約は高めだけど、クラウドWiFiで。
実質月額3,498円/月

MugenWiFi
CP:最大10,000円キャッシュバック
100GB端末無料2年契約即日発送違約金安い30日お試し
田舎でもLTEで繋がるクラウドWiFi!その中でも実質最安値がMugenWiFiです。通信速度は平均約15Mbps。端末在庫も余裕があり即日発送までしてくれます。
一番の強みは30日お試し利用ができることです。端末はレンタル扱いなので解約時の返却が必要です。
キャッシュバックは2段階式で14ヶ月目と23ヶ月目です。
実質月額3,301円/月

どこよりもWiFi
CP:月額割引
最大200GB端末無料2年契約即日発送
田舎でも繋がるクラウドWiFi最大の200GB!通信速度は平均18Mbpsです。データ容量多めが欲しい人に最適です。
多めの在庫を抱えているため発送も早いです。
実質月額4,240円/月
ポケットWiFiに重要なのは、1番は安定した繋がりやすさ、2番目は安定した通信速度で、3番目はデータ通信制限、4番目は月額料金の安さです。
キャンペーンも重要ではありますが、そもそも田舎で使いやすいポケットWiFiの中で、どれがオトクなのか?という順で選定すると、このような順になります。
速度や対応エリア等についてはここから詳しくお伝えします。
WiMAXの田舎利用について知りたい方は下記を御覧ください。
→田舎でもWiMAXは使える!契約前に知っておくべきこと
田舎でおすすめするポケットWiFiの選び方
田舎でもしっかりと使えるポケットWiFiを選ぶなら、下記流れで選ぶ必要があります。
- エリアの広い回線(LTE)が使えるポケットWiFiに絞る
- データ通信制限が問題ないポケットWiFiを選ぶ
- 通信速度が速いポケットWiFiを選ぶ
- 料金が安いポケットWiFiを選ぶ
田舎でポケットWiFiを使う場合、最も多い問題点が「あの村では使えるけど、こっちの村では使えない!」といった、山を挟んだ向こう側で使えなくなる場合があることです。
特に、車の中でナビ代わりに使ったり、子供に見せる動画を流すために使ったりする人だったら、どの道路でも安定した通信が可能なほうが嬉しいですよね!
どこでも繋がるポケットWiFiをベースにして、最安値で使えるポケットWiFiの選び方のポイントをそれぞれで詳しくご紹介します。
途中で、回線周波数や速度制限等の小難しい話がでてきますが、そこまでいいや!という方は飛ばして下さいね。
1:LTE回線の使えるポケットWiFiを選ぶ
田舎使うなら「プラチナバンドのLTE回線が使えるポケットWiFi」を選ぶのが最も最適です。
その理由は、各社ポケットWiFiで使える回線(電波)はいくつかありますが、その中でもプラチナバンドのLTE回線が最も広いエリアに届く回線だからです。
プラチナバンドは、700~900MHz帯(低周波)の電波を利用した通信回線のことです。
具体的に、ポケットWiFiの種類と利用回線などの違い、回線の種類による届くエリアなどを詳しく説明します。
ポケットWiFiごとの”回線”と”周波数”の違い
各種ポケットWiFiで利用できる回線の種類とエリアの違いは下記の通りです。
ポケットWiFi | 回線 | 周波数 | 田舎での強さ |
---|---|---|---|
クラウドWiFi | マルチキャリアLTE | ・800MHz(Band18/19/26) ・900MHz(Band8) ・1.7GHz(Band3) ・2GHz(Band1) |
◎ |
WiMAX(au) | WiMAX2+ (auLTE) |
WiMAX2+ ・2.5GHz(Band41) サブ回線(au) ・700MHz(Band28) ・800MHz(Band18/26) ・1.5GHz(Band11) ・2GHz(Band1) ・3.5GHz(Band42) |
△ (◎) |
Y!mobile | AXGP (TDD-LTE) |
AXGP ・2.5GHz(Band41) TDD-LTE ・3.5GHz(Band42) |
× |
docomo | LTE | ・700MHz(Band28) ・800MHz(Band19) ・1.7GHz(Band3) ・2GHz(Band1) ・3.5GHz(Band42) |
◎ |
SoftBank | LTE | ・700MHz(Band28) ・900MHz(Band8) ・1.5GHz(Band11) ・1.7GHz(Band3) ・2GHz(Band1) ・3.5GHz(Band42) |
◎ |

いきなり、800MHzとか2.5GHzとか言われても、意味分かんないですよね!
ざくっとお伝えすると、700~900MHzは田舎などでも繋がる電波で、1.7GHz以上になると届く距離が短くなる電波だとお考えください。
- 700~900MHz(低周波)の特性
低周波(700~900MHz)は障害物があっても上手に避けて、より遠くまで電波を飛ばせる。
シンプル説明:通信速度は遅めだけど、より遠くまで飛ぶ。 - 1.7GH~3.5GHz(高周波)の特性
高周波(1.7〜3.5GHz)は一度に飛ばせる情報量は多いけど、障害物があると電波が吸収されたり、反射して障害物の奥側に飛びづらい。
シンプル説明:通信速度は速いけど、障害物の置くに届きづらい。

実体験として皆さんあるかもしれませんが、「低音」と「高音」なら低音は隣の部屋まで響くけど、高音は全然聞こえなくなるみたいな感じですね!電波もこれと同じ事が起きているわけです。
※その場所に飛んでいる電波量によって通信速度は変わるので、あくまでも特性です。
端的に、田舎では700~900MHz帯(プラチナバンド)のLTE回線を利用するのがおすすめだ!ということです。
電波特性から理由をお伝えすると、田舎は都会に比べて基地局の数が極端に少なく、電波の特性から田舎で使う場合は、基地局とアナタの間に山や高いモノがあったら、それが障害物となり高周波の電波が届きにくくなる可能性が高いからです。
もちろん全く高周波回線が届かないわけではありませんが、田舎だと高周波回線が届かないエリアが多いので、移動しながら使う場合はほぼ確実圏外になる場所があるということです。
こういった理由から、Y!mobileはここで脱落させましょう。
WiMAXもLTEは使えるけどどうなの?
結論からお伝えすると、WiMAXも田舎利用を避けるのが好ましいです。
その理由は、WiMAXもau4GLTE回線が使えますが、実際利用する回線は「WiMAX2+(2.5GHz)」のみと考えておくほうが良いからです。
なぜなら、au4GLTEを利用しているときは、ギガ放題プラン(1ヶ月のデータ通信制限無制限)に加入していようとも、au4GLTE回線を利用するモード(ハイスピードプラスエリアモード)中の利用データ容量が7GB超過すると、厳しい速度制限(128Kbps)にかかってしまうからです。
■ハイスピードモード
WiMAX2+のみで通信を行うモード
■ハイスピードプラスエリアモード
WiMAX2+&au4GLTEで通信を行うモード
au4GLTEは、WiMAX2+が圏外になるときだけ利用する圏外回避用だと考えましょう。
結果的にWiMAX2+回線は田舎だと圏外になる場所も多いので、「WiMAXは田舎で使わないほうが良い」ということです。
実際に、田舎でもなく
兵庫県神戸市にある
田舎よりの場所で計測したデータ


こんな感じで、田舎だと所々でWiMAXは圏外になってしまいます。ここはどちらかといえば都会寄りです。
ここで、Y!mobileとWiMAXが脱落したので、ここからは、クラウドWiFiとキャリア系(docomo/softbank)の2種類だけで話をすすめていきます。
2:データ通信制限の緩いポケットWiFiを選ぶ
データ通信制限ついて次は解説します。
まず最初に、「無制限」を期待している方もいるかもしれませんが、ポケットWiFiに完全無制限はありません。
その理由は、動画配信サービスやSNSを数年前より大量に使うユーザーが増えたことによる、回線キャパ減少です。
といっても無制限じゃなくても問題ないのでご安心ください。
過去(2020年2月まで)、無制限プランも販売していましたが、それは全体のデータ通信量が今よりも極端に少なかったからでで、一人が大量につかってそこまで全体に影響がでなかったからです。
※今無制限プランをうたっているポケットWiFiもありますが、基本月100GBで速度制限にかかります。
それでは、それぞれのポケットWiFiで利用できるデータ容量をみてみましょう。
ポケットWiFi | データ容量制限 | 速度制限 | |
---|---|---|---|
1ヵ月 | 3日制限 | ||
クラウドWiFi | 基本100GB ※200GBも (どこよりもWiFiのみ) |
なし | 超過後翌月まで128Kbps |
1日7GB | なし | 1日制限超過後、翌々日の1日中128Kbps | |
WiMAX(au) ※エリア弱い組 |
無制限 | 10GB | 直帰3日間の合計10GB超過後、翌日18~2時(計8時間)まで、約1Mbpsに制限 |
Y!mobile ※エリア弱い組 |
無制限 | 10GB | 直帰3日間の合計10GB超過後、翌日18~2時(計8時間)まで、約1Mbpsに制限 |
docomo | 100GB | なし | 超過後翌月まで約1Mbps |
SoftBank | 50GB | なし | 超過後翌月まで128Kbps |
上記表をみていただいた通り、SoftBankのケットWiFiは「月50GB」と他のポケットWiFiクラウドWiFiより少ないのがわかります。
もしかすると、SoftBankはSNS放題でほぼ無制限じゃないの?という疑問があるかもしれませんが、ポケットWiFiプランはスマホプランと違うので、無制限の対象から外れます。
そのため、SoftBankのポケットWiFiは月50しか利用できません。
データ容量が一番多いのは、WiMAX・Y!mobileですが田舎では電波の問題があるので、現実的に100GBや200GBが使えるクラウドWiFiとdocomoのポケットWiFiがもっとも利用できるデータ容量が多いということです。
またWiMAXやY!mobileにある3日10GB制限もクラウドWiFiにはないので、3日間のデータ容量を気にする必要はありません。
ただ、100GBや200GBってどの程度使えるのかわからない人も多いと思うので、次で詳しく解説します。
ちなみにデータ通信制限はどのくらい必要?
結論からいうと、約77%の人は月100GBあれば充分です。
その理由は、次の統計情報でわかります。
日本人が利用している
通信データ利用容量の統計データ

77%のうち、更にいうと約50%の人は月41.5GB以下の利用にとどまっています。
利用者の50%は月50GBで足り、全体の約80%は100GBで足り、全体の94.11%の人は月200GBあれば足りるようです。ちなみに残りの5%の人は200GB以上利用しており、多い人で2TBも使っているみたいです。
では具体的にどんなものでどのくらいデータ容量を使うのか見てみましょう。
データ通信制限の目安
利用データ容量の目安 | ||||
---|---|---|---|---|
サービス | 1時間利用 | 10GB | 100GB | |
NETFLIX | 低画質 | 300MB | 33時間 | 333時間 |
中画質 |
700MB | 14.3時間 | 143時間 | |
高画質 | 3GB | 3.3時間 | 33時間 | |
Youtube | 低画質 (144p) |
120MB | 83.3時間 | 833時間 |
中画質 (480p) |
540MB | 18.5時間 | 185時間 | |
高画質 (720p) |
720MB | 13.8時間 | 138時間 | |
高画質 (1080p) |
2GB | 5時間 | 50時間 | |
Instagram |
400MB | 20時間 | 200時間 | |
ZOOM |
600MB | 16.6時間 | 166時間 | |
GoogleMAP | 0.6MB/1回 | 1.5万回 | 15万回 | |
LINE |
メッセージ | 0.3MB/1回 | 3万回 | 30万回 |
通話 | 25MB | 400時間 | 4,000時間 | |
ビデオ通話 | 307MB | 32.5時間 | 325時間 |
※動画は、スマホ・タブレット・ノートPCの利用メインなら中画質で問題ありません。TV等の大動画を見る場合は、中画質~高画質でないと画質が荒いです。
ちなみにわかりやすく10GBをイメージにすると下記のようなものですね!
アナタはどの程度データ容量を使いますか?ちなみに、動画配信サービスは画質によって利用するデータ容量が大幅に変わるので、中画質程度ならかなりの時間視聴することが可能です。
ここでは77%の人は100GBプランにすれば問題ないです。
一部、200GBにしたほうが良い人はおおよそ自覚があると思うので、大丈夫ですよね!

自分は200GBも余裕に超えてしまう!という人はポケットWiFiだと間違いなく速度制限で苦しむことになります。できれば光回線にしましょう。もし、ポケットWiFiが良い方は、大容量のポケットWiFiを選び、データ容量に合わせて使うようにするしかありません。。
3:通信速度が速いポケットWiFiを選ぶ
通信速度はあまり速すぎても意味がありませんが、遅すぎても使い物にならないので非常に重要なポイントですよね!
それを見極める一つの指標が、下り速度が安定して10Mbps以上でるかどうかです。
理想をいえば、下り速度が20Mbps以上でているとほとんど速度で不満が出ることはないです。
ちなみに20Mbpsあれば大容量の4K動画でも再生可能なほどです。
WEB検索やSNS、動画など、あらゆるサービスに必要な通信速度をまとめてみました。
4:料金が安いポケットWiFiを選ぶ
ポケットWiFiの料金で見るべきポイントは、キャンペーンを踏まえた総合的なお得度(実質月額)です。
ポケットWiFiは、各社キャッシュバックや月額割引など様々なキャンペーンを行っており、プラン上の月額料金だけをみてもどれが安いかわからないようになっています。
それを分かりやすくするためにするのが実質月額です。
実質月額って何?
簡単に言うと、実際毎月いくらぐらい払っているようなものなのか?を明確にした金額です。
キャッシュバックであれば、毎月の支払は決まってるけど現金が入ってくるから、契約したことにより減る金額はキャッシュバック分少なくなるということになるので、実質的に利用する金額はこの程度ですよー!というのが明確になるのです。
ただし、そんな実質月額にも弱点があります。
それは、キャンペーンを受けれなくて結局お得にならなかったというケースがあることです。
キャンペーンには、キャッシュバックや月額割引、請求から割引などいろんなものがありますが、キャッシュバックは基本的にキャッシュバック手続きが必要な分、キャッシュバック手続きを忘れるとキャッシュバックが受けられなくて損をすることになります。
キャンペーンの受けやすさを考慮した上での安さが重要
結果的に、実質月額も重要ですが、「キャンペーンの適用しやすさ」も比較しつつ、最終的にコスパ判断するのが重要です。
キャッシュバックはオトクキャンペーンの代名詞ですが、そんなキャッシュバックを受けられなかったら、ただ定価で使うようなものなので、トクもなにもないですよね。
そう考えると、いっそキャッシュバックは選ばないというのも選択肢の一つです。
実際私も、以前はキャッシュバックも踏まえて総額的にお得なものを選んでいましたが、現在は面倒な手間なく毎月安く使えるものを選ぶようにしています。
ただし、大前提が快適に使えるスペックをあることです!
選び方まとめ
田舎で使うポケットWiFiの選び方まとめ
- プラチナバンド(700~900MHz)LTEが使えること
- データ容量は約8割の人が100GBで足りる
- データ容量は約4割が50GB以下で足りる
- 通信速度は最低10Mbps、理想は20Mbpsあること
- 実質月額の安さだけで判断しないこと
田舎で使うポケットWiFiにおいて、最も重要なのは対応エリアの広さで、プラチナバンドのLTE回線が使えるポケットWiFiはスマホ同等の繋がりやすさになります。
対して、WiMAXやY!mobileは2.5GHz帯の回線なので障害物等に弱く、田舎では圏外になるところがチラホラとでてきます。
データ容量に関しては、ほとんどの方が100GB以下で問題ないこと、そして通信速度は20Mbpsが理想だけど最低10Mbpsあれば、まぁ利用に困りはしないといったところですね。
そして次に大切な料金は、見せかけの安さではなく、キャンペーンの適用しやすさ、利用期間を想定した現実的な安さが重要です。
田舎に最適なクラウドWiFiとキャリア系ポケットWiFiを徹底比較
ここから、実際に比較をしていきましょう。
- 通信速度を比較(みんなの速度平均)
- 月額料金・総合コストを比較(キャンペーン含む)
- 解約金・契約期間を比較
具体的に説明しながら比較していきますね。
通信速度を比較
まず通信速度を比較するために、クラウドWiFiもそれぞれの会社細かくして、1社ごとの速度をみていきましょう。
基本的に、「重要なのが下り速度」で、SNSへの投稿が多い人は上り速度も気にしたほうが良いです。ちなみに、上りは速度差を感じにくいので、10Mbps出ていれば及第点といえます。
※データ収集日:2021年8月現在
※速度データ収集元「みんそく」
速度比較の結果でいうと、一番速度が速いのは圧倒的に「docomoのポケットWiFi」です。
余談ですが、この通信速度がでるポケットWiFiはdocomoだけで、実は化け物クラスの実力です。
そしてクラウドWiFiは「それがだいじWiFi」が一番下り速度が速いです。上りはそうでもありませんが、10Mbpsはでているのでトクに問題ない速度です。
ちなみに、クラウドWiFiも色々実際に利用してみていますが、昼間は30Mbpsほどでることがほとんどで、ビジネスタイムにストレスが溜まることはありません。
速度比較では、それがだいじWiFi・FUJI WiFi・SAKURA WiFiの速度が優れており、この3社が使う上でストレスが少ないと言えることが分かりました。
通信速度は、Ping値も結構重要です。
Ping値は回線反応速度のことで、回線通信指示を出してから通信を始めるまでのロスタイムのことです。
この数値が大きすぎる場合、特に100msを超える場合は、どれだけ速度が早くても遅く感じてしまうことが多いです。なので通信速度が早くて100ms以下であればGOODです。
※対戦系のオンラインゲームを本格的にするなら、理想は15ms以下です。普通のネットゲームなら100ms以下なら問題なくできます。
月額料金と総合コストを徹底比較
どのポケットWiFiが安いのか?キャンペーンも踏まえて算出した実質月額で比較表を作成しました。
ここでは最も一般的な2年契約時の想定で、実質月額を算出しています。
※データ収集日:2021年8月現在
※料金は全て税込み表記です。
※キャッシュバック的オトクは黄色マーカー、割引的オトクは青色マーカーを入れました。
比較結果からお伝えすると、実質月額最安値はどちらもキャッシュバックのある「Mugen WiFi(無限WiFi)」と「NC WiFi」です。
3位(実質2番目に安い)は、割引型キャンペーンの「それがだいじWiFi」です。
そして明らかに高額なのが、キャリア系のポケットWiFi(docomo/SoftBank)で、どちらも月10,000円に届きそうです。通信速度はすごく評価が高いですが、その分月額料金が高すぎて、実用的な料金から外れてしまっているといえます。
さて、最安値TOP3のうち、MugenWiFiとNC WiFiのどちらも、キャッシュバックによりお得に見えますが、どちらもある一定の期間を置いた後での手続きが必要です。
手続き時期・方法 | |
---|---|
MugenWiFi | 13ヶ月目に届くメールから口座指定(5,000円) 23ヶ月目に届くメールから口座指定(5,000円) |
NC WiFi | 6ヶ月目に届く目メールから口座指定(10,000円) |
さすがに半年後や1年後は忘れてしまいそう…。そんな不安がよぎった方はキャッシュバックキャンペーンは選ばないようにしましょう。実際こういった遅いキャッシュバック手続きで受け取れない人はたくさんいます。
ただMugenWiFiは、キャッシュバックだけじゃなく、30日お試し返金保証キャンペーンも同時に行っています。
ポケットWiFiは初期契約解除制度により8日以内ならキャンセルできますが、1週間やそこらで使い勝手が分かるわけないですよね。そこで役立つのが、30日お試し返金保証キャンペーンとなります。
Mugen WiFiのキャッシュバックは少し微妙ではありましたが、それでも30日お試し返金保証があることで、MugenWiFiに対しての付加価値はついたといます。
結果的に、安心して安く利用できるのは、請求から割引の「それがだいじWiFi」と、30日お試し&キャッシュバックの「MugenWiFi」です。
実際この2社を選ぶ人が非常に多いです。
契約期間と違約金を比較
契約期間は基本2年間です。
縛りなしプランのあるクラウドWiFiもありますが、事務手数料がかかる兼ね合いもあり、6~10ヵ月ほど利用する場合はなんだかんだで2年契約がオトクだったりするので、実のところそこまで選ぶ人はいません。
1~3ヵ月程度の利用であれば、ポケットWiFiレンタルでクラウドWiFiを借りたほうが結局安いですからね!そういった意味で2年契約をベースに、違約金を比較してみましょう。
※データ収集日:2021年8月現在
※料金は全て税込み表記です。
※キャッシュバック的オトクは黄色マーカー、割引的オトクは青色マーカーを入れました。
違約金でみてみると、解約しやすいのMugen WiFiです。その理由は、1年以降の解約金が安くなり、更に24カ月経過後には自動更新がないので、いつ解約しても0円になるからです。
それがだいじWiFiに関しては、端末残債が残月数×1,100円なので、仮に13ヶ月目に解約すると残債12,100円+違約金4,950円が請求されることになります。
実は1年程度で解約する場合、最初に割引を受けていたりするので、違約金を払っても結局トントンだったりします。
例)どこよりもWiFiとそれがだいじWiFiで13ヶ月目に解約するなら…、どこよりもWiFi「3718円×13ヵ月+10450=58,784円」、それがだいじWiFi「3301円×13+4952円+12100円=59365円」16ヶ月目に解約する場合はそれがだいじWiFiのほうが総額で安くなります。
結局のところ、ちょうどいいタイミングで解約できる人は少ないと思うので、解約するときに大きなお金がかかりたくない人は、MugenWiFiなら1年未満でも9900円、1年経過していると5500円だけで済むので、最も解約金が安いといえます。
比較まとめ
比較した結果が簡単にわかるよう、特徴を表にまとめてみましょう。
※データ収集日:2021年8月現在
結局のところ、特徴があるようでないポケットWiFiが多く、見るべきポイントは実質月額の安さと通信速度の速さといえます。
もちろん解約のしやすさというのもあるかもしれませんが、今契約していつ解約するのか?が明確になっている人以外は、とりあえず解約の時に困らなさそうな「Mugen WiFi」にしておこう!と決めるのが一番ストレスなく選べると思います。
ただキャッシュバック手続き自体が遅めなので、忘れる可能性を考慮すると、通信速度最速であり、申込時にクーポンを入れるだけで、自動的にキャンペーンが受けられる「それがだいじWiFi」も1年ちょっと使うなら、解約時の負担も他と変わりがありません。
そう考えると、2年ぐらいは使うだろう!という考えのもと、通信速度の使い勝手を踏まえたら総合的なコスパは「それがだいじWiFi」に軍配が上がります。
まとめ
ここでお伝えしたことをまとめます。
- 田舎で使うポケットWiFiはプラチナバンド(700~900MHz)が使えるものを選ぶこと
- データ容量は100GBでも約8割の人が問題ない
- 通信速度最速はdocomoのポケットWiFiだけど月額料金が高すぎる
- 料金・速度などの総合評価はそれがだいじWiFiが一番
- 契約・解約しやすさ・料金の安さならMugenWiFiがダントツ
結局のところ、田舎で使うポケットWiFiは、クラウドWiFi一択といっても過言ではありません。
なんせdocomoのポケットWiFiが高すぎます!安ければ絶対docomoがいいのは間違いありません。
でも明らかに高いですし、クラウドWiFi3台分の金額になってしまいます。
結果的に、クラウドWiFiの中でも手軽さを取るならMugenWiFiですし、総合コスパをとるならそれがだいじWiFiとなるわけです。
→それがだいじWiFiの公式サイトはこちら
※クーポン「kura-daiji」を備考に必ず入力すると割引額が大きくなります。