速い!繋がる!ギガ放題! と紹介されてWiMAXを契約したのに…。遅くて困っている。
そんな方のために、遅くなった理由と速度の改善策を簡単にお伝えします。
※物理的に不可能なこともあるので、絶対良くなるわけではない事をご了承ください。
WiMAXの速度が遅くなる6つの理由
ネットの速度が遅くなったり、圏外ではないのにサイトが開けなくなる。
こういったことはWiMAXもポケットwifiも往々にしておこります。
ではいったい、どういった理由があるのか。
- 速度制限に引っかかっている
- WiMAX(ノーリミットモード)の速度が遅くなった。
- 電波の弱い場所にいる。
- ルーターの故障
- 家電製品による電波妨害(主に電子レンジ)
- 接続端末側が重い
この様にWiMAXの速度が遅くなる理由は主に6つです。
それではそれぞれの説明をしていきます。
理由1 WiMAXの速度制限に引っかかっている
色んな事がありますが、先ず真っ先に疑うのは通信速度制限です。
WiMAXの速度制限は2種類あります。
制限時速度 | 制限条件 | |
---|---|---|
ギガ放題プラン | 約1Mbps (128Kbps) | 直近3日の利用合計 10GB超過時 翌日18時~02時まで (au4GLTE7GB利用時) |
ライトプラン | 128Kbps | 1ヶ月7GB利用時 |
ほとんどの方は、ギガ放題プランを利用しているので、3日10GB制限が対象かと思います。この場合、翌日18~02時までの8時間だけ約1Mbpsに制限されます。
youtubeの中画質480Pがギリギリ再生できるかできないかの速度です。
WEBサイトの閲覧ぐらいなら少し遅さはありますが、問題なく閲覧可能です。
ただ、端末側の設定をハイスピードプラスエリア(HS+A)(au4GLTE利用モード)に変更してau4GLTEを利用している場合、ギガ放題加入時でも7GBを超過した月は128Kbpsに制限されてしまいます。
128Kbpsの速度になると、ホームページの閲覧さえ満足にできなくなります。
WiMAXギガ放題プランにおけるau4GLTEの利用は、圏外時の一時的な回避用という位置づけです。
利用後は必ずハイスピードモードに戻しましょう。
もし、田舎などでWiMAXを利用していて、au4GLTEを使わないと電波が弱くて繋がらない!という方の場合、WiMAXの利用に適していません。
LTE回線を利用できるクラウドWiFiに乗り換えましょう。
最近、ポケットWiFiやWiMAXの代わりとなる『クラウドSIM』という名前を聞くようになってきました。 クラウドSIMが急速に広がっている理由に、「au,docomo,softbankのLTE回線が利用でき、スマホレベ …
理由2 WiMAX(ノーリミットモード)の速度が急に遅くなった
それは、WiMAX(ノーリミットモード)の低速化が原因かもしれません。
2015年2月12日からWiMAX2+の整備が整ったエリアから順に、ノーリミットモードの速度を40Mbps→13.3Mbpsに落としています。
逆にWiMAX2+は110Mbps→220Mbpsに上がります。
そして2018年にはWiMAX(ノーリミットモード)は無くなりました。
なので、WiMAX(ノーリミットモード)しか利用できない機種を使っている方が速度を上げるなら、機種変更するしかありません。
機種変更してWiMAX2+を使えるようにするのが早いでしょう! とはいっても、単純に同じプロバイダで機種変更するのは損! 新規契約で別のプロバイダに乗り換える事で、キャッシュバックがもらえるのでお得です。
理由3 電波の弱い場所でWiMAXを使っている
WiMAXは今でこそ、室内でも繋がるようになってきましたが、まだLTEと比較して「地下・田舎、室内の窓から遠い場所など」で電波が弱い傾向にあります。
その為、電波の弱い場所でWiMAXを使っていると、必然的に速度は落ちる傾向にあります。
アンテナ強度3で30Mbpsだとすれば、強度2なら20Mbps、強度1なら10Mbpsのようになるイメージです。。
念のため、利用している場所の「WiMAXのエリアチェック」をされる事をオススメします。
エリアは問題ないけど電波強度が改善されない場合の対処法
- 窓側に端末を持って行く
- 簡易パラボラアンテナを作る
モバイル回線はスマホも窓側のほうが電波が強く、それはWiMAXも同じです。
そのため窓側にWiMAX端末を持って行けば改善する可能性があります。
また、それでも改善されない・少ししか改善しない場合は、「簡易パラボラアンテナ」を作れば改善することが多いです。
ポケットwifiの電波を2分で強くする方法を書いています。 お部屋で電波が弱い時などにお試しください。
もし、2つの方法でも電波強度が改善しない場合は、残念ながらWiMAXの弱いエリアなので、ポケットWiFiが良い方はクラウドWiFiに乗り換える必要があります。
しかし、ギガ放題などで、月間の使い放題のメリットを多く得ている方は、ポケットWiFiだとデータ容量不足しがちなので、光回線にする方が良いです。
1年契約の光コラボは存在しない 光コラボは基本2年間〜5年間の契約期間となっており、1年契約の光コラボはありません。 ただ契約期間の定めのない光コラボはありますので、1年でも解約しても違約金の発生しない光コラボは2社あり …
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理由4 端末の故障
こればかりはどうすることもできません。 ただ、機械の故障だとばかり思ってたけど、単純に使っている場所の電波が弱いという事もありますので、エリアチェックをされる事をお勧めします。
また、WiMAXのエリアチェックをした結果、特に問題なさそうだな。という結果だった場合は、利用している場所が高い建物や壁などから隠れる場所の場合、そもそも弱い可能性もあります。
ただそうでもない場合は、本当に端末の故障を意識しないといけないので、契約をしたプロバイダなどにご連絡をしてみる事をお勧めします。
理由5 電子レンジなどの電波干渉
電子レンジから漏れる電磁波は2.4GHzの周波数になっています。
これはWiFi機器全てで利用されている接続規格と同じ周波数なので、干渉しあうことによりWiFiが切れたり、電波は入っているのに遅くなることがあります。
ルーターの位置を変えても根本的解決は難しく、WiFi接続周波数を5GHz帯に変更するのが最も手っ取り早いです。
理由6 接続端末が重い
ネットの速度は、あらゆる状況によって変動するものですが、影響が大きいのは下記4つです。
- 電波強度(アンテナ強度)
- 電波干渉(電子レンジ等)
- 電波の帯域制限(利用者の多い時間帯による回線キャパ現象)
- 端末処理速度(端末の処理速度低下による表示速度低下)
回線速度自体は問題なくても、WEBサイト等の表示速度が遅くなる場合があります。
別の端末で試してみて遅くなければ、端末側に遅くなる原因があるかもしれません。
タブレットやスマホであれば、使っていないアプリなどを削除してメモリ解放するだけでなく、一度再起動してみましょう!
またノートPCなどであれば、使っていない駐屯アプリの削除、利用していないブラウザを閉じる、使っていないソフトウェアを閉じる。そして再起動してみましょう。
これで速度が改善されることも多いです。
WiMAXが急に遅くなった理由と対処法のまとめ
以上が対処法と理由ですが、いかがでしたでしょうか。
単純に古い機種を使っている場合は、そもそも端末のアンテナが弱かったりする場合もあります。
この場合、エリア内で電波は入ってるけど、速度が20Mbps以下しかでないなどであれば、最新機種に変えることで改善される可能性は充分に考えられます。
目安として直近3年以上利用している機種は、今のプロバイダを解約してみるのがおすすめです。
WiMAXを解約する場合の違約金は下記の通りです。
時期 | 違約金 |
---|---|
1~12ヶ月目 | 19,000円 |
13~24ヶ月目 | 14,000円 |
25~36ヶ月目 | 9,500円 |
以降更新月以外 | 9,500円 |
ちなみに、今利用しているWiMAXは古いけど、更新月も過ぎていて9500円の違約金が掛かるのであれば、キャッシュバックの大きなGMOとくとくBBにしてみてはいかがでしょうか。
ただ、そういった場合でも、必ずエリアチェックをしてくださいね!
WiMAXで一番契約する人の多いギガ放題ですが、実際どういう契約の仕方をすればよいのか、どのプロバイダを選べば良いのか、どの機種を選べば良いのか分かりにくいところだと思います。 そういった疑問を解決できるように簡単に説明をしました。 これでもう間違えることなく選べるでしょう。