BroadWiMAXのホームルーターはどれがおすすめか

BroadWiMAXのホームルーターで選べる機種は「HOME02」と「L02」の2種類あり、どっちを選べばいいのか悩むという人も多いでしょう。

ただ、ホームルーターはHOME02一択で間違いありません。

その一番の理由は「アンテナ性能が高く、通信速度の速いのはL02ですが端末在庫次第で販売終了になる」からです。

このページでは、BroadWiMAXのホームルーターに関するあらゆることをお伝えします。

BroadWiMAXで選べるホームルーター

BroadWiMAXのホームルーター

BroadWiMAXで選べるホームルーターは「L02」と「HOME02」の2種類あり、どちらも機種代無料なので、どちらを選んでも損はありません。

ただ初めにお伝えしたように、選ぶのであればHOME02がおすすめです。

その理由は単純で、在庫に余裕がありコンパクトかつ安心できるからです。

HOME02 L02
WiMAXHOME02   WiMAX L02
2020年1月 発売日 2019年1月
NEC メーカー HUAWEI
440Mbps 下り速度 558Mbps
(WiMAX2+のみ)
1,237Mbps
(au4GLTE利用時)
75Mbps 上り速度 75Mbps
50×118×100mm サイズ 93×178×93mm
218g 重量 436g
20台 同時接続台数 40台
ハイスピード
プラスエリアモード
(au4GLTE回線)
無料 端末料金 無料

L02とHOME02のスペック比較をみてわかるように、サイズはHOME02のほうが横幅4センチ、高さ6センチもコンパクトです。

WiFiはかせ(イイネ)

タバコを1箱分は横にも縦にも小さいので、非常に置き場所が狭くても大丈夫です。

ちなみに、スペック表にはでてきませんが、L02のほうが内蔵されているアンテナ性能が高いのかスループットが多少速いです。ただ繋がりやすさに差はありません。

そもそも比較表だけだと「L02のほうがスペックがよさそう」「なぜHOME02がおすすめなのか?」色々疑問があると思います。

次で詳しく分かるのでご安心ください。

【重要】ホームルーターに必要なスペックとは

そもそもホームルーターに最も必要な性能はなんでしょうか?

  • 通信速度でしょうか。
  • 同時接続台数でしょうか。
  • サイズでしょうか。

実はどれも違います。本当に一番大切なのは「万全なセキュリティーによる安心」です。

HOME02はなぜ安全なのか?L02に隠された重大な問題についてお伝えします。

HUAWEI製品はセキュリティー的に重大問題を常に抱えている

セキュリティーときくと、インターネットウイルスや架空請求等のマルウェア、クレジットカード情報の盗み取りなどを想像されると思います。

ただこれらの問題は、最新のWiFi暗号化通信を利用し、セキュリティー対策ソフトで侵入を防げば、ある程度の問題が起きにくくすることは可能です。

しかし、端末を利用するためのプログラム(ファームウェアやバイオス等)に不正なプログラムが仕組まれていた場合、どんなことをしても防ぐことは不可能です。

そしてHUAWEI製品が問題なる理由は、17年に施行された中国の「国家情報法」という法律により、民間企業も個人も政府が行う情報活動に協力しなければならないというものがあるからです。

要するに、中国政府から他国との情報戦争で勝つために、個人の消費や機密情報などをHUAWEIに集めるよう要請すれば、HUAWEIはその要請に応えないと法律違反になるのである。

シンプルにいうと、中国製の通信端末はどれだけ厳重にしたセキュリティーでも搔い潜れる立場にあり、利用するユーザーはそういったガンを抱えて利用することを前提としなければならないわけです。

注意

HUAWEIは過去に、チップによるスパイ問題、エチオピアに拠点を置くアフリカ連合(AU)本部のコンピュータシステムから、過去5年にわたって、毎晩、真夜中の0時から2時の間に機密情報が上海に送信されていた問題など、他国からすると情報通信端末における信用感は失いつつあります。
結果的にHUAWEI製品の利用を禁止する国も後を絶ちません。

もちろん、HUAWEIも営利を目的とした法人なので、ユーザーに不信感を与えるようなことはしたくないはずです。

だからこそ、本来はメーカーとしてやりたくないことだと思いたいですし、積極的に何かしていると思いたくはありませんが、国家情報法という問題がある以上は信頼できると言い切れません。

情報参照元:ファーウェイの「スパイ工作の証拠」を米国が示さない理由

HOME02はNEC製でセキュリティー的問題がない

HOME02は、NECが生産しているホームルーターです。

日本は中国のように「国家情報法」があるわけでもなく、NECが過去に何か問題を起こしたわけではありません。

常にガンを抱えている製品を使うのと、スペックはそこそこ高く安心できる製品を使う方が、何かあったときのリスクヘッジになります。

そもそも、NECは半導体メーカーではあるものの、他にセキュリティー事業も積極的に行っているので、そういった点も安心できる要素の一つです。

次にスペック比較を詳しくします。

HOME02をおすすめする理由

ここからBroadWiMAXのホームルーターは、HOME02をおすすめする理由について詳しくお伝えします。

おすすめ理由
  • 体感できる通信速度は変わらない
  • WiMAXハイパワーによる受信感度
  • コンパクトな端末サイズ
  • セキュリティー的安心感がある

 

    詳しくご説明します。

    体感できる通信速度は変わらない

    HOME02 L02
    WiMAXHOME02   WiMAX L02
    440Mbps 下り速度 558Mbps
    (WiMAX2+のみ)
    1,237Mbps
    (au4GLTE利用時)
    75Mbps 上り速度 75Mbps

    最初に、L02の通信速度は最大1237Mbpsですが現実的に不可能な数字なので、本来は558Mbpsだと考えてください。
    ※1237Mbpsを表に打ち出してアピールしているWEBサイトを信用してはいけません。

    補足

    なぜなら、「au4GLTE利用」+「WiMAX2+の特別エリア」+「有線接続」が最低条件であり、そもそもau4GLTEを使うと月7GB制限に掛かるので利用しない人がほとんどです。また今の時代に有線接続で利用するのは、ほぼデスクトップPCを利用して光回線をハードに使う人だけです。

    WiFiはかせ(首をかしげる)

    アナタは有線接続を使いますか?7GB制限があってもau4GLTEを利用しますか?

    しかし、こんな状態でもL02のほうが通信速度が優れています。

    スループット(実際の通信速度)はL02のほうが約15Mbps速い

    L02とHOME02でみんなどの程度の速度がでているのか調べてみました。

    HOME02 HOME02の平均通信速度
    下り平均速度:35.75Mbps
    上り平均速度:5.87Mbps
    L02 L02の平均通信速度
    下り平均速度:50.57Mbps
    上り平均速度:8.89Mbps

    参照元:みんなのネット回線速度

    数字だけでみると、確実に速いのはL02の方です。しかし、この通信速度の差はどの程度なのかご存知でしょうか?

    最低限必要な通信速度はどちらも満たしている

    今もっとも、一番通信速度が必要な通信は、4K画質動画のストリーミング再生です。

    まず簡単にどの程度の通信速度が必要かみてみましょう。

    サービス 必要な通信速度
    動画 最高画質(UHD)
    4K
    25Mbps
    高画質(HD)
    2K
    15Mbps
    中画質(SD) 5Mbps
    低画質 1Mbps
    オンラインゲーム スマホ 5Mbps
    PC 20Mbps
    SNS Instagram 3~5Mbps
    Twitter 3~5Mbps
    Facebook 3~5Mbps
    ビデオチャット 音声のみ 1Mbps
    ビデオあり 5Mbps

    WEBサービスは様々なサービスがありますが、その中でも最もデータ容量を利用するのが動画です。

    そして最も通信速度が必要なのも動画配信サービスです。

    ここで言えることは25Mbpsを超えていたら使えないサービスはほとんどないということです。

    WiFiはかせ(イイネ)

    25Mbps超えてたら差を体感することはない。

    じゃあ、25Mbpsを超えていると過剰なのか?というと決してそんなことはありません。複数台を同時に使う場合、通信速度は1台ごとに分割され、1台ごとに利用できる速度が遅くなるので、通信速度が速ければ早いほど良いです。

    しかし、例えば2台同時に4K動画をみた場合、L02でもHOME02でもどちらでも不安定になります。

    結局、スループット15Mbpsの差を体感することは、ほとんどの場合においてありません。

    WiMAXハイパワーによる受信感度

    WiMAXハイパワー

    WiMAXハイパワーは電波が届きにくいエリアにおいて、基地局から送信される電波のパワーを上げ、電波の入りをよくしてくれる機能です。

    またHOME02が持つ高性能内蔵アンテナにより電波をキャッチする能力が高くなっています。

    メーカーでは電波が弱い場所での受信速度が約70%向上すると書いていますが、通信速度が1.7倍になるわけではありません。また、利用エリアや環境によって変わります。

    WiFiはかせ(イイネ)

    結局のところ「電波をよく掴む端末」と考えればOKです。

    コンパクトな端末サイズ

    横幅

    HOME02とL02の横幅の違い

     

     

    高さ

    HOME02とL02の高さの違い

     

     

    奥行

    HOME02とL02の奥行の違い

    横幅 高さ 奥行
    HOME02 50mm 118mm 100mm
    L02 93mm 178mm 93mm
    -43mm -60mm +7mm

    HOME02の端末サイズはコミックよりもコンパクトです。

    どんな場所にも置けるので邪魔になりません。

    セキュリティー的安心感がある

    L02を製造しているHUAWEIは優れた技術を持ちますが、優れた技術力だけに中国情報法により何かしらの要請を受けた場合、セキュリティーの概念は一気に崩れ去ります。

    また過去、何度も問題が起きているメーカーなので、現時点で信用できるメーカーというのは難しいのが現状です。

    その点、HOME02はNECが製造しており、技術面もセキュリティー面も安心できます。

    通信速度やスペックより安心して使えるのが重要

    どんな端末にもスペック的な優位性が違いがありますが、スペック比較ができるのはそもそも安心して利用できる確信がある端末でなくてはいけません。

    L02は致命的なほどにセキュリティーに不安が残りますが、HOME02に不安はありません。

    通信速度や同時接続台数の面でほんの少しL02より劣るかもしれませんが、そういったほんの少しの差よりも安心して利用できる方が重要です。

    無駄にリスクをとる必要がないHOME02を選ぶのがおすすめです。

    ホームルーターで比較しても意味がない2つのこと

    1. 通信速度

    2. 同時接続台数

    この2つを比較しても全く意味がありません。

     

     

    通信速度

    通信速度は場所によって大きく変わります。

    端末による違いも多少あるかもしれませんが、ほとんど差が出にくいです。

    またスペック表に記載の数字はあくまでも理論上の数値なので、実際に利用した際にでる速度ではありません。よって実際はあまりアテにならない数字なのです。

    またL02は最大1,237Mbpsとなっていても、実際は利用できる条件がものすごく限られるため、ほとんど558Mbpsの利用状況でしか当てはまりません。

    WiFiはかせ(首をかしげる)

    どこかの営業スタッフが「光回線よりこっちのほうが早いよー!」と、根拠なくいうのと同じです。

    同時接続台数

    L02は最大40台、HOME02は最大20台も同時利用できます。

    しかし、この同時接続台数というのは、同時に利用できる台数なだけであって、WiFi設定をできる台数ではありません。

    WiFi設定自体は100台でも200台でも可能です。

    WiFiはかせ(首をかしげる)

    パソコン・スマホ・タブレット・家電等を併せても、10台以上も同時接続することは無い思います。特に一人暮らしなら、せいぜい2~3台ぐらいですよね。

    同時接続台数の多さでスペックが良いというのは無理やりすぎる理屈でしょう。

    HOME02を実際に利用している人の口コミ

    あおりんごちゃんさん お住まい:徳島県 性別:女性
    HOME02
    ※写真はイメージです。

    ・利用できるエリアの広さ(電波強度)の満足度
    概ね満足している(☆☆☆☆)

    圏外になって困ったことはありますか?またその時どうしましたか?
    圏外になったことがない

    通信速度の満足度
    たまに遅いが概ね満足している

    ・実際の通信速度はどのくらい?
    HOME02の通信速度

    WiMAXのコスパはどう思いますか?
    コスパ良い

    ※当サイトが独自に取得した口コミです

    徳島県はどちらかといえばWiMAXの電波が弱めの場所ではあるものの、この口コミをいただけた方は、通信速度も稀に遅くなることがある以外は特に問題なく利用できているようです。

    そのためか、コスパが良いと感じられているようです。

     

    この方は、東京で利用されているようですが、東京はエリア内の住宅地であっても、電波が乱反射して電波が弱い場所もあります。

    利用する場所次第ですが、それでも問題なく利用できてるということなので、HOME02のWiMAXハイパワーが効果を表している可能性もあるかもしれません。

     

    どこのWEBサイトをみてもスペック表だけの評価で、L02をすすめているからか、HOME02の口コミがあまり見つかりませんでした。

    増え次第更新します。

    まとめ

    ここでは色々お伝えしましたが、「BroadWiMAXのホームルーターはHOME02がおすすめ」です。

    おすすめする理由は、「セキュリティーが安心できること」「WiMAXハイパワーで電波が弱いエリアでも安心なこと」「端末サイズがコンパクトなこと」などがあげられます。

    どちらにしてもインターネットを利用する端末は、情報を盗まれるリスクがあることから、少しでもそのリスクがあるL02を使うのはおすすめできません。

    そのため、HOME02を利用しましょう。