
そんなW06は対応速度がついにギガビット超えを果たし、モバイルWiFiルーターの中では最速となったのですが、選ぶべきなのでしょうか?
もしくはWX06の方がいいのだろうかと悩ましいところかもしれませんが、WiMAX2+を使うならもっともスペックの高く使い勝手が良い端末はW06です。
しかし結論は、残念なことにW06は今のところ選ぶべきではない人もいるとお伝えしたいです。
ここでは、W06の性能や評価を分析して、また教えてくれない問題点について深く追求していきます。
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TOP3
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---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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2/3 | ![]() | 3,837円 | キャッシュバック 最大30,000円 | 138,164円 | 3,969円/1~2ヶ月目 4,689円/3ヶ月目以降 | 日割り (3,969円) | 3,300円 | 無料 | 3年 | 11ヶ月後 | 難しい | 最短 翌日 |
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4 | ![]() | 3,994円 | 月額割引 | 143,803円 | 1,518円/1ヶ月目 3,971円/2ヶ月目以降 | 日割り (1,518円) | 3,300円 | 無料 | 3年 | – | – | 最短 翌日 |
5 | ![]() | 3,997円 | キャッシュバック 17,000円 | 143,908円 | 毎月4,378円 | 無料 | 3,300円 | 21,120円 | 1年 | 翌月 | 超簡単 | 最短 2日後 |
6 | ![]() | 4,021円 | 月額割引 (通常キャンペーン) | 144,784円 | 2,998円/1~2ヶ月目 3,752円/3~24ヶ月目 4,412円/25ヶ月目以降 | 日割り (2,998円) | 3,300円 | 無料 | 3年 | – | – | 最短 当日 |
7 | ![]() | 4,041円 | 月額割引 | 145,486円 | 0円/1ヶ月目 2,849円/2ヶ月目 4,136円/3ヶ月目以降 | 無料 | 3,300円 | 無料 | 3年 | – | – | 最短 3日後 |
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※1 実質月額は「請求月額の総額-キャッシュバック÷最低契約期間」で算出。
※料金は総額表示につき「税込表記」となっております。
※2021年8月現在のデータです
WiMAXは基本的にBroadWiMAXやGMOとくとくBB、またカシモWiMAXを選ぶのがもっともお得な選択肢です。
ちなみに、WiMAXの回線提供会社がプロバイダとなっているUQ WiMAXや、家電量販店系のWiMAXでW06を選択した場合、月額料金の割引がなく、3年間で156,312円と最も高額な料金設定になっています。
そのため、ランキングTOP3のプロバイダと比較すると、毎月1,000円近くの料金差(3年間で3万円以上の差)が出てきます。
※ただこれはW06だけでなく、他の端末を選んだ時でも同じです。
よって、W06のキャンペーンランキング上位はどれを選んでもお得です。
GMOとくとくBBキャッシュバックは見た目は安いですが、キャッシュバックの受取り手続きに時間がかかり、受取り忘れのリスクが高いため、コスパを低く見積もっています。
W06を選ぶならBroadWiMAXが一番おすすめ
GMOとくとくBB WiMAXのキャッシュバックは受取れるまで1年かかり、受取り手続きも契約の11ヶ月後に面倒な手順を踏む必要があります。
この受取手続きの期間が長いためか、誰もが受け取れると感じるキャッシュバックは、実は受け取れなかったという人が多いのです。
だったら契約した翌々月にほぼ確実にキャッシュバックが受け取れ、いっそ面倒なことをせずに済む、ランキング1位の「GMOとくとくBB(月額割引キャンペーン)」を選ぶのが最もオススメです。
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【こちらも合わせてお読みください。】
⇒GMOとくとくBB WiMAXを1年半使った口コミ|WEB上の口コミ・評判も徹底調査
W06の基本スペック(性能)表
端末名 | Speed Wi-Fi NEXT W06 |
---|---|
製造元 | HUAWEI |
サイズ | W128×H64×D11.9mm |
重量 | 約125g |
連続通信 時間 | ■ハイスピードモード ■ハイスピードプラスエリアモード |
連続待機 時間 | 休止待受:約800時間 |
バッテリー 容量 | 3,000mAh(取り外し不可) |
通信速度 | ■ハイスピードモード ■ハイスピードプラスエリアモード |
Wi-Fi 規格 | IEEE802.11a/n/ac(5GHz) IEEE802.11b/g/n(2.4Ghz) |
USBポート | USB3.0コネクタ(Type-C) |
最大 接続台数 | Wi-Fi機器:16台 USB:1台 |
同梱物 | W06本体 |
W06のスペック(性能)を見てみると、au4GLTE利用時の最大下り速度はズバ抜けて速いですが、一つだけデメリットがあります。それは、ギガ放題プランでもau4GLTEを7GB使うと速度制限に掛かるということです。
WiMAX端末には2つの通信モードが設定できます。
- ハイスピードモード(WiMAX2+)⇦デフォルト
- ハイスピードプラスエリア(au4GLTE+WiMAX2+)⇦最速のモード
※この速度制限に対してWX06は、ワンタイムHS+Aというモードがついており、速度制限対策ができるようになっています。
Speed Wi-Fi NEXT W06の5大特徴
- USB接続時は下り最大速度1.2Gbpsに
- 丸みを帯びた近代的なフォルム(デザイン)に
- 高性能ハイモードアンテナ搭載で電波が入りやすい
- Wi-Fi TXビームフォーミング対応で端末との通信が安定&高速
- スマホやパソコンのWiFi設定が不要な機能を搭載
上記5つは、W06の性能が優れていることが分かる特徴です。
選ぶ基準にもなるので、それぞれ詳しくご紹介させていただきます。
【W06の特徴1】初のギガビット超え!下り最大速度1.2Gbpsに
W06はWiMAXで初めて下り最大速度が1.2Gbpsとギガビットを超え、動画などの大容量コンテンツを快適に利用できる環境に近づいてきました。
しかし、ギガビット通信には条件があります。
【ギガビット通信の条件】
- WiMAX2+ & au4GLTEの同時使用(ハイスピードプラスエリアモード)
- PCとUSBで接続通信時のみ1.2Gbpsに対応
WiFiで接続する際の最大通信速度は867Gbpsとなり、ハイスピードプラスエリアモードで7GB利用すると通信制限かかります。(ギガ放題利用時も速度制限にかかり、ハイスピードモードに切り替えても制限状態は解除されません)
またこの速度制限時の通信速度は128Kbpsとなり、ギガ放題の3日10GB利用時の通信速度1~3Mbpsより遅く、WEBサイトすら開けないような速度になってしまいます。
ただW06には嬉しい機能があります。
W06には通信モードの自動切り替え機能があるから少し安心
ハイスピードプラスエリアモードで月7GB利用すると速度制限が掛かるとお伝えしましたが、7GBを超える前にハイスピードモードに自動で切り替えてくれる機能がW06には備わっています。
そのため、速度制限を気にすることなく、利用しやすくなっています。
【W06の特徴2】丸みを帯びた近代的なフォルム(デザイン)
au限定カラー
W06は、最近の端末では珍しく、角が丸まっているので、近代的なフォルムになっています。
好みは分かれるかもしれませんが、WiMAX端末の定番カラーであるホワイトとは別にブラックも登場したので、スタイリッシュにかっこよく持てるデザインです。
【W06の特徴3】高性能ハイモードアンテナ搭載で電波が入りやすい
W06は、高性能ハイモードアンテナを搭載しているので、基地局からの電波の受信感度が、旧端末のW05やWX05より20%程向上しています。
一言で言えば、室内でもつながりやすいWiMAX端末ということです。
ただ、2ヶ月前にでたWx05にも追加されている機能です。
【W06の特徴4】 Wi-Fi TXビームフォーミング対応で端末との通信が安定&高速に
ビームフォーミングは、W06とWiFiで繋がる端末の間の通信技術のことで、W06から接続端末にめがけて電波が飛ぶので、通信速度や端末側の受信感度が高くなり、安定した通信を行うことができる機能です。
ただビームフォーミングは、壁を隔てると途端に速度が遅くなったりするので、まだまだ改善の余地はありますが、同じ空間内での通信はすごく安定します。
※端末側がビームフォーミングに対応しているので、必ずしも利用できるわけではありませんが、ここ2年ほどのスマホやパソコン、タブレットであれば大抵は対応しています。
またこの機能もWX05にはついています。
【W06の特徴5】 スマホやパソコンのWiFi設定が不要な機能を搭載
WiMAXを乗り換えする際、WiFiのSSIDやパスワードの再入力設定をする必要がありますが、「WiFi設定お引越し機能」を利用すれば、前の端末の設定をすぐに引き継ぐことができるので、わざわざ端末にWiFiのパスワードなどを入れる必要がなくなります。
利用している端末の数が多ければ多いほど手間が省ける嬉しい機能です。
W06から無くなった機能
W06からBluetooth接続機能が無くなった
Bluetooth接続はWiFi接続よりも速度が遅くなったり不安定ではあるものの、消費電力が少ないのでバッテリーを長持ちさせる接続方法として効果的でした。
しかし、正直なところ利用している人は少なく、そこまで必要な機能とは言えなかったので、無くなっても問題はない機能です。
W06からNFC接続が無くなった
NFC接続は、NFC対応機器にかざすだけで接続でき、パスワード入力の手間を省くことができた機能で、W04、W05には搭載されてました。
しかし、W06からは無くなっています。
何気にNFC機能は便利だったので、なぜ無くなったのかが不思議です。
W06からクレードルが無くなった
WiMAX端末には今までクレードルと呼ばれる、別売りの充電器みたいなものがありました。
クレードルは、有線LANで接続する際に重宝したのですが、最近では無線接続できない端末の方が少ないので、必要ではない方も多かったのかもしれません。
ただ、WX05のクレードルは、電波拡張アンテナがついていたり、ビームフォーミングがついていたりと通信を強化するための機能があります。
よって、クレードルが無くなったことによる機能面の低下は否めません。
W06は選ぶべきか?端末比較でわかる全理由
WiMAX端末は、今はWX06がオススメです。
その理由は、WiMAXを利用するうえで最も大切な情報漏洩の危険性が一番低いからです。
ただし、端末スペックだけで見ると、W06のほうが高いのは確かで、危険性があるとは言っても一般人にはあまり関係のないポイントの可能性はあるので、W06を選んでも問題はありません。
端末としてのスペック比較も踏まえながらしっかりと解説していきます。
WiMAX端末を3つのポイントで比較
この比較表では、実際にWiMAXでネットに繋ぐときに重要となるスペックだけに絞っています。
特に注目すべきは赤字にしていますが、重要なところから順に説明します。
①高性能ハイモードアンテナの方が繋がりやすい
室内でも野外でもネット通信する際の安定性はW06の方が良好です。
ここで見るべきポイントは、通信技術に記載している下記2点です。
- 「W06の高性能ハイモードアンテナ」
- 「WX06のWiMAXハイパワーモード
この2つの通信技術はどちらも、通信環境が悪い場所で通信品質がパワーアップする機能です。
ただ、どちらも厳密には少し違った特性を持っています。
「W06の高性能ハイモードアンテナ」と「WX06のWiMAXハイパワーモード」の違い
簡単に解説すると、下記のような違いがあります。
- 高性能ハイモードアンテナ(W06)
→通信時に受け取る電波の数を増やす通信技術 - WiMAXハイパワーモード(WX06)
→通信時に受け取る電波の量を増やす通信技術
WiMAXの端末の中にはアンテナが4つ搭載されており、同時に4つのアンテナで電波を受けていますが、電波の弱い場所だと1つのアンテナでしか電波を受け取れなかったりします。
1つのアンテナでも受信できていれば少し遅くはなるが通信はできるので、その一つのアンテナで通信できる量を増やして通信速度を少し上げようという技術がWiMAXハイパワーモード。
複数のアンテナで受信できる方が電波環境が良くなり速度が安定するので、そもそもの受信できるアンテナの数を増やして電波環境と通信速度を改善しようという技術が、高性能ハイモードアンテナです。
それぞれの違いをわかりやすく表にすると下記のようになります。
- WX06は通信速度が少し向上する
- W06は電波が良くなり通信速度が少し向上する
どちらも似たようなもののように思いますが、通信技術を向上させるアプローチが全然違うため、より通信品質が向上するのはW06なのです。

WiMAX2+回線の特徴として、通信速度は早いですが、室内で利用する際や窓から離れた場所で利用すると、電波の入りが少し弱くなる特徴があります。
WiMAXハイパワーや高性能ハイモードアンテナは、こういった時に力を発揮してくれる機能なので、カフェや自宅でインターネットを利用するなら非常に心強い機能です。
よって電波の強い端末は高性能ハイモードアンテナを搭載しているW06となります。
②バッテリー持ちの長さはWX06が一番
WiMAX端末にはバッテリー設定が、『ハイパフォーマンス・スタンダード・エコ』の三段階あり、ハイパフォーマンスはバッテリー消費が多くなる代わりにアンテナ感度&処理速度を上げて通信速度を向上してくれます。
その反面、エコモードはバッテリー消費を抑える代わりに、アンテナ感度を下げて処理速度も下げるため、通信速度は30%~40程低下(※個人的な所感)します。
そのエコモードで比較した場合、2時間20分もWX06の方がバッテリーが長持ちします。
ただ、これはあくまでもスペック上の数字であり、実際に使ってみると14時間も持ちません。ちなみにW06をハイパフォーマンスモードで利用すると、実質5~6時間程度しか持ちません。
利用環境次第で、バッテリーが熱を持ち、もっと消費が早くなる場合もあるため、ほとんど参考程度に考えておくのが望ましいです。

ちなみに、WX06が熱を持ちやすく、W06の方が結局長持ちしているケースが多いです。
③通信速度はW06の方が早い
※W06の1,237Mbpsは、ハイスピードプラスエリアモードかつ特定のエリア+USBでの有線接続時でのみとなります。通常のWiFi接続時における最大速度は558Mbpsです。
通信速度は、WX06とW06を比較してみると少し差があります。
表には記載していませんが、WX06とW06で全く同じ環境下で利用する場合、最高下り速度は「W06:558Mbps」「WX06:440Mbps」となり、118Mbpsも差があります。

W06はWX06よりも25%程速いと言うことです
通信速度は、利用するエリアや環境により速度が大きく変わります。
W06もWX06も実際は20~40Mbps程が平均となっています。
ちなみに実測値もW06の方が若干速いかな?という程度です。
WiMAX端末の実測値はスペック表とは違うので注意
1回目 | 2回目 |
---|---|
![]() | ![]() |
34.59Mbps | 59.24Mbps |
WiMAXは、使うエリアの電波状況とタイミング、ネットを利用する端末次第で通信速度が変わるので、WiMAX端末のスペック表に記載している速度は全くあてになりません。
もちろん、速度が出るときは、20Mbps~50Mbpsほど出る場合もありますが、最大で70Mbps程度の通信速度までしか見たことがありません。
ちなみに15Mbpsもでていれば、高画質の動画配信サービスでも止まることは無いのでご安心ください。
au4GLTE利用時は通信速度が速くなるが注意もある
比較表のW06とW05の通信速度を見ると、au4GLTE利用時の通信速度が異様に速くなっています。
これは、au4GLTEとWiMAX2+回線の同時利用することになり、一度に処理できる通信量が増えるためです。ちなみにWX06もau4GLTE回線を使えますが、現実的に出ない速度は書かないようにしているのか、W06やW05のように水増し数値のようなものは記載されていないです。
しかし、au4GLTE回線を利用するのは注意が必要です。
まずau4GLTEを利用するには、端末の通信モード設定を「ハイスピードプラスエリアモード」に変更するだけで、au4GLTEを利用することができるようになります。
しかし2つの注意が必要です。
- ギガ放題プランの3年契約以外のプランだと1,005円が別途かかる
- ハイスピードプラスエリアモードで7GB超過すると速度制限(128Kbps)にかかる
WiMAXを利用している8割以上の方が1ヶ月の通信容量制限のないギガ放題を利用していますが、3年契約のギガ放題を利用していない方がau4GLTEを利用するためにハイスピードプラスエリアモードを利用すると、利用した月だけ1,005が別途請求されます。
ただ3年契約のギガ放題プランを利用している方は、au4GLTE利用料が無料となっています。
ただ無料とは言っても、au4GLTEを利用できるハイスピードプラスエリアモードで7GB使うと速度制限がかかるようになるので注意が必要です。
au4GLTEの利用価値は、デフォルトモード(ハイスピードモード)で利用中に圏外になったときに、圏外回避策のひとつとして一時的に利用するのが一般的です。
W06・WX06には通信モードの自動切り替え機能がある
ハイスピードプラスエリアモードで月7GB利用すると速度制限が掛かるとお伝えしましたが、7GBを超える前にハイスピードモードに自動で切り替えてくれる機能がW06には備わっています。
そのため、WiMAX電波が入りづらい地下などで使うために、au4GLTEを回線を使って、設定の切り替えを忘れてたとしても、通信速度制限がかかる前に、自動でハイスピードモードに切り替えてくれるので、通信速度制限を気にすることなく利用することが可能です。
そのため、通信速度が速い&地下でも強いモードをW06&WX06は最大限に利用できます。
クレードルやUSBケーブルは購入する必要があるか?
基本的にどちらも購入する必要はありません。
なぜなら、クレードルはあまり必要になることが無く、USBケーブルは端末の中にセットでついています。
しかし、付属のUSBケーブルにアダプターは付いていないので、アダプターをお持ちでない方は、コンセントから充電できません。
ただ、スマホのアダプターが余っているならそれを使っていただけるので、持っていない方のみ購入してください。
◇クレードルの利用価値
- 有線LANにつなげられるようになること。
- WXシリーズの場合はWINGアンテナ搭載していることによって、回線の安定性が強化されること。
有線LANで繋ぎたい場合を除き、回線の状況が良いところで使う必要はないので、初めは購入しなくても大丈夫です。ただ家の中でも安定して使いたい場合は、持っておくのもアリです。
※W06にクレードルはありません。
他では教えてくれない!W06を使うリスク
W06を製造しているメーカーは、アメリカでも問題になった「HUAWEI製」です。
HUAWEIは過去に、チップによるスパイ問題、エチオピアに拠点を置くアフリカ連合(AU)本部のコンピュータシステムから、過去5年にわたって、毎晩、真夜中の0時から2時の間に機密情報が上海に送信されていた問題など、他国からすると情報通信端末における信用感は失いつつあります。
またアメリカでも同様のことが何度もおきており、結果的にHUAWEI製品の利用を禁止する国が後を絶たず、更には輸入規制輸出規制まで行われています。
そもそも一番の問題は、17年に施行された中国の「国家情報法」という法律により、民間企業も個人も政府が行う情報活動に協力しなければならないというものがあるからです。
要するに、中国政府から他国との情報戦争で勝つために、個人の消費や機密情報などをHUAWEIに集めるよう要請すれば、HUAWEIはその要請に応えないと法律違反になるのである。
情報漏洩やセキュリティーというのは、ネットワーク通信中に起きることを想像される方が多く、セキュリティーソフトでどうにでもなる!と思っている方も多いですが、決してそれは違います。
そもそも端末を利用するためのプログラム(ファームウェアやバイオス等)に不正なプログラムが仕組まれていた場合、どんなことをしても防ぐことは不可能です。
政治的問題に利用されていたことしか露見していませんし、個人が巻き込まれる可能性は低いと思いますが、それでも気づいていないだけで、まったくのゼロとも言えないですよね。
だからこそ、HUAWEI製品であるW06の利用はリスクがあります。
W06は性能だけで見ればWX06よりも遥かに高いので本当に勿体ないポイントです。
結果:スペックならW06/リスクヘッジするならWX06がいい
- バッテリーの持ちの安定性はW06
- 実際に出る通信速度はW06が速い
- 通信の安定性はW06の方がいい
- 端末が薄めなのでどれも持ち運びしやすい
- W06にはどうすることもできないセキュリティー的不安がある
簡単にまとめると、この5つのことが言えます。
W06のほうが性能だけでみれば魅力的です。しかし、安心安全をとるならWX06を選びましょう。
W06をオススメする人
W06はスペックの高さからWiMAX2+を利用するのに最も適している端末であるのは間違いありません。
そのため下記に当てはまる方におすすめいたします。
- 情報漏洩リスクなんて気にしない!
- とりあえず最高スペックの機種(モバイルルーター)が欲しい!!
- 通信速度は少しでも早い方が良い!
- WX06の安定しないというクチコミが気になる!
- 少しでも内蔵アンテナの性能が高いものが良い!
ただ、現段階でいうとW06を選ぶよりも5G端末のGalaxy 5G Mobile Wi-Fiの方がスペックが高く使いやすい上、さらにバッテリーの持ちも体感的に1.3倍程度になっています。
ご興味がある方はこちらもご覧ください。
→【WiMAX+5G専用】Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの速度・使い勝手を実機レビュー|他5G端末とスペック比較も
まとめ
スペックや安全面、実際の利用価値など様々な面で分析を行い、W06のことについて詳しくお伝えさせていただきました。
もう一度おさらいをすると端末のオススメは下記のように分かれます。
W06 | スペックはすごく高いが… セキュリティー面の不安はある |
---|---|
WX06 | ネット端末として安心できるが… 端末自体が少し不安定 |
W06は、スペックだけで見るとWX06と比べるまでもなく高性能です。
しかし、ものすごく使い勝手が変わるかと言われると決してそうでもありません。
現在W06が選べるのは在庫のプロバイダのみ
※2021年6月11日時点:W06を契約できるWiMAXのランキングをもう一度紹介します。
TOP3
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ぜひ、W06を選ばれる場合は一番おトクなプロバイダを選んでくださいね!