WiMAXには数多くのプロバイダが存在しますが、その中で20日キャンセルができるのは「GMOとくとくBB」だけです。
20日以内であれば最大で2万円以上もかかる高額な違約金を支払うことなく解約ができますが、利用するにはいくつかの条件をクリアしなければなりません。
そこで本記事では、GMOとくとくBBでWiMAXの20日キャンセルを利用する具体的な手順についてご紹介していきます。
WiMAXの20日キャンセルはGMOとくとくBBだけ
はじめに、GMOとくとくBBでWiMAXの20日キャンセルを利用する際の条件や注意点から確認していきましょう。
GMOとくとくBB WiMAXの20日キャンセルには条件がある
GMOとくとくBBで20日キャンセルを利用するには、以下の条件を満たしている必要があります。
- GMOとくとくBBを初めて申し込む人
- エリア判定が「◯」であること
- 実際に使用する
- WiMAXの申込日から20日以内に電話連絡をして返送する
それぞれのポイントについて解説していきます。
GMOとくとくBBを初めて申し込む人
20日キャンセルが利用できるのは、GMOとくとくBBを初めて利用する人に限られます。
何度でも利用できてしまったら、申し込む度に20日キャンセルを利用することで半永久的に無料でWiMAXを利用できることになってしまいます。
そうした悪用を防ぐ意味で、20日キャンセルを利用できるのは初めての申込者に限定されています。
エリア判定が「◯」である
GMOとくとくBBのエリア判定では「○・△・×」の3段階でWiMAX回線の利用エリアが調べられます。
『エリア判定が「○」だから申し込んだのに正常に使えなかった…』なんてことになったら、初期費用や月額料金を溝に捨てたようなものですよね。
そうしたトラブルを回避するため、WiMAXのエリア判定で「○」となっているのにもかかわらず、何らかの事情で正常に通信ができない場合の応急処置として20日キャンセルが用意されているのです。
エリア判定で「△」や「×」の場合には20日キャンセルを利用できないので、WiMAXに申し込むときは事前にエリア判定を行うように心がけてくださいね。
実際に使用する必要がある
20日キャンセルを利用するためには、一度は実際にWiMAX端末を利用する必要があります。
一度も通信せずに「申し込みをキャンセルしたいから」という理由では20日キャンセルが利用できないのでご注意ください。
WiMAXの申込日から20日以内に電話連絡&返送が必要
20日キャンセルを利用する際は、以前にGMOとくとくBBお客さまセンターへ電話連絡をする必要があります。
- 電話番号:0570-045-109
- 受付時間:平日10時〜19時
電話連絡をしたのち、端末一式を指定された宛先へ返送する必要があるので、漏れがないように確認してください。
なお、期限内に端末一式が返却されない場合、端末代金20,000円を請求されることになってしまうので気をつけましょう。
GMOとくとくBB WiMAXの20日キャンセルの注意点
GMOとくとくBBの20日キャンセルには、以下のような注意点があります。
- 実際に使用しないとキャンセルできない(利用歴を確認される)
- 無料になるのは解約までの月額料金と違約金のみ
- 契約事務手数料(3,300円)は無料にならない
- クレードルは返金対象に入らない
- 月額料金は無料にならない
- 返送のための送料は自己負担
それぞれの注意点を知らないと、思わず損をしたと感じてしまうかもしれません。
20日キャンセルを利用する前に、必ず目を通すようにしてください。
実際に使用しないとキャンセルできない(利用歴を確認される)
条件の項目でも解説したように、20日キャンセルを利用するためには実際に使用している必要があります。
利用歴を確認されるため、一度も通信せずに申し込んだ場合には受付をしてもらえることはないでしょう。
WiMAXを実際に使用して問題がある場合のみの特別対応なので、誰でも利用できるわけではないという点にご注意ください。
無料になるのは解約までの月額料金と違約金のみ
20日キャンセルで無料になるのは月額料金と違約金のみです。
GMOとくとくBB WiMAXには以下のような違約金が設定されています。
- 1〜12か月目:20,900円
- 13〜24か月目:15,400円
- 25か月目以降:10,450円
申し込んでからすぐに解約すると20,900円の違約金が発生しますが、20日キャンセルの利用が認められれば違約金が請求されることはありません。
ただし、20日キャンセルの条件をクリアしていないと通常通りの解約とみなされてしまうので、必ず適用条件を確認してから申し込むようにしてください。
契約事務手数料(3,300円)は無料にならない
GMOとくとくBBの20日キャンセルを利用しても、契約事務手数料3,300円は無料になりません。
そのため、「20日キャンセル=完全無料で解約できるわけではない」ということを覚えておきましょう。
クレードルは返金対象に入らない
WiMAX端末には専用スタンドの「クレードル」が利用できる機種があります。
端末本体は無料でもクレードル自体は数千円で購入する必要がありますが、仮に20日キャンセルをした場合はクレードルの購入代金までは返金対象に含まれていません。
端末本体は返却しなければならないので、クレードルを無駄に購入しただけとなってしまうのでご注意ください。
返送のための送料は自己負担
20日キャンセルを利用する場合、手元の端末本体はGMOとくとくBBが指定する宛先まで返却しなければなりません。
その際に発生する返送料は契約者の自己負担となるので、事務手数料3,300円の分も考慮すると、20日キャンセルを利用するには4,000〜5,000円程度の費用がかかる計算です。
2万円以上の高額な違約金を支払うよりも大分マシな金額ですが、それでもある程度の費用がかかることは念頭に置いておきましょう。
GMOとくとくBB WiMAXの20日キャンセル利用を想定した申込み方法
GMOとくとくBB WiMAXで20日キャンセルの利用を想定した申し込み方法は以下の通りです。
- STEP1お好きなキャンペーンサイトへいくGMOとくとくBBには、全部で3通りのキャンペーンが用意されています。
→高額キャッシュバックCP
→月額割引+少額キャッシュバックCP
→月額大幅割引CP(ずっトク割)
キャンペーンによって申し込みページが異なるので、お好きなキャンペーンサイトをお選びください。 - STEP2キャンペーンサイト内でエリア判定を行う各キャンペーンサイトにはエリア判定ページが用意されています。
20日キャンセルはエリア判定が「○」でなければ利用できないので、必ずエリア判定を行うようにしてください。 - STEP3申込みを完了させるエリア判定が無事に「○」だった場合は、そのまま申し込みを行いましょう。
画面の指示に従って申し込みを行えば5分〜10分程度で完了します。 - STEP4端末到着後に利用するWiMAX端末が手元に到着したら、実際に電源を入れて使用してみましょう。
接続が不安定で速度が遅いなどのトラブルがある場合は次のステップへ進みます。
通信速度も十分で使用感に問題がない場合はそのままご利用ください。 - STEP5GMOとくとくBBに電話連絡するWiMAX端末を使ってみて問題がある場合には20日キャンセルの申し込みを行います。
20日キャンセルを利用するには、事前にGMOとくとくBBお客さまセンター(0570-045-109)に電話連絡をする必要があります。 - STEP6全て返送する(クレードル以外)GMOとくとくBBに電話連絡をしたら、あとはオペレーターの指示に従って端末一式を返却します。
端末返却時の送料は自己負担となるのでご注意ください。
なお、クレードルは自身の購入品となるので返却する必要はありません。
ここまでの手順に従って手続きを行えば、GMOとくとくBBの20日キャンセルを利用できます。
何度もお伝えしていますが、20日キャンセルを利用できるのは適用条件を満たした人だけなのでご注意ください。
TRY WiMAXとGMOの20日キャンセルの違い
WiMAXのお試し利用には、本家のUQ WiMAXが提供する「Try WiMAX」があります。
筆者も実際に利用したことがありますが、一切の料金を支払うことなくWiMAXのお試し利用ができるお得なサービスです。
GMOとくとくBBの20日キャンセルとの違いをまとめたので、比較する際の参考にしてもらえれば幸いです。
20日キャンセル | TRY WiMAX | |
運営元 | GMOとくとくBB | UQ WiMAX |
支払い方法 (登録支払い方法) | クレジットカード | クレジットカード |
エリア判定 | ◯のみ | ×でも可能 |
期間 | 20日 (実質17日程度) | 15日 (実質11日程度) |
掛かる費用 | 事務手数料 利用月に該当する月額料金 | 完全無料 |
返却できなかった場合 | 契約継続される | 高額費用がかかる ・端末代金:22,000円 ・端末代金(クレードル込み):25,025円 ・UIM(SIM)カード:3,300円 |
利用機種 | 機種在庫次第 | 機種在庫次第 |
その他 | - | ・UQ WiMAXから継続利用の意思確認を行うための電話連絡がある(経験談) |
TRY WiMAXかGMOとくとくBBの20日キャンセルはどっちがいい?
GMOとくとくBBとTry WiMAXで迷ったときは「エリア判定結果」を参考にしてどちらにするかを決めるのがおすすめです。
GMOとくとくBBの20日キャンセルは、本申し込みをした後で使えなかった場合の救済措置です。
そのため、エリア判定結果が「○」でないと20日キャンセルの利用ができず、「△・×」の場合は通常通り高額な違約金が発生します。
一方のTry WiMAXは、本申し込みを行う前のお試し専用サービスで、エリア判定結果が「△・×」であっても利用できます。
ただし、問題なく使えて継続利用したい場合であっても、端末本体を一度返却する手間がかかります。
これらのことから、
- エリア判定結果が「○」なら『GMOとくとくBB』
- エリア判定結果が「△・×」なら『Try WiMAX』
を選ぶのがおすすめです。
ただし、Try WiMAXの利用期間は15日間と、GMOとくとくBBの20日キャンセルよりも日数が短めになっている点にはご注意ください。
20日キャンセルと初期契約解除制度の違い
20日キャンセルと初期契約解除制度には以下のような違いがあります。
20日キャンセル | 初期契約解除制度 | |
期間 | 20日以内 | 8日以内 |
エリア判定 | ○のみ | △・×でも利用可能 |
月額料金や違約金が無料になる点や、事務手数料・端末代金は返金されない点は同じです。
また、どちらを利用する場合であっても端末返却の必要があり、返却できない場合には22,000円の端末弁済金が発生します。
これらをまとめると、エリア判定結果が○の場合は20日キャンセル、△や×の場合は初期契約解除制度を利用するのが良いでしょう。
WiMAX 20日キャンセルのまとめ
WiMAXで20日キャンセルが利用できるのは「GMOとくとくBB」だけです。
20日間までなら無料でGMOとくとくBBを解約できますが、利用するためには適用条件を満たしておく必要があります。
また、適用条件をクリアすること以外にも数多くの注意点が存在するので、ご利用の際は本記事を参考にしながら手続きを進めるようにしてください。